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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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72.期末試験

 期末試験になった。学習の成果を試すときである。もう手を抜かないと決めたことから、試験には全力で臨んだ。国語、数学、外国語は完璧である。魔法理論、薬学、魔法陣、商業取引は満点をあげると言われている。


 次に法律、貴族の常識、領地経営は、いつも手を抜いてそこそこにしていたが、今回は手を抜かず本気で臨んだ。手ごたえは十分である。8割から9割の出来である。


 最後の、乗馬中級、これはひどい出来であった。馬に遊ばれたというか、やっとしがみついていたという状況で、合格とは言われたが、点数は最低とのことであった。


 アライダ達に聞くと今回の試験は非常にいい出来とのことである。いつもつも苦手にしてきた数学と魔法理論と魔法陣が俺の教えでほぼ完ぺきにできたと言われた。俺のテストの山は当たったようである。


 試験結果が発表になった。アライダ達と見に行った。行くと山のような人だかりである。しかし、俺たちがその掲示板の前に行くと、ぜかその人垣が割れて俺たちが前へ行けるようになる。


 すると、ベルンハルトの声がする。

「ツェーザル、すごいな学年で5番だ。それにお前の婚約者も軒並み順位を上げて全員30位以内だ。いつも婚約者といちゃついているから勉強していないのかと思っていたら、ちゃっかり勉強していたのだな」

「ありがとう、今回は勉強した。男爵邸に帰ってから婚約者たちと勉強会をした。だから俺だけでなく婚約者の成績も上がったのだろう」

「お前は元々実力のあるやつだと思っていたが、やればできるのだな」

「そういうことだ」


「ベルンハルト、お前は今回も1位か、入学以来ずっと1位をキープしているのではないか」

「そうだな、今回も1位だった。しかし、座学では、お前がトップだぞ。お前は乗馬が足を引っ張っている。お前が運動音痴でよかったよ。お前が運動が出来たらお前が1位だ」

「そうかそれは仕方がない。『天は二物を与えず』と言うからな」

「そんな言葉あるのか」


 まずい、これは前世の記憶だ。

「細かいことは気にするな。1位おめでとう」

「ありがとう」


 ちなみに、今回の試験では、俺が5位、アライダが10位、カーチャが12位、セリーナが16位、イルメラが18位、アニカが20位、アンナが22位、リズが23位、Cクラスのエバまでが28位に入った。


 快挙である。「どんな勉強をしたのだ」とクラスのみんなに聞かれたが、「必死に勉強した」とだけ答えた。


 とにかく、数学の勉強法と魔法理論を覚えるための一覧表、それに魔法陣の解説は封印である。


 とくに魔法陣の解説は要注意である。これが知れ渡ると、下手すれば国家機密に発展しかねない。とにかく強力な魔法陣がすぐに生み出される。国家の勢力図にもかかわってくる。


 期末試験が終わると、期末休暇である。


 俺とアライダ達が急に成績を上げたことから、学院の先生にも

「どんな勉強法をしたのだ」

と聞かれたが、

「男爵邸は学院から徒歩5分で、勉強する時間は十分にあります。それでその時間のすべてを勉強に当てました。それにみんなで分からないところを教え合って勉強しました。それで勉強の成果が上がりました」

と無難な答えを返した。

「今後も頑張るように」

と言われた。


 期末休暇になった。勉強疲れか、何もやる気がしない。

アライダ達が

「ツェーザル様、試験も終わったことですし、どこか行きましょう。今王都では貧しい娘が王子様と結ばれる劇が有名です」

と言ってくるが、俺は観劇を見る趣味はない。


 前世の〇塚のように、俳優がすべて女性なら見に行ってもいいが、男役と女役の劇では興味がわかない。


 ぐずぐずしていたら、アライダ達だけで出かけたようである。そろそろ春だし、庭に出てみた。すると何もない庭が広がっている。


 庭をボート見ていたら、メイドが

「ご主人様、この庭、何かするのですか」

「いや、どうしようかなと思って」

「そうですね、ただこれから暖かくなってくると、こう広いと草むしりも大変ですね」

「そうだな、ヤギでも飼ってみるか。ヤギだと草を食べてくれるだろう」

「そうですね、でも放し飼いにすると隣の男爵邸の敷地の花も食べてしまうでしょう」

「そうだよな、あちらは庭に花が植えてある。悩ましいところだな。アライダ達が戻ってきたら相談することにする」

そう言って結論を保留した。


 夕方アライダ達が帰ってきた。

「どうだった。劇は面白かったか」

「はい、とても、ツェーザル様がいたらもっとよかったと思います」

「そうか、それはよかった。ところで、男爵邸の庭だが、今は何もしていないのだが、何かした方がいいか」

「そうですね、何もしなのなら花を植えてもいいですか」

「そうか、それなら好きにしろ。ただし、護衛達が剣術の訓練に使うところは空けておけよ」

「わかっています。庭の一部を花畑にするだけです。こんな広い庭全体に花を植えたら管理も大変ですから」


 ということで、庭に花を植えることになった。管理はアライダ達がする。と言ってもアライダ達のメイドや護衛がするだけのようであるが。


 期末休暇をだらだら過ごすツェーザルであった。

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