第四話 三人目風の女神
トウヤを仲間にしたノワール達は壁の修理代を払いそのまま宝探しに行くことにした。
「まさかトウヤの持って来た宝地図のために冒険に出ることになるとはな」
「コヤックそう言うなよ、俺達の初めての冒険だろ?」
ノワールは舵を切りながらそう言う。
「船長はずいぶん楽しそうだな」
「まぁな、復讐以外考えて来なかったからな」
「そうか、ならトウヤの奴も良い仕事したな」
「そろそろ見えて来たぞ!!」
「わかった、トウヤありがとう」
三人は船を島に付け上陸する事にした。
宝物を狙い島を散策してると一人の女が崖を登っているのが見えた。
「あの上らしいな」
「どうするだ船長」
「俺でも登れ無い感じだぜアニキ」
「まぁ俺なら行けるだろ」
そう言うとノワールは壁に闇で作ったカトラスで登り初めた。
物凄い速さでカトラスを作り突き刺し
その上を登って行く。
それは人間技じゃなくそれを二人はポカーンと見上げていた。
トンファーから鎖を伸ばし登って居た
ボニール・カトリーナはそろそろ崖の上に着くとはしゃいでいた。
「地図通りなら後少しね」
「やっぱり上に有るのか」
「そう、この地、、、アンタ誰よ!!」
「俺か?俺はノワール、海賊さ」
「海賊!?それよりもここを何処だと思っているの!!」
「崖の側面だな」
「そうよ!!何でアンタは普通に登れているのよ!!!」
「こんなの余裕だろ」
カトリーナはノワールの足元を見た。
すると彼は剣を突き立てその上に足をかけ登って居た。
「なんつう登り方してるのよ!!!」
「普通に剣を突き立ててその上に乗ってまた突き立てているだけだが」
「私も大概だけどアンタも相当クレイジーね」
「それより悠長にしてると俺達が宝を奪っちまうぞ」
「絶対にさせない!!」
二人はその後競争するように登り
崖の上に上がりきるとお互い負けじと走り抜ける。
「アンタまだ着いてくるの!?」
「言ったろ宝わ奪うって」
「ならこれでも喰らいなさい!!」
カトリーナはトンファーを高速回転させ鎌鼬をつくり飛ばしてくる。
ノワールはその斬撃をカトラスを闇でつくり弾く。
「アンタ悪魔持ちね」
「お互いにな」
カトラスとトンファーがぶつかり合う
。
「やるな」
「お互い様でしょ」
今度はカトリーナがトンファーの先から鎖を放つ。
それをノワールは闇で作ったピストルで撃ち返す。
カトリーナはそのまま鎖を伸ばしたままトンファーを振り回し出す。
「これが最後の警告よ、今回の宝は諦めて」
「嫌だね、目の前の宝を逃がしたら海賊失格だろ?」
「ならさようなら『サイクロンダブルリッパー』」
カトリーナの両手のトンファーが巨大竜巻を巻き起こす。
それで切り付けようと飛び上がり振り落とす。
ノワールはそれを黒刀で弾き飛ばした。
「そんな!!」
「まぁこんなもんだろ、宝を傷つける訳にも行かないしな」
「え!?」
「宝はお前さ、宝の地図は有ったがそれに乗る宝よりスゲェ宝見つけただけだ」
「どういう事?」
「俺達にはまだ航海士がちゃんといない、俺も副船長も出来るがお前は風を操り読める、これ以上の航海士の条件あるか?」
「確かに私は風を読めるし操れるわ
でも、貴方達の仲間になる理由は無いわ」
「でもそろそろ一人は限界じゃないか?」
「確かに、、、」
そうしていると二人は宝物が祭られた祠にたどり着く。
「とりあえず宝を取りに行けよ」
「わかったわ」
カトリーナは宝物のある祠に入り宝箱を開けた。
そこにはエメラルドの宝石が有った。
「これが父さんの求めた風の石、、、」
「父親が求めた秘宝だったんだな
なら尚更奪え無いな」
「ありがとう、私も仲間になるわ」
「良いのか?」
「この風の石を見て、父さんが行けって言ってるように感じたの」
「なら歓迎するよ。下に仲間が待ってる」
「よろしくね」
こうして新しい仲間を手にしたノワール達の旅は続く。




