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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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70.教室のピリピリした雰囲気と数学の上達方法

 冬の間は男爵邸の1階の室内遊技場で遊ぶことが多くなった。もう空白のスペースもだいぶ埋まった。男爵邸の1階についてはこれぐらいかなと思っている。


 次は庭をどうするか、今のところ何もない。隅っこにメイドが世話している野菜畑が申し訳程度にあるだけだ。しかし、今は冬外は寒い、庭については春になってから考えることにした。


 学院ももう3年生である。学院の授業もそろそろ佳境である。この時期の成績は就職に大きく影響する。マルテ達騎士団への就職を目指している者は鍛錬に余念がない。


 そして一部では学院生の就職試験も始まっているようである。言葉では言わないがマルテは王国の騎士団への就職が内定しているようである。ベルンハルトも同様のようである。しかし、本当のところは本人が何も言わないのでよくわからない。


 王宮の官吏に採用を目指している女子や軟弱男子生徒も同様であるらしい。何となくみんなピリピリしている。


 俺の周りだけ甘い雰囲気で別世界である。今日も

「ツェーザル様、今日の夕食、何にします」

「そうだな、アライダの好きな物、そうだ先日エラの領地から新鮮な魚が届いたから魚料理にしよう」

「そうですね、ツェーザル様は魚が好きですものね」


 そんな会話していたら、一部男子生徒から睨まれた。

「おい、アライダ、もっと声を小さくしろ」


 ほかの生徒が睨んでいるので、今学期は少し本気を出してみることにした。


 国語、数学、外国語の3つは俺の言語理解のスキルもあり完璧である。今回は試験で手を抜かず完璧を目指すことにした。


 次に魔法理論、薬学、魔法陣この3つは今までポーションを作ったり色々な魔法陣を作ったりして、この国に貢献したので入学以来ずっと満点である。先生からはこの点数は卒業まであげると言われている。


 次に法律、貴族の常識、領地経営この3つは、いつも手を抜いてそこそこにしているが、今回は少し本気を出してみることにした。


 最後の商業取引については「商会を立ち上げて月に金貨1500枚の売り上げを出している」と言ったら満点をあげるとのことである。


 何故、商会を立ち上げたことがばれたかというと、例の王国百景である。これが今この国の貴族に人気だそうだ。


 問題を見て回答の書いた木札を取るというゲームが、遊びながら文字を覚えられるし、問題を解くといことで、学習意欲をそそられるということらしい。そこに使われているガラスがアセビ商会ということで俺の商会とばれたらしい。


 後は乗馬中級である。これは俺の運動音痴ではいかんともしがたい。何とか馬に食らいついて乗っているというか、馬に遊ばれているという感覚である。


 これはこの馬をあてがってくれた教師の恩恵によるものである。荒い馬なら振り落とされている。おとなしい馬でよかった。これは参加点で合格をもらうしかない。


 ということで、いつもは男爵邸に帰ってからアライダ達と甘い時間を過ごしているのだが、これからは試験勉強をすることにした。俺が「試験勉強をする」と言ったらアライダ達も参加することになった。


 ついでだから、アライダ達の勉強も見ることにした。アライダ達がどれくらいできるのかを調べるため試験をしてみたら、数学がひどい。つぎに魔法理論もひどい。魔法陣に至っては壊滅的である。それ以外は俺と似たり寄ったりであった。


 そこで、数学と魔法理論と魔法陣は俺が講師になって教える。それ以外の科目はみんなで問題を出し合って回答していくことになった。


 数学はまず九九を教えた。そしてこれを暗記させた。これで計算に要する時間が減る。次に問題をパターン化する。そして、そのパターン化した問題の、問題と回答の手順を丸暗記する。


 こうすると、数学はまず問題を読む。そしてこの問題がパターンの何番かを思い出す。この何番かを思い出せば後はその回答手順にしたがって問題を解くのではなく、憶えている手順にしたがって書いて行くだけである。その際の計算は九九を思えているのでただ書くだけである。


 このようにすると、数学は計算問題ではなく暗記問題に早変わりするのである。通常女子は暗記は得意である。だから、数学の苦手な女子もこうすれば数学の天才である。


 ただ、まったく新しい問題に出くわした時は、手も足も出ない。このようなときは潔く撃沈するしかない。


 それに丸暗記するのはあくまで計算の手順であって、具体的な数字ではない。このことを間違えないと、覚えている数字通り書いて、後でえらい目に合うことがある。


 意地の悪い先生だとわざと授業中と違う数値をテストで出すこともあるので、あくまで数値はその場で計算する必要がある。


 これは前世でも経験したことだ。前世の記憶では数値を学生の学生番号にした課題を出されたこともある。そうするとクラス全員の答えが違ってくる。


 ただこのやり方の利点はとにかく早く回答できることである。1問の問題を解くのに5分もあれば十分である。例えば入試で8問の問題が出たとして4問の手順を思えていたとすると、この4問は20分足らずでできる。残りの時間を残りの4問に全力投球すればいいのである、テストでの時間的余裕はテストの勝敗を決定するのに決定的な要素になる。


 このやり方をアライダ達に教えたら、すぐにいい点が取れるようになった。そして

「ツェーザル様は、いつもこのようなやり方をしていたのですね。感心します。いつも数学は苦手で苦労していたのですが、このやり方だといい点が取れそうです」

おおむね好評である。

「ただし、ほかの者には教えるなよ」

「わかっています私たちだけの秘密です」

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