↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
58/76

トレードでの売買とステータス更新

※ステータスのスキルの書き方を一部変更しました。


【体力強化・小】【物理防御・小】⋯⋯

と書くとステータスがごちゃごちゃするので【全能力強化(小)】や【全員能力強化・大】と纏めています。


あとは、【魔物図鑑】と【素材図鑑】のレベルを無くしました。まぁ必要ないと感じました。



「はぁー⋯これで何回目だ?」


「仕方ないのよ。考える事は皆同じなのよ」


俺が溜息をついている理由は、プレイヤークエストを受注するだけして、結局キャンセルする奴が何人も続いているからだ。


相手からは「本当に持っているのか? なら見せてほしい」と頼まれる。俺は見せる前に、この装備の能力を叡智の探求などへ売った場合は、晒し掲示板に名前を載せると警告している。


さらに叡智の探求のリーダーと知り合いだと伝え、それでも構わないなら見せると言う。すると受注した奴らが次々にキャンセルしていく。まぁ叡智の探求のリーダーの知り合いは俺ではなくメティスだが。


別に売った後なら情報を掲示板に流そうがどうでもいいんだが、これを買う人間が、情報を秘密にしておきたいという場合もある。なら、売った後のことは本当に買ってくれた人に委ねたい。


「簡単に情報がゲットできて、お金まで定期的に入るかもしれないなら、こういう人も出てくるのよ」


「まぁゲームとはいえ良い人ばかりじゃないってことだな⋯」


「そういう事なのよ」


そんな話をしていると、また新しくプレイヤークエストを受注したと通知が来た。


「今度は⋯⋯ラグナって人か」


「ラグナ?それって自由な放浪者(リベルタ・ノマド)の副マスターじゃないの?」


「んー⋯どうなんだろ?有名なのか?」


「有名なのよ!自由な放浪者は、このAWF内の三大トップクランの一つで、その副マスターがラグナって女性なのよ」


「まじか⋯超有名人じゃないか」


「確か三大魔法の一つ、重力魔法を扱える魔法職だから、ラグナが二重呪文を求めるのは納得だし、今回はあたりかもしれないのよ!」


ほぉー。俺がこのゲームをやり始めた時、三大魔法について調べた事があったが、重力魔法のことしか出てこなかったんだよな。もしかしたらラグナさんの事だったのかもな。


ちなみにAWFでは、同じプレイヤー名は使えないから、ラグナだけなら間違いなく自由の放浪者の副マスターだってことだ。


同じ名前は使えないとは言っても、ラグナの後ろに数字やら記号を付ければ、別の名前として登録できる。今回受注したラグナには、数字も記号も付いてないからな。


「じゃあ早速、連絡を取ってみよう」


俺はメールボックスから通知メールを開く。そこには【プレイヤー【ラグナ】が貴方の依頼を受注しました】と書かれている。


俺は画面左下の個別チャットの設定で送る相手をラグナに変更してチャットする。


『プレイヤークエストを受注したラグナさんでしょうか?』


『その通りです。二重呪文の指輪を買いたいと思うのですが、本当に持っているのか確認してもよろしいですか?』


ラグナさんから来たチャットを、メティスに聞こえるように読み上げる。


『構いませんよ。ただ、購入する気がないのに、指輪の能力だけを確認し、その情報を叡智の探求などへ売った場合は掲示板に名前を晒しますよ?あと、こちらは叡智の探求のリーダーとも繋がりがありますので、そこを理解していただければ』


