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牛乳とチーズは違う味がする(顔だけ男の気ままな旅)~軟弱男のハーレム旅行はどこへ行く~  作者: @000ーooo


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100/129

100.ダンゴムシとの結婚

 侯爵邸を出て宿に戻った。部屋に入ってからアライダ以外の妻たちに今回のことを報告した。するとアーダが

「私頑張った。約束通り私を9番目の妻にして」

と言い出した。


 約束なので、ここで結婚式をすることにした。アライダが神父さん役

「服は今着ているものでいいだろう」

俺が言うと、アーダがごねた。

「そんな片手間では嫌、ツェーザル様はタキシード、私は純白のウェディングドレス、キゃー」

こいつも自分の言葉に酔うタイプか。面倒なダンゴムシだ。


「そんな服持ってきていないぞ。それにお前もウェディングドレスなんて持っていないだろう」

アライダが、

「明日服を買いに行きませんか。もう赤い目の魔獣の問題も解決したわけだし、明日はゆっくり買い物をしましょう」

と言い出した。


 これあかんやつだ。女の買い物は長い。それを「ゆっくり」なんて言っているのだ。どれだけ時間がかかるか分かったものじゃない。

「買い物はお前たちだけで行ってこい。俺は体力がない。長時間は耐えられない」

「わかりました、それじゃ買い物は私たちだけで行ってきます」


「そういうことでアーダ、結婚式は延期だな」

「そんなあー。わかりました。服は今着ている服でいいです」


 結局、服は今着ている服、神父さん役はアライダで、今ここで結婚式をすることになった。


 アライダが、

「富めるときも、病める時も………」

なんか俺たちの結婚式の時、神父さんが言っていた言葉と違うような気がしたが、相手はダンゴムシ、わかっていないようだから、茶々入れるのはやめにした。

「それでは誓いの言葉を」

俺とダンゴムシが声を合わせて

「誓います」

これで結婚成立である。


 今俺はダンゴムシと結婚して夫婦になった。まさか、俺も異世界に来てダンゴムシと結婚するとは思わなかった。そういう意味ではこの世界の神様は許容範囲が広いようである。


 誓いのキスになった。俺とダンゴムシでは大きさが違い過ぎる。俺が首のあたりに手をかざすとダンゴムシがその上に載って、もじもじしている。


 こいつでもこういう表情を見せる時があるのだ。可愛いものじゃないか。これからはダンゴムシと言わずにアーダと言ってあげよう。少なくとも妻なのだから。


 そう思って、アーダと唇を重ねた。するとアーダが眩しく光って姿が変わった。そして目の前には超絶美少女がいた。そして頭に中に

「パンパカパーン、アーダが幾多の困難を乗り越えて真実の愛に目覚めたので、転生得点により人間の姿を得ました。持続時間10分」

と響いた。


 ああー、これあかんやつだ。超絶美少女は問題があり過ぎる。アライダ達ともめなければいいが。不安になってくる。それに持続時間10分て、10分したら元の姿に戻るのか。わからないことばかりである。


 アーダにも、同じ言葉が心の中に響いたようで

「やった、やりました。私、人間になりました。これで、ツェーザル様との子づくりができます」

何か恐ろしいことを口走っている。


 アライダ達は今の状況が理解できないようで、ただ茫然としている。俺が説明することにした。

「どうもアーダは前世の記憶があるみたいで、俺と結婚したことで、人間の姿に戻れるようになったようだ。ただし持続時間は10分なので、この姿でいられるのも10分らしい」

するとアライダ達は

「何だ10分ぐらいならいいわ。またダンゴムシに戻るのでしょう」


 これを聞いて、アーダが

「10分もあれば十分子づくりが出来ます。今日は新婚初夜です。私頑張ります。ツェーザル様優しくしてね」

そうやっていたら10分経ったようで、アーダが急に元のダンゴムシの姿に戻った。


 そうしたら、アーダが再度俺の唇に吸い付いてきた。そして大量の魔力を吸った。それはもう大量の、俺は「干からびるのじゃないか」と思った。


 そして、

「変身」

と唱えた。


 するとまた超絶美少女に戻った。これではっきりした。この変身には大量の魔力を消費するのだ。そして、その大量の魔力を持っている俺は絶えず狙われるということだ。

「アーダ、俺から大量の魔力を吸って、人間の姿になるのは禁止。俺が干からびる」

「そんなあ、新妻が美しくなるのに、ツェーザル様は協力してくれないのですか」

「そんなことはいが、時と場合による。今後は俺が許可した時だけにしろ」


 こうしてアーダとの結婚式は終わった。そして俺とアーダは夫婦になった。

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