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NOIR  作者: 名も無き小説作家
3/6

第三話 二人目氷の貴公子

二人が街に入ると建物を滑る音が聞こえてくる。

『ノワール覚悟!!』

そう叫び建物の上から飛び出してくる

人影がこちらに向かって突っ込んで来る。

ノワールは闇でカトラスを二本出し、

突っ込んで来た剣を受ける。

「何者だ!?」

「僕は『フランシス・トウヤ』

お前を殺しに来た!!」

二人は少し拮抗している間に言葉を交わした。

「なかなか出来るなだが剣がお坊ちゃんだな」

「ならこれならどうだ!!」

トウヤは更に剣に力を込める。

「コヤック頼む!」

「はいよ、船長」

コヤックはそう言うとノワール達の

後ろの壁に向け音の斬撃で破壊する。

その直後ノワールは後ろに吹き飛んで行く。

そのままノワールはわざと吹っ飛ばされ

街の外出る。

街の外に出たノワールは黒い刀を闇で

作ったゲートから取り出す。

鞘から抜くとその刀身も真っ黒で

禍々しいオーラが漂う。

「黒刀『黒夜』だ、これを出したからには

手加減出来ないぞ」

「望む所だ!!」

「コヤック手を出すなよ」

「ああ、わかっているよ」

ノワールとトウヤが構える。

二人は一瞬で鍔迫り合いに持ち込む。

そして目にも止まらぬ剣撃で打ち合う。

剣の当たる音だけが周りに響く。

「やるな、氷の剣士」

「アンタもな、闇使いの海賊」

一度距離を取り遠距離攻撃の構えを取る二人。

『ブリザードスティンガー!!』

氷の強力な突きの周りに

強烈な吹雪がまとわりつく突きを放つ

『黒刃Λ(ラムダ)!!』

黒い巨大な斬撃を放つ

お互いの斬撃がぶつかり合う。

更にお互いその隙を逃さず必殺の一撃を

放つ構えを取り接近する。

『フリーザーストライク!!!』

吹雪は無いが先ほどより更に強力な突きを放つ。

『黒刃α(アルファ)!!!』

一回転してからの居合い切りを放つ。

ノワールは肩に刺し傷を負う。

トウヤは腹を抑え倒れこみ気絶した。

「わざと峰打ちにしたなノワール」

「まぁな、コイツ事態悪者じゃ無さそうだかな」

「勘か?」

「それだけじゃないさ、

コイツはあえてこの場所で襲って来た

俺達と同じで街に被害を最小限にすためにな」

「で、どうするコイツ」

「話しを聴いて仲間に出来そうなら仲間にする」

「そうか、良いじゃないか」

「ああ、コイツは更に強くなる

俺の仲間にピッタリだからな」


「アンタ等、僕を殺さないのか?」

「殺しはしないさ、ただ事によっては

利き腕を失って貰うがね」

「なら殺せよ!どのみち失敗したんだ

僕は消される」

「なら依頼人を言いな」

「まぁアイツに隠すほど義理も無いしな、

僕に依頼した奴は黒いフードの男さ、

これ以上は解らないけどね」

「依頼人の情報を出して大丈夫か?」

「僕は王族のボンボンだから

世間の常識なんか知らないんだ」

「ふん、よく言うわざとだろうに」

「峰打ちのお返しだよ、

それに僕は奴が気にくわなくてね」

「それはまたどうしてだ?」

「この僕に殺しの依頼を命令してきたからね、

命令されるのが嫌いで家をでたんだ、

それなのに最初に会ったのがあんなクソで依頼も

人殺しなんてクソな依頼だしね嫌にもなるさ」

「気に入った、トウヤ俺達の仲間になれ」

「それは命令かい?」

「ああ、だがなお前も満更でもないだろう?」

「まぁね家の奴等やアイツよりよっぽど

きいても良いと思える命令だ

それに君達の行く末を見てみたい」

「なら契約成立だな」

こうしてノワールとコヤックは新しい仲間を

手に入れた。

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