16
「Cランクダンジョンへ挑戦する方はこちらになりまーす!」
たくさんの冒険者たちがゲートに集まる それもそのはずこのダンジョンはCランクダンジョンではとても珍しい メダル つまりゴールドがたくさん獲得できる限定ダンジョン
メダルラッシュが開催されるからだ
ダンジョンは毎日行われるがメダルラッシュのような限定的なダンジョンは週一回ほどで予告なしで行われることが多い だが 今回は大々的に予告されており それもあってか従来の2倍3倍の冒険者が集まったみたいだ
「これ、すごい人だな」
ゲートの前はパーティを募るために思い思いの形で自分をアピールして切る 俺もなんかアピールしたいが特になにもすることがない
だって俺にはあっと驚くような強力な魔法や武器も持ち合わせていないのだから
「どこかにいるかなー?」
俺は知らない間にその誰かを夢中で探していた
たた友達でも同じキルドに入っているわけでもない、なのに たった2度のパーティを組んだだけ、それなのに その2度のパーティがなんだか愛しくて儚なかった
俺は星の数ほど集められた人たちの中から探した
ダンジョンに参加している保証もないし今日来てないかもしれないのに
「みつけた!」
俺はその人に向かって一直線に走る
「マリアちゃーん!」
「え?」
「シオンさん!?どうしたんですか??」
俺はマリアちゃんに思いっきり抱きついた
彼女は妙に驚いた表情を俺に表した でも心なしなんだが嬉しそうにみえた
「マリアちゃん、 また一緒に行ってくれる?」
彼女は俺よりも背が低い抱きついたことで覆いかぶさるようにな状態になった
「ごめん、」
マリアちゃんはまるで天使のような微笑みでこちらに向けて顔を預け俺の耳元で囁いた
「もう!仕方ないですね」
俺はその後も彼女を抱きしめて離さなかった