『はい、問題ありません。ただ、二重呪文の指輪がその価格に見合う性能でなければ、購入をキャンセルさせていただきます』


『分かりました。では、トレード申請を送ります』


個別チャットで繋がっていればトレード申請は送れるからな。ラグナさんがトレードを許可すると、トレード画面が出てくる。


おぉ!俺の名前はフレンドかパーティにしか表示されないように設定してるから、トレード画面の名前もちゃんと■■■■■になって、相手には分からないようになっている。


俺は早速、トレード画面に二重呪文の指輪をセットする。これで相手も指輪の能力が見れるはずだ。


『なるほど、確かにこれは強力な指輪ですね。しかし、こんな強力な指輪を貴方は使わないのですか?』


トレード画面左側のチャット欄に、そんな返事が書かれている。トレード画面でもチャット出来るのはありがたいな。


『俺は魔法職じゃないですからね』


『そういう事ですか。⋯⋯分かりました。ぜひ購入させてください』


おぉ!購入してくれるのか!俺が『10億でどうですか?』とチャット欄に書こうとすると、横からメティスが待ったをかける。


「最低10億シル〜と書いているんだから、もう少し値段を釣り上げるのよ!」


「いや⋯それ大丈夫なのか?」


「良いも悪いも、現時点でワールドマーケットにもない指輪なのよ?今のところ相場がないんだから、売る側の言い値なのよ。だから相手に、こうチャットするのよ!」


俺はメティスに言われた通りの文章を、チャット欄に打ち込む。


『実は他にも買いたいという人がいて、その人は14億までなら出せると言ってるのです。ちなみにこちらは15億で即決します』


『⋯⋯ふむ。その価格なら想定内です。15億で買い取らせてもらいます』


おぉ!本当に売れた!顔がにやけるのを抑えつつ、やり取りを続ける。


『分かりました。では15億シルをトレードにセットしたら、こちらもトレード確定ボタンを押します』


『了解しました』


すると、トレード画面に15億シルがポンとセットされる。流石はトップクランの副マスター。15億一括かよ。俺はトレード確定ボタンを押す。これでトレード完了だ。


『ありがとうございます』


『こちらこそありがとうございます。もし可能であれば、この指輪の能力については他言無用にしていただけませんか?』


メティスから聞いた話だが、トップ勢は強力な装備やレアな装備を持っているが、PvPの為に能力を明かさない人が多いのだとか。このラグナさんもそうだろう。


『もちろん大丈夫ですよ』


『感謝します。それはそうと、名前や姿を隠しているのには理由があると思うのですが、私は貴方とフレンドになりたいのです。それも難しいでしょうか?』


『すいません。俺は目立ちたくないんです』


と言いながら、わがまま幼女メティスを肩に乗せてるのは目立ちまくりだがな。まぁメティスといると、目立つことを差し引いてもメリットが大きいし、何やかんや一緒にいるのが当たり前になっている。名前が知られなければ少しぐらい目立ってもいいだろ。


『そうですか、分かりました。ではまたどこかで見かけたら声をかけてください』


そう言いながらラグナさんとのチャットを終了する。どこかで見かけたら声をかけてください、か。まぁ声をかけることはないだろうな。


「終わったぞ。ありがとうなメティス」


「お安い御用なのよ」


「しかし、これほどの大金を持ってると怖くて外出できないな」


「どうせステータスUP系の鎧を買い漁ればすぐ無くなるのよ」


確かに。ステータスUP系は中以上だとかなり高いからな。15億なんてすぐ消し飛ぶだろう。


「君はこれからどうするの?」


「俺はステータスUP系を買って、ステータス更新をしようかなと」


「なるほど。なら私は少し外に行くのよ。蟻ちゃんがログインしたら宿屋に戻ってくるのよ」


そう言って宿屋から出ていくメティス。メティスにも色々とやりたいことがあるんだろう。


さて、ステータス更新の前に、ワールドマーケットで必要なステータスUP系防具をそれぞれ10個ずつ買うか。


鎧に付いてるステータスUPは、体力強化、物理防御、物理攻撃の三つ。脚鎧は物理防御が一つ付いている。とりあえず、まだ付いていないステータスUP系の防具を全て買う。


ちなみにステータスUP系は体でも脚でも値段は一緒だ。そして既にレベルが100に達しているから、このまま進化もしておこう。今は宿屋だから周りの目を気にせずに進化できる。って事で俺は進化ボタンをポチッ。


《進化に必要な条件を満たしています。進化をしますか?》


はいっと。ボタンを押すと優しい光が俺を包み込む。そしてゆっくり光が収まる。見た目は⋯⋯鏡を見ないと分からんな。色は涅色から黒に変わった。じゃあ、ステータス更新も兼ねて、変わったところを見てみるか。


■名前:ルヴァンシュ

■称号:竜の友

■Lv:38→0(第三進化)

■種族:リビングナイトアーマー→リビングヘルナイトアーマー

■ステータス

HP : 1265→1681(強化補正+506)

MP : 831→1223(強化補正+506)

ATK: 587→817(強化補正+506)

VIT : 694→1023(強化補正+706)

INT : 316→542(強化補正+506)

MID : 491→1020(強化補正+706)

AGI : 322→548(強化補正+516)

LUK: 310→536(強化補正+506)

