75.ツェーザルの収入
この際なので、今まで商業ギルドにたまっていくばかりで、ほとんど見てなかった俺の収入について整理してみた。
まず、男爵家の収入、法衣貴族なので、王国からの給金月金貨100枚
次に、アセビ商会、ガラス板の売り上げ月金貨100枚、材料費金貨12枚、税金金貨10枚、収入金貨78枚
次に、ツェーザル自身、売り上げは月によって違うらしいので概算である。
1.明かりの魔道具(銀貨1枚)、工場の指導監督、製品価格の約2割、金貨40枚
2.揺れの少ない馬車の車輪(4輪取り換えで金貨50枚)、月5台、工場の指導監督、製品価格の約2割、金貨50枚
3.遊具、すべて商会任せ、アイデア料だけもらう、製品価格の約0.5割
リバーシ(銀貨1枚)、五目並べ(銀貨1枚)、王国百景(金貨70枚)、卓球台(金貨1枚)、競技遊具(平均台、鉄棒、雲梯、飛び跳ねる床)(金貨30枚)、金貨40枚
4.豆腐とトコロテン、すべて商会任せ、アイデア料だけもらう、製品価格の約0.5割、金貨20枚
5.船の魔道エンジン、工場の指導監督、製品価格の約2割
軍艦用の魔道エンジン、価格金貨500枚、月8個製造 ツェーザル収入金貨800枚
小型艦用の魔道エンジン 価格金貨30枚、月60個製造 ツェーザル収入金貨360枚
スクリューと舵の魔法による強化、軍艦用1セット金貨10枚、月8個、金貨80枚、小型艦用1セット金貨2枚、月60個、金貨120枚
6.マジックバッグ(金貨100枚)、貸与による使用料、月金貨3枚、30個貸与中、金貨90枚
7.結核用ポーション、工場の指導監督、月1000本製造、ポーション1本に付き金貨0.46枚、月金貨460枚
ポーション用魔石の魔力充填、魔石1個でポーションが25本製造、魔石が月40個必要、魔石1個に付き金貨10枚、月金貨400枚
合計、月金貨2500枚
なんかものすごい金額になった。これをアライダ達に見せていいのか、悩んだが、船の魔道エンジンについては国から情報の秘匿を言われているので、見せないことにした。
商業ギルドの俺の口座に金が入っているわけだし、この口座は俺以外は見られないし、こうやって整理しない限り各種商会からの入金ということで分からないはずである。
とりあえず、俺の男爵家の収入とアセビ商会の収入についてだけアライダ達とマリーそれにエバを交えて説明することにした。
「まず、俺の男爵家の収入だが国から月金貨100枚もらっている。支出は、男爵家の人間の生活に掛かる費用は、アセビ商会が男爵邸の建物を借りているので、その賃貸料と相殺している。それと、エバと、エバのメイドの所属もアセビ商会に移したので、今のところゼロだ。
次に、アセビ商会だが、ガラス板の売り上げが月金貨100枚だ。そして、材料費が金貨12枚、税金が金貨10枚、これらを引くと月金貨78枚だ。
アセビ商会は従業員は俺とエバとエバのメイド、それにマリーたち奴隷だ。マリーたちは奴隷なので給金は発生しない。給金は俺とエバそれにエバのメイドで月金貨6枚だ。
公爵家の護衛の給金は公爵家から支払われている。俺としては俺の男爵家の所属にしたいのだが、父上がウンと言わない。だから俺の行動は父上に筒抜けだ。
それに俺の男爵邸に住んでいる人間(奴隷が23人、公爵家の護衛が2人、そして俺、エバとエバのメイド、アンナとリズの執事とメイド8人、合計で36人)の食費や衣服代その他雑費で金貨15枚だ。
差し引きすると月金貨57枚だ。今のところ、アセビ商会はずいぶんと余裕がある。エバ、商会の経費はこんなところだよな」
「はい、それであっています」
「エバ、アセビ商会はずいぶん余裕があるから、何か欲しい物があれば、買っていいぞ。マリーも奴隷だからと考えずに欲しい物があれば言え、子供たちの服も買っていいぞ」
「いいのですか」
「いい、金貨1枚や2枚ぐらいの物なら自由に買えばいい、ただし、後で報告はするように」
「ツェーザル様の男爵家もアセビ商会もずいぶん余裕があるのですね。
私たちの男爵家は国からの給金が月金貨100枚で、自分の部屋にいる執事1人専属とメイド2人、これで月金貨5枚、共通部分の厨房や護衛や門番の25人は5男爵家の共有なので5人分の給金が月金貨15枚になります。また、男爵家にいる人間の食費や衣服代その他雑費で金貨5枚です。これを引くと月金貨75枚が残ります。
5男爵家共有としているのでこれだけで済んでいますが、単独でこれだけの人間を雇用するとなると給金やその他経費で国からの給金が飛んでしまいます。
もっともツェーザル様と一緒に作ったポーションの収入が月金貨460枚ありますので、それを考えると余裕ですけどね」
ツェーザル達の男爵家はずいぶん余裕があるようである。しかし、他の下級貴族はそうでもないようである。下級貴族や平民の中には、「デンランド王国打つべし」といった危険な思想に同調する物も出始めていた。




