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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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45.期末休暇(ごろ寝)ー表紙作ってみました。-

表紙作ってみました。今回も以前撮った花桃の写真(「転生者とバグでない異世界人の物語」に使った木とは違う木です)を使いました。

挿絵(By みてみん)

 アライダたちは改造した男爵邸を親に見てもらった。すると、あまりの快適さに親が住みたいと言い出した。しかし、そんな広さはないので、諦めたみたいだ。ただ、ちょくちょく監視を兼ねて親が泊まりに来ることになったらしい。アライダがせっかく親元を離れて自由な暮らしが出来ると思ったのにと愚痴を言っていた。


 隣の男爵邸には当初の計画通り、1階の共通の護衛とメイドを2人づつ、それに厨房の調理人を各家1名で5男爵家で25人それに、2階の各家には4人から5人ぐらいで25人結局屋敷全体で50人ほどが住むことになったそうである。もう少し護衛を増やしてはどうかという話も出たようであるが、護衛には、もし問題が起こったら隣のツェーザル邸から応援を頼むことになった。そこで、アライダたちの男爵邸と俺の男爵邸の間にはホットラインならぬ船の伝声管のような物が設置された。


 その後期末試験になった。結果は、結構手を抜いたつもりであったが、これまでと同じ20位であった。やはり、魔法陣とポーションは効いたようである。試験の後は期末休暇である。昨年はマルテのところに遊びに行ったが、今年はどうするか。若し、俺がどこかへ行くというとあの女学生たちもついてくると思う。そこで、今年は男爵邸でゆっくりするということにした。誰かに聞かれたらそういうことにした。


「ねえー、ツェーザル様、今年の期末休暇はどうするのですか」

「今のところ決めていない。今年はいろいろあって疲れたから、とりあえずゆっくりしようと思っている」

無難な答えに終始している。

「私の領地に一緒に来ませんか」

などと誘われるが、「あぶない、あぶない」そんなのに付いて行ったら帰りには婚約者にされてしまう。既成事実でも作られたら俺の一生が決まってしまう。ここは逃げの一手である。


 そうしてやっと期末休暇になった。今俺は男爵邸の居間でごろ寝である。

メイドが近くに来て、

「ご主人様、何か御用はありませんか」

と聞いてくるが

「今のところ用はない。自由にしていろ。暇なら工房の手伝いをしてくれ」

こう言って、メイドも遠ざけている。


 そうやって3日ほど過ごした。いろいろやり過ぎたので完全休養である。しかし、3日もすると寝るのにも飽きてきた。期末休暇はあと1か月ほどある。その間ここで寝ているわけにもいかない。


王都から出るとなると父の許しをえないといけないし、今から父に言ったら護衛の手配などで無理と言われ、怒られるだけである。王都内で過ごすとなると、観劇や図書館での読書が思い浮かぶが、俺にそんな趣味はない。


 結局この男爵邸過ごすことにした。部屋の中は飽きたので庭に出てみた。何もない庭が広がっている、隅っこにメイドが植えた野菜畑が申し訳程度にあるだけである。そこで、庭いじりをすることにした。爺臭いって、前世の年齢も足せば俺は立派な爺である。何をするか。悩むところである。そこで、少し凝ったものを作ることにした。


 前世の記憶にある都市をミニチュアで再現してみようと思った。箱庭ではなく、ジオラマにしようと思った。箱庭だと風景描写なので、この世界の人間にも理解できるだろうが、ジオラマだとストーリー性を帯びてくるし前世の都市を再現するのである。多分この世界の人間には理解できないであろう。それがまたいいのである、俺だけの世界に浸ることが出来る。幸い俺には明かりの魔道具や動きを再現するための運動の魔法陣もある。


 しかし、屋外にこのような精巧な物を作ると雨や風で壊れる。そこで、やはり、屋内に入ってきた。そして1階の空いた場所を利用して、そこに作ることにした。とにかく、1階は広いのである。まず、玄関を入ったエントランスはガラス板の陳列棚、その後ろにはアセビ商会の事務所と工房があるが、半分以上の場所は手付かずである。ほんとはここにアセビ商会の従業員の部屋があるはずだったのだが、彼らの部屋は2階に作った。それで、1階はほとんどの場所が空いているのである。

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