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僕が味わった苦痛の1%を返す。

雄二には決まったルーチンがある。

休み時間になると、決まって隣のクラスへ「遠征」に出る。その間、彼は愛用のスマートフォンを、あろうことか机の上に無事なまま放置する。パスコードもかけず、通知設定もそのまま。彼にとって、自分の所有品に触れる勇気のある人間など、このクラスには一人もいないという傲慢な確信があった。


雄二が教室を空けた、わずか十分間の空白。僕は立ち上がり、ゴミを捨てるような無関心を装って彼の机へと近づく。心臓の音を噛み殺し、震える指先を隠しながら端末に触れた。

迷わず『えりか』との履歴を開き、雄二になりすまして文字を打ち込む。


『急ぎの用がある。旧校舎の地下の音楽練習室に来い。誰にも見せるな』


送信ボタンを押した瞬間、僕の人生を変える引き金が引かれた。

旧校舎の地下。湿気とカビの臭いが充満する場所だ。僕は科学準備室から持ち出した薬品で、確実な「沈黙」を準備していた。クロロホルムの甘ったるい臭いが、ハンカチの中で湿り気を帯びている。

ドアを開ける音。えりかが入ってくる。


「何よ、雄二。こんなとこ呼び出して……」


彼女が振り返ろうとした瞬間、僕は背後から飛びかかった。

口元を薬品で湿らせたハンカチで強引に覆う。数秒もすると彼女の抗う力が抜け、僕は意識を失った彼女を引きずり、用意していたパイプ椅子へと固定した。

地下の冷たい空気が、えりかの意識を呼び戻す。

ガムテープで口を塞がれ、手首は背後のパイプに縛られている。目を覚ました彼女は、僕の姿を見て、喉の奥から獣のような悲鳴を上げた。恐怖で瞳孔が開き、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになっている。


「おはよう、えりか」


僕は無表情で、持参したペンチをゆっくりと手に取った。

彼女の視線が、金属の光沢に釘付けになる。恐怖が極限に達した時、人は何を思うのか。僕はその人差し指の爪をペンチの刃で挟む。


「悲鳴を上げるな。誰にも助けてもらえない」


ペンチを締め上げる。爪の付け根から、皮膚がめり込む。バリッ、という何かが剥がれる生々しい音。

鮮やかな赤が彼女の指先から噴き出し、彼女の体全体が激しく痙攣し、椅子がガタガタと音を立てる。


「痛いか? 僕が受けた痛みに比べれば、まだ足りないよ」


僕はその姿を、雄二から盗んだスマホのカメラで撮影する。

かつて教室で僕を嘲笑い、ゴミのように扱っていたあの気高き女王は、今やただの傷ついた小動物に過ぎない。服を切り裂き、彼女のプライドをずたずたにする。彼女が泣き叫べば叫ぶほど、僕の中にある復讐の炎は冷たく燃え上がっていく。


「まだ始まったばかりだ。雄二が来るまで、たっぷりと僕の地獄を味わってもらうからね」


彼女の瞳から生気が失われていくのを眺めながら、僕は残りの指へとペンチを差し込んだ。ここには救いも、慈悲もない。ただ、僕が味わった苦しみが、彼女の肉体へと正確に還元されていくだけだ。


全ての爪を剥がし終わると、僕は瓶詰めに入れておいたミミズをえりかの白い裸体にぶち撒けてやった。彼女はガムテープの下で絶叫する。涙なのか涎なのか鼻水なのかもうなんだかわからない液体で顔中をグチャグチャにして、泣き叫んでいるのがよくわかる。

僕はえりかの腟を無理矢理に開き、ミミズを押し込んでやった。最高の気分になった。

拘束されながらえりかは腰をグイグイ振り回し、ミミズを振り払うような動きをする。だが、ミミズはズルズルと筋をひいてえりかの腟内に侵入していった。


それを見た僕は興奮していた。ガチガチに勃起して、AVで観た内容を模倣するように、拘束されたえりかの裸体を上から舐め回してやった。

失禁してえりかの股から黄色い汁が漏れ出している。

僕は腟内に侵入したミミズごと押し込むように、勃起した肉棒をえりかの中に刺してやった。


絶望に泣き叫んでいる彼女を犯すのは最高の気分だった。僕はすぐに腟内で射精し、腟から溢れ出る白い精子とミミズをえりかの顔中に塗りたぐる。


落ちた化粧と混じって、なんとも醜い色をした汚物まみれの顔をスマホで撮影し、僕は満足そうに笑った。

いじめはこんなにも楽しいのか。

無抵抗の弱者をいたぶり笑うという事が、こんなにも楽しいという事を僕は産まれて初めて知った。

僕は童貞をこのいじめっ子に捧げてやった。

セックスはこんなにも気持ちがいいという事も知らなかった。


でも、僕が背負ったいじめのお返しはまだ1%もできていない。


えりかのスマホを、えりかの指紋認証を使って解除し、今頃雄二と一緒にスマホを探すハメになっているだろう、雄二の側近、拓真にLINEを送る。

『雄二に伝えて。旧校舎の音楽練習室に来て。1人でね。スマホは私が預かってる』


もっと楽しいいじめがしたい。


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