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☆第6回ESN大賞W受賞☆5巻発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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527ーえいやぁーッ!

 じゃあ今見ようと、精霊眼で見てみた。


「ああ、風がいいんじゃない?」

「おや、風ですか。それは良いでっす」


 何故なら、エルフも風属性魔法が得意だからだよ。僕も飛ばすとしたら風属性魔法にするもの。


「では、エル。ハンマーから風の刃が飛ぶイメージをしましょうか」

「ええー、わかんねーじょ」

「ピカが今していたでしょう?」

「あれ、かじぇなのか?」

「そうですよ。ピカは風属性魔法が得意でっす」


 そうそう、フェンリルだからね。今回、ピカは要になるかも知れない。だって神獣だから。ねえ、ピカさん。


「わふ?」

「ロロたちを守ってね」

「わふん」


 当然じゃないって顔をしている気がする。僕もロロみたいに、ピカとリアルで会話できたらなぁ。もっとちゃんと話したいんだ。できないこともないと思うんだけど。


「ねえ、ピカ。僕ともお話ししようよ」

「わふ」


 ピカから念話が送られてくる。頭に直接話しかけてくる感じだ。


『いつも僕はディさんにも話しかけているよ』


 そっか、そうなんだ。僕側の問題なのか。


「ねえ、ピカ。どうしたらいい?」

『前にしたみたいに、額をくっつけて』

「うん、分かった」


 もふもふしたピカのお顔を両手で持って、額をピトッとくっつける。

 何かが入ってくるような、流れてくるような感じがした。


『これで大丈夫だよ。ディさんはハイエルフで素養があるから簡単に繋げられたよ』

「うわ、本当だ。凄いね」

「キュル」

『チロも話すって言ってるよ』

「本当? 嬉しいな」


 チロはどこが額なのか分からないのだけど、ちょんと小さなお顔に僕の額をくっつけると同じ感じがした。


『やった! ぼくもディさんと、はなせるよ!』

「アハハハ! チロはまだ赤ちゃんなんだね」

『ちがうよ、もうロロよりすこ~しおおきいんだ!』

「そうなの? 可愛いな~」


 思わず、チロの頭を撫でる。爬虫類特有の、少しひんやりとしていて柔らかい感触がする。意外にすべすべしているんだ。


「チロもロロたちを守ってね。チロの回復は助かるから」

『もちろんだよ! まかせて! ぼくも、いっぱいかいふくできるように、なったんだ!』


 ロロはいつもこんな感じだったんだ。ふふふ、エルフでも神獣と会話できるのなんて、あまりいないよね。ちょっと国で自慢しちゃおうかな。


「おや、ディ。何をしたのですか?」


 ほら、クリスティー先生が反応している。こんなことには敏感なのに、エルの属性はまだ確認していなかったってどうなの? 今までも魔法を教えていたのじゃないのかな?


「クリスティー先生、今までもエルに魔法を教えてたんじゃないの?」

「ええ、教えに来ていましたよ。ですが、エルはいつも逃げるのでっす」

「毎回なの?」

「ええ、そうなんですよ。ちょっと目を離すと、テッテケテーと逃げるのでっす」

「アハハハ! 何それー!」


 テッテケテーって何だよ。クリスティー先生ったら、表現が面白い。


「くりしゅてぃーしぇんしぇい、じぇんじぇんとおくに、とばねーじょ」

「そうですね、エルの魔力の込め方が足りないのでっす」

「こめる?」

「そうですよ、さっき練習しましたね。むむむっと身体の中から手に持ってくるでしょう?」

「おー、しょれはできるじょ」

「それをもっと多くしましょう」

「いっぱいか」

「そうでっす」

「よちッ!」


 エルが小さな手でピコピコハンマーの持ち手を、ギュッと握る。足を肩幅に開いて少し前傾に構える。そして、両手で握りしめたピコピコハンマーを力強く振った。


「えいやぁーッ!」


 ビュンッと風の刃が飛んだ。まだ小さいのだけど、さっきよりずっと遠くに飛んだ。それでもまたピカが素早く相殺している。

 だけど、なかなか良いんじゃない? これなら上空を飛んでる魔鳥になら届くのじゃないか? あとは威力だ。


「はい、なかなかいいでっす」

「しょっか!?」

「ええ。あとは、威力ですね」

「い? いりょく?」

「はい、その飛ばした刃で魔鳥を倒せるかどうかでっす」

「え、むりなのか?」

「威力がないと、跳ね返されたりしまっす」

「ええー、だめじゃん」

「ですから、もっとたくさん魔力を込めましょう」

「よちッ!」


 アハハハ! だけどあんまり魔力を込め過ぎると、枯渇しちゃうよ? そこまで教えているのかな?

 そう思いながら、ついまたエルを精霊眼で見てしまった。おや、エルも多いんだ。何度も飛ばしているのに、魔力量がほとんど減っていない。

 ロロたちの魔力が多いのは、母親の遺伝かと思っていたのだけどエルもか。ということは……ルイーゼさんか!


「ねえねえ、クリスティー先生。もしかしてルイーゼさんの遺伝なの!?」

「なんですか、ディは今更でっす」

「そうなんだ! アハハハ!」


 これは凄い、元はルイーゼさんだったなんて。本人は魔石に付与するのも、したことがないって自身なさげにしていたのに。


「実はブルクハルト様も多いのでっす」

「ええー! じゃあ魔力量が多くて当然って感じ?」

「そうでっす。この子たちはみんな才能豊かなのでっす。嬉しくなりますねッ」

「もしかしてその中でも、ロロたちのお母さんが飛び抜けていたのなのかな?」

「ええ、そうでっす。本当に彼女は子供の頃から飛び抜けてました。彼女が持っていた杖は私が作ったのでっす」

「やっぱそうなの? そうじゃないかな~って思っていたんだ」


 ロロたちの母親の魔法杖だ。見せてもらった時に、あれ? この魔力って? て、思ったんだ。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


色々公開したいものがあるのですが!まだもう少し我慢です。

三作品になると、次々と色々上がってきます。

もう同月三作品はやめておこうと思いました(^◇^;)

二作品までは大丈夫なのですけどね。

私は執筆アプリを使っているのですが、そのアイコンが変わってしまってちょっと戸惑ってしまいました。どれがコピーなのか分からなくて(^◇^;)

そんなことで、少し遅くなってしまいました。申し訳ありません。

投稿したら新作考えよう!

皆様に読んでいただけると良いな〜と思いながら頑張りまっす(◍˃ᗜ˂◍)ノ

ロロ⑤発売中です!ぜひともよろしくお願いいたします!

挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
あ~んエルもカワイイ〰️!! 「よちっ」に身悶えしました。
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