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☆第6回ESN大賞W受賞☆④発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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523ー頑張りすぎたら駄目

 また俺は手に魔石を持つ。痛い痛いは駄目だよ~って軽~く。そしたら手の中の魔石が少し温かくなってペカーッと光った。


「あ、れきた!? れおにい、れきた!?」

「うん、できたよ。上手だね」

「やった!」


 クリスティー先生がパチパチと手を叩いてくれた。ふふん、俺もできたぞ。

 そんな俺たちの側で、エルがこっそりと手に魔石を握っていた。


「むむむむ……」


 俺は気付いちゃった。もしかしたら、エルだってできるかも知れない。だからこっそりとアドバイスをした。


「える、ポカポカぐるぐるしたのを、てにもってくるのら」

「てにか? よし!」


 まずは、ポカポカぐるぐるだ。エルが身体の中の魔力を動かすように集中する。多分、それから手に持ってきたのだ。俺にはそれを見ることはできないけど、でもエルを見ているとそうだと思う。


「れおにい、える、みて」

「ん? エルをなの?」

「うん、れきるか、みて」

「ああ、そっか。わかったよ」


 俺は見ることができないから、レオ兄に頼んだ。レオ兄の鑑定眼で見て欲しいって。

 レオ兄がじっとエルを見ている。


「ロロ……」


 レオ兄がとっても真剣な表情で俺を見た。やっぱ無理なのかな? エルにもできて欲しいって俺の願望なのだけど。

 その時、エルの手の中の魔石がペカッて光った。ほんの少しだけね。


「お!?」

「える! ひかったのら!」

「らよな! ペカッって!」

「れおにい!」

「うん、僕が言うより先にできちゃったね」

「おやおや、エル。頑張りましたね!」

「くりしゅてぃーしぇんしぇい! ぼくもできた!?」

「はい。できましたね。ですが……」


 え? できたんだよな? どうした?


「少~し、威力が足りないでっす」

「ええー!」

「アハハハ!」

「エルったら、もっと魔力を流さないと駄目なのじゃないかしら?」

「おおばあば、しょうなのか?」


 確かに、クリスティー先生やレオ兄がやった時より、光り方がかなり小さかった。ペカーッとじゃなくて、ペカッだった。分かるかな、この違いを? それでも付与できたことには違いない。もう少しじゃないか。


「える、しゅごいのら」

「ろろ、もっとがんばるじょ」


 ふふふ、その調子でピコピコハンマーももっと使えるようになるといいね。エルは付与よりピコピコハンマーを使いこなすために、クリスティー先生チームに入っているのだから。

 エルは剣が好きだと言った。その剣に魔法の付与ができたら、とっても強くなるのではないか?

 ほら、辺境伯家の人たちやお祖父様がやっていたみたいにだ。リア姉も剣に火属性魔法を付与している。


「エルは、付与よりも魔力操作を練習しましょうね」

「えー、らめか?」

「いえ、できていますよ。これだけできるのに、今までどうして逃げていたのでしょう?」


 おっと、クリスティー先生の目が怖い。エルもできたのは良いことなのだけど。クリスティー先生にしてみれば、なら今までもっとちゃんと勉強していれば、なんて思うのだろう。それは仕方ない。実際に今まで、逃げていたのだから。


「える、しかたないのら」

「ええー、ろろ」

「今までサボって逃げていたからでっす」

「あー、ごめんなしゃい。もうにげましぇん」


 ふふふ、とってもシュンとしちゃった。小さなエルが身体をより小さくしている。これって本当に反省しているみたいだから、もう許してやってほしいな。


「くりしゅてぃーしぇんしぇい」

「はい、分かってますよ。レオとルイーゼ様とロロは、ここでどんどん魔石に付与してください」


 もう一種類付与するそうだ。今しているのは、物理攻撃防御だ。それとは別に、状態異常無効を付与した魔石も作りたいらしい。


「できるなら、魔法攻撃力アップも付与したいでっす」


 それはきっとクリスティー先生が、魔族には魔法攻撃が有効だと言っていたことだ。よし、まだまだ魔石はたくさんある。もっと付与するぞ。と身体を乗り出した。


「ロロ、待って。だからロロは頑張り過ぎない方がいいんだ」

「あ、しょうらった」


 いかん、気をつけないとすぐに魔石を割ってしまう。まだレオ兄みたいに、魔力のコントロールができない。やっぱレオ兄は凄いのだ。


「エルは私とお外に行きましょう」

「え、そとなのか?」

「はい。もう逃げないのですよね?」

「お、おう」


 おっと、クリスティー先生ったらヒョイとエルを抱き上げた。これは逃げようと思っても、逃げられない。


「もう、にげねー」

「はい、お利口でっす」


 クリスティー先生に抱っこされてエルは外に連れられて行った。きっとお外で特訓だろう。


「エルには良いことだわ」

「お祖母様、エルはそんなに逃げていたのですか?」

「ふふふ、そうなのよ。せっかくクリスティー先生が来てくださっているのに、いつも鬼ごっこになっちゃうのよ」

「おにごっこ!」


 それは駄目だ。でもクリスティー先生も、半分楽しんでいたのではないか? だって楽しそうだもの。

 

「クリスティー先生は子供が好きだから、許してくださっているのだけど」


 エルフさんはちびっ子をとっても大事にする。それはディさんも一緒だ。それだけじゃなくて、二人とも温かくて優しい。その上、最強だ。大きくなったら絶対にエルフさんの国に連れて行ってもらうんだ。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


ロロのコミック③が6月に発売予定だそうです。

またまた今回も可愛い表紙になってます。

6月はノベルも三作品刊行予定です。

これからSSを何本書くのでしょうね(^◇^;)

リリは完結巻です。(何度も言ってますね)

完結するかと思うと寂しくて。書影のラフを見ただけで涙が出てしまいます。

気付いてくださる方がいらっしゃると嬉しいなぁ。と思ってます。

6月刊行分が終わるとロロの⑥ですね。もう⑥ですって。早く感じます。

頑張りますので! 是非楽しみにしていただけると嬉しいです!(◍˃ᗜ˂◍)ノ

挿絵(By みてみん)


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