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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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27.工場の立ち上げ

 今回俺が関与することになった工場は、馬車の改造、魔道エンジンの工場、明かりの魔道具の工場(増設)である。そう思っていたのであるが、アンナとリタそれにその商会長が来て、

「リバーシと五目並べは工場を作れるが、ところてんと豆腐は関与してほしい」

と言われた。

アンナとリズに

「お前たち、俺が作るところ見ていただろう」

と言ったのだが、

「タコ騒動で気が動転していてよく覚えていない」

と言われた。


 そこで、商会の料理人を呼んで、作り方を教えることになった。つぎの日、料理人が来たので、

「これからところてんを作ります。まず、海藻を煮詰めます。すると海藻が溶けてきます。海藻が解けたら、容器に入れ冷めるまで待ちます。冷めたら、細く短冊状に切って、あとはたれをつけたり、スープに入れたりして食べるだけです」

と言って実演して見せた。

「すると、食べられる海藻はどうやって見分けるのですか」

と質問された。

鑑定のことをいう訳にもいかないので

「地元の漁師に聞いてくれ。俺は今回食べられそうなものを選んでマジックバッグに入れてきた」

一応これで、ところてんについては理解してもらえたようである。


 次に豆腐である。

「豆腐については、まず、にがりと言って、豆腐を固めるものを作る必要があります。にがりは海水から塩を取った残りです」

そう言って、マジックバッグからこの間の旅行で汲んできた海水を出した。そして、下から火であぶって、水分を飛ばしていくと塩の結晶が出来てきた。

「海水を火であぶっていくと、塩の結晶が出来てきます。これを取り除いたものがにがりです。ただし、海水に不純物が混じっていたら、取り除いてください。なお、取り除いた塩の結晶は普通に売っている塩よりもたぶん美味しいと思いますので、捨てないでこれも商品にしたらいいと思います。


 つぎに、豆腐の材料である大豆については、水につけてふやかしてからつぶして、火にかけてかき混ぜます。それから小さな穴の開いた布で絞って水分を取ります。絞った物が冷めてから、先ほどのにがりを加えて固めると、固まります。これが豆腐です。豆腐は腐りやすいので、工場では清潔にすることと、作ったらすぐ食べるようにしないといけません」


 実演してみせると、感嘆の声が聞こえる。


 俺は

「豆腐は腐りやすいので、すぐに食べること、そして衛生面に気をつけること」

と言った。

すると、

「旅行の時に借りていたマジックバッグをこれからも貸与してほしい。公爵家で借りたマジックバッグは時間停止機能付きだった」

と言われた。

父親に聞いたら

「お前が作った物だから好きにしろ」

と言われたので、使用料付きで貸与することにした。


 あとの契約は今回も公爵家の執事に任せた。今回は公爵家は絡まないそうである。するとどこかで秘密が漏れると同じもが出来そうである。


 ついでにリバーシと五目並べの契約も執事に任せた。


 こうして、食品とゲームについては一件落着である。


 次に明かり魔道具の工場の増設である。これについては用意された工場へ行って、魔法陣を刻んだハンコをさらにいくつか作って、あとは工場の職人に任せた、なお、この工場へは今までの工場から職人を指導員として幾人か派遣することになっている。これで何とかなるだろう。


 次に馬車の改造の工場である。

工場に行って、まず職人に完成品を見せた。

「これが、馬車の揺れを少なくする装置です。馬車の車輪はこれまで前と後ろで2輪づつ1つの軸でつながっていました。今回のは4つとも別々になっています。こうすることで、1つの車輪が石に乗り上げても、その影響が他の3つの車輪に伝わらないようになります。


 次に1つの車輪に振動吸収の魔法陣を刻んだばねを設置します。振動吸収の魔法陣はばねに刻む必要から、かなり小さくしてあります。そこで、今回はこのハンコを作りました。ハンコをばねに押し当てて、出来た凹みに魔法液を刷り込んで、魔石につなぎます。これで普通のばねが魔法で強化されたばねになります。


 次に別々にした車輪に魔法陣を刻んだばねを設置して、振動の少ない車輪の出来上がりです。あとは馬車の車輪をこの振動の少ない車輪と取り換えるだけ、揺れの少ない馬車の完成です。


 作り方を教えたので、後は職人に実際に作ってもらった。最初はうまくいかなかったが、そのうち使えそうなものが出来てきた。最初のうちは納品しても調整が必要ということにして、納品後、1週間後、次に1か月後、というように調整の期間を設けるようにしてもらった。前世の車検のような制度である。これで何とかなりそうである。ただし、その調整には俺は関与しないことにした。とても対応できない。


 つぎが、問題の船の魔道エンジンである。なお、「舵とスクリューはブルヘンジュ伯爵家でやってくれ」とお願いした。そこまで作ると俺が大変である。なお、スクリューをつける軸からがこの工場での製品となった。


 スクリューの軸のステンレスについては、この世界の人間には理解できないと思ったので、俺が定期的に工場へ行ってステンレスの軸を作って作業員に渡すことになった。当然、船底の穴とスクリューの軸の間の隙間設置するボールベアリングも同様に俺が工場で作ることにした。職人には、止水のためのグリスの注入からしてもらうことにした。


 ギアについては、職人に俺のギアを見本に作ってもらうことにした。動力部分の回転の魔法陣については、他の工場と同様魔法陣のハンコを作ってそれを動力部分に押し当てて魔法陣を刻んでもらうことにした。これに魔石をつないで魔道エンジンの出来上がり。


 これも、馬車の改造と同様、試験期間を設けて作動状況を確認してもらうことにした。ただし、忙しいので俺は調整には関与しないこととした。

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