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☆第6回ESN大賞W受賞☆5巻発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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526/526

526ー自信を持って

 緑の手ってそれだけのものなんだよ。森に住む僕たちエルフにとっては、とっても価値のあるものだ。


「そうなのか?」

「なんですって!? ニコったら緑の手を持っているの!?」

「本当に持っている人がいるのね!」


 ほら、二人の反応を見て。とっても羨ましそうだろう? 薬草を育てている二人にとっては、緑の手なんて喉から手が出るほど欲しい能力なんだ。


「分かったわ。だから最近薬草の成長が良いのね」

「しかも生き生きしているもの! ニコの影響だったのね」

「ええー」


 アハハハ。また笑ってしまう。これってどうなの? ニコったらキョトンとしてまだ半信半疑らしいから、僕が精霊眼で見てあげよう。そうしたら信じられるかな?


「ニコ、僕がそれを見るよ」

「おー、見てくれ」


 ニコの目の前で精霊眼で見る。ほら、ちゃんと上級ポーションが作れているじゃないか。とっても効果の高いものだ。

 これって本当に薬草の効果を最大限に引き出している。いいな~、僕も欲しいよ。緑の手がさ。


「うん、上級ポーションだね。間違いない」

「ほら、ニコ」

「ね、言ったとおりでしょう?」

「ま、ま、マジか」


 作った本人が一番驚いているってどうなの? 自分の作ったポーションをジッと見つめている。見たって鑑定はできないのに。

 レオとロロのことは凄いと認めているのだから、自分のこともちゃんと認めようね。ニコだって能力は高いんだ。


「ニコ、どんどんポーションを作ってよ」

「おー! 頑張るぞ」


 それと、今回はもう一つ覚えてほしいんだ。


「ねえ、ローゼさんとティーナさんは状態異常を回復させるポーションも作れる?」

「ええ、ディさん」

「私も作れます」

「じゃあ、それも作りながらニコにも教えてよ」

「分かりましたわ」

「えー、俺ってそんなの作ったことないぞ。見たこともないのに」

「だから、ニコ。大丈夫だ、信じて」


 僕がニコの肩に手をかけながら、少し真面目な眼でニコを見る。

 普段は他の兄弟の影に隠れがちだけど、この子は敏い子なんだ。そして芯が強い。僕の思いをちゃんとくみ取れるはずだ。


「ディさん……分かった!」


 ほら、目付きが違ってきた。そうだよ、ニコだってできるんだ。とっても才能豊かな子たちなんだ。魔法だって、あっという間に使いこなしている。

 しかも地面の表面だけふんわりと耕すなんて、どれだけ緻密な魔法操作をしているんだってことなんだ。

 それをニコ自身は理解していない。こうできたらいいな~って、思いながらやってみたらできちゃった。そんな感じなのだろう。

 それはとっても特別なことなんだって分からないとね。


「魔族は状態異常を使ってくる。それに対抗する物をレオやロロたちが作っているけど、もしも状態異常にかかってしまった時に回復できるようにしたいんだ」

「まあ、怖いですわね」

「本当ですわね。状態異常なんて……」

「そう、それも全ての状態異常だよ」

「俺、全然分からないぞ」

「ニコ、これから私たちが教えるわ」

「そうよ、ニコならすぐにできるわ」

「ええー、本当かよぉ」

「ふふふ、じゃあお願いね」


 ポーションはお守りだ。使わないで良いように魔石に付与しているんだ。

 でも作れるようになっていて損はない。使うこともあるかも知れない。相手は魔族なのだから、用心を重ねないと。

 さて、次はブルクハルト様たちを見に行こう。裏庭だっけ。

 裏庭へ向かって歩いて行くと、すぐに声が聞こえてきた。


「テオ! 何だそのへっぴり腰はぁッ!」

「お祖父様! まだまだ!」

「ロッテ様! 右ががら空きですよ!」

「ジル、分かってるわ!」


 おやおや、テオとロッテを特訓している感じかな?


「ピヨ!」

「ピヨヨ!」


 ああ、リーダーたちはこっちにいたんだ。プチゴーレムたちと一緒じゃないな~なんて思っていたら、こっちにいたんだ。

 一緒になってパタパタとジャンプしながら、テオとロッテに蹴りを入れようとしている。それを躱しながら攻撃しようと二人が木剣を振っている。だけど、リーダーたちはとってもすばしっこい。しかもなんだこれ? フォーメーションみたいに、皆で何かをしている。

 この子たちは飛べないはずなんだ。だけどそれをなんとか高い場所に届かそうとしているのだろう。下で構えたリーダーが飛び込んでくる子をポンッと蹴って上に飛ばしている。よく考えたものだと感心するよ。

 賢いなぁ、リーダーが入ってから動きが違う。やっぱリーダーが、ちゃんとまとめているんだ。

 ピカとチロは何しているのかな?


「わふ」

「キュルン」


 クリスティー先生とエルの相手をしていた。エルの特訓だ。小さな手に、可愛らしいピコピコハンマーを握って振っている。ああ、魔力を飛ばそうとしているのだね。


 ――チュン!


 え、何あの音。ロロったらどうしてあの音を採用したのかな? あれってよく見ると、ロロやニコが持っているのと形が違うじゃないか。

 エルがピコピコハンマーで飛ばした魔力の塊を、ピカが軽く風魔法で相殺している。なんならピカは少し退屈そうだ。

 エルは属性魔法を飛ばさないのかな? エルは何だろう?


「ねえ、クリスティー先生」

「おや、ディ。どうしました?」

「エルは属性魔法を飛ばす方がよくないかな?」

「属性ですか? エルは何でしょうね?」


 なんだよ、見ていないのか?


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


今日は10日ぶりにお買い物に行くので予約投稿です。

予約投稿できる余裕ができました(^◇^;)

年明けから先月まで怒涛の書籍化作業だったので、少しホッとしてます。

今している作業が終わったら、ロロ⑥の初稿に取り掛かります。

新作も本当に少しずつなのですが、書いています。どこかで公開できるようになればいいなぁと思いつつ。

まだまだそんな状態ではないのですけど。

ロロはまだまだ頑張りまっす!よろしくお願いいたします(◍˃ᗜ˂◍)ノ


挿絵(By みてみん)

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