■スキル

◆ユニーク

【超運】

◆戦闘

【剣術LvMAX】【鎚術Lv83】

◆魔法

【空間魔法Lv150】

◆ステータス強化

【全能力強化・小LvMAX】【全能力強化・中LvMAX】

【全能力強化・大Lv2】

◆回復・防御

【HP自動回復Lv32】【MP自動回復Lv45】

◆隠密系・感知系・鑑定

【忍び足Lv231】【鑑定Lv30】【気配遮断Lv129】【魔力遮断Lv129】【隠密Lv129】【隠蔽Lv129】【気配察知Lv95】【魔力察知Lv95】【夜目Lv62】

◆特殊

【激運Lv170】【魔物誘引Lv141】【美顔Lv1】【釣りLv1】【魔物図鑑】【素材図鑑】【解体Lv194】【高速思考Lv102】【地図Lv44】

◆種族固有

【防具吸収】【念動Lv146】

◆装備

武器:鋼戦鎚

頭 :リビングナイトアーマーの兜

体 :リビングナイトアーマーの鎧

【全能力強化(小)LvMAX】【物理防御・魔法防御(中)LvMAX】

脚:リビングナイトアーマーの脚鎧

【全能力強化(小)LvMAX】

装飾品:風の指輪

■所持金:260,000,000シル

■残りSP0


おぉー!結構強くなってきたな!まずは上から、称号が増えているな。この称号はプレイヤーの名前の下に称号を表示させることも出来るが、当然そんな事すれば周りから注目の的だ。


もちろん称号は非表示にも出来るから、その設定にしておく。まぁプレイヤーの名前とかはフレンドとパーティしか表示されない設定にしてるから、称号もフレンドとパーティにしか見えないが、念には念を入れてだ。


次に種族だ。リビングナイトアーマーからリビングヘルナイトアーマーに変わった。地獄の騎士って事かな?色も黒くなったし、まぁ悪くない。


次にステータスだが、かなり成長したな。鎧と脚に付けられるステータスUP系・小を全て買い、鎧だけだが、ステータスUP系・中の物理防御と魔法防御を買った。


レベル62分のスキルポイント310は、ATKに104、VITとMIDに103ずつ振った。さらに進化ボーナスで、HPとMP以外のステータスが20ずつ上がった結果がこれだ。


防御力と魔法防御力も千を超えたし、なかなか強くなったんじゃないか?


ちなみに呪いの剣の破片と呪いの血と二重呪文の指輪を売って大体16億あったが、各種ステータスUP系・小と、物理防御、魔法防御のステータスUP系・中を買い、合計で13億3500万シルほど。元から持っていたシルも少し合わせて、残りは2億6000万シルか。


あんなにお金があったのに、ステータスUP系・中は二つしか買えなかった。ステータスUP系・中、めちゃくちゃ高くねぇか?


スキルは剣術がレベルMAX(100)になっている。剣術は進化スキルだから、これ以上レベルは上がらない。その代わり、取得可能スキル一覧に【中級剣術】が追加されていた。とはいえ、今のところ【剣術】だけでも事足りるんだよな。だから進化はさせず、当分はこのまま様子を見る。


今回のボス戦では魔法を使っていないから、空間魔法のレベルは上がってない。


【全能力強化・大】は、レベル2しか上がってないな。調べてみたけど、ステータスUP系・大をカンストさせるには、対象になる敵を10万体倒さないといけない。


しかも雑魚ではなく、ある程度強い敵を倒さないとレベルが上がらないとか。今回のリビングカースソードはステータスUP系・大の対象だったからレベルが上がったが、二千体でたったの2か⋯。先は長いな。


他にも色々上がっているが、忍び足が200を超えた。進化スキルではないから、どんどん上がる。上限はどこなんだろうな。


さて、ステータス更新も終わったから何をしようか――


「あっ、ルヴァンシュさん!こんにちは!」


「おっ、ミカさんこんにちは」


「あれ⋯⋯?ルヴァンシュさん、少し雰囲気が変わりました?」


「わかる?進化したんだよ」


「そうなんですか!おめでとうございます!その⋯⋯前より、かっこよく⋯⋯なってます」


「あ、あぁ。ありがとう⋯。そ、そう言えば、ミカさんがログインしたら連絡して欲しいって、メティスが言ってたな」


「そ、そうなんですか!なら連絡しましょう」


ミカさんは手早くメティスに連絡する。メティスはすぐにこっちに来るそうだが、なんかすごく気まずい。メティス早く来てくれー!



ラグナさんは今後出てくるかは未定です。


読んでいただきありがとうございますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。