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☆第6回ESN大賞W受賞☆5巻発売中☆元貴族の四兄弟はくじけない! 〜追い出されちゃったけど、おっきいもふもふと一緒に家族を守るのだ!〜  作者: 撫羽
第7章 お祖父様のお邸に行ったのら

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524/524

524ーよく似ている

(しばらくディさん視点が続きます)



 エルを抱っこしたクリスティー先生が出て来た。エルは外で個人特訓かな? あれ? エルのお顔がちょっと引きつってない?


「クリスティー先生、レオたちはどうなの?」

「はい、もう皆さん付与していますよ」

「へえー、凄いじゃない」

「付与ってロロもできたのですか?」


 一緒に特訓をしていたリアが聞いてきた。ロロは今まで刺繍でしか付与なんてしたことがないから。


「ええ、ふふふふ」

「ええー、クリスティー先生ったらなんだよ?」

「いえね、あの令嬢と同じことをロロがしたのでっす」

「あ、分かった。魔石を割っちゃったんでしょう?」

「おや、ディはどうして分かるのですか?」


 そりゃ、分かるよ。だってロロは人よりずっと魔力量が多い。だけど、レオほど制御できないから刺繍での付与が丁度良かったんだ。

 そのロロが、きっと張り切って魔石に付与しようとしたのだろう。そんなことをしたら魔力が多すぎて魔石が割れてしまう。それくらいは想像がつく。


「ふふふ、きっと張り切ってたんだ」

「ええ、その通りでっす」

「えー? ディさん、全然分かりません」

「ふふふ、リアも頑張ろうね」


 リアも筋はいいんだ。だけどリアはロロよりも制御ができていない。そんなに張り切って全力で剣に魔力を流していたら、すぐに魔力切れになってしまう。これって姉弟だからかな? よく似ているよ。性格は全然違うのにね。


「ふふふふ」

「ディさん、何一人で笑ってるの?」

「なんでもないよ。姉と弟だなって思ってさ」

「ロロですか? そりゃ、大事な可愛い弟です」

「はいはい。さあ、練習、練習」

「はぁーい」


 リアが剣に魔力を流すと剣が炎のように燃え上がる。それをクリスティー先生とエルはじっと見ている。いや、エルは抱っこされているから逃げようがないんだけど。

 リアの剣を見て、びっくりお目々になっているエルがとっても可愛い。クリスティー先生の首にしがみ付いてるじゃないか。

 ちびっ子って表情が豊かだよね、コロコロと変わるのが見ていて飽きない。ほら、今だって驚いてたかと思ったら、もう目をキラキラさせて見ている。


「ひょーッ! りあねえ、しゅげーな!」

「そうでしょう? まだまだよ!」

「こらこら、リア。さっき言ったじゃない。ずっと全力だと駄目だって」

「あ、そうでした」


 クリスティー先生が、エルに何かを話している。リアの剣を見せて、こうしているんだよって教えているのかな。

 それにしても、魔族か。300年前にあれだけクリスティー先生が、釘を刺したというのに性懲りもなくまたちょっかいを出してきた。

 今度はもっとコテンパンにやっつけてやろうかな? なんて思ったりして。

 魔族の目的はきっとルルンデだ。あそこに封印してあるから、それを復活させようとか企んでいるんだ。そんなのバレバレだって。

 まさか封印した本人がまだルルンデに滞在しているなんて、思いもしないのだろう。

 エルフを舐めてもらっては困る。僕たちが攻めることはないけど、抗議文は送っているしクリスティー先生だって文句を言った。

 だから一応、引いているだけだ。そっちが攻めてくるなら、当然迎え撃つ。

 あの頃のように四英雄はいないけど、今は四兄弟がいるさ。なんてね、ふふふ。

 僕も相当あの兄弟を気に入っているらしい。クリスティー先生のことを言えないや。クリスティー先生は、あの令嬢がとってもお気に入りだったから。

 不思議だね、こうしてキーマンになるだろう子たちと縁ができるんだ。これって女神様の差配なのかな?

 今回はその女神様の加護を授かっているロロがいる。これがいい機会なのかも知れない。ルルンデの居心地が良かったから、ずっと後回しにしてきたことのさ。

 クリスティー先生はエルを降ろして、自分もしゃがんで目線を合わせて話している。


「ディ、エルのピコピコハンマーはピカが持っているのですか?」

「うん、きっとそうだと思うよ」

「では、行きましょう」


 またヒョイとエルを抱っこするクリスティー先生。ああ、あれは抱っこしたいんだ。ちびっ子が大好きだから。

 僕もロロを見ていると抱っこしたくなるもの。あの幼児特有のプヨプヨさと、まだ甘さが残った匂い。それってとっても愛おしくなる。

 クリスティー先生は、ニコニコしながら裏へと消えて行った。


「クリスティー先生って、もっと厳しい人かと思ってました」

「え? リア、そうなの? どうして?」

「なんとなくです。ディさんより、雰囲気が鋭いというか」

「おや、それが分かるんだ」

「え?」


 リアもそれが分かるなら、もっとできるはずだ。

 その感じているものが何かというと、魔力の質だ。僕よりクリスティー先生の方が鋭くて、精緻なんだ。見える人が見たら、クリスティー先生の魔法は剣の刃のように鋭く感じる。

 クリスティー先生自身はとっても温かい人なのだけど、いざ攻撃となると僕より容赦ない。守るための攻撃しかしないけど。エルフは皆そうだ。

 その魔力の質が感じられるのは、リアのセンスかな? 最初は感覚で炎を出したって言っていたし。

 ああ、この子たちの母親の才能がよく分かる。会ってみたかったな。


お読みいただき有難うございます!

応援して下さる方、続けて読んで下さる方は是非とも下部↓の☆マークで評価をして頂けると嬉しいです!

宜しくお願いします。


忘れていました! ハルちゃんの発売記念SSを!

これから考えます!

なんか最近SSばっか書いているのですが(^◇^;)

少しお待ちいただけると(*>ㅅ<)՞՞


ロロの5巻が発売されたばかりのような気がするのですが、9月に6巻が発売予定です。

早いですね〜。

今年は去年より少し抑えようと思っていたのですが、今のところ忙しくしてます。

ロロの6巻が終われば少しだけゆっくりできるかもです。ですが、刊行したい気持ちはめっちゃありまして。売り上げが伴わないとなのです。

皆様の応援が力になります!本当に私は恵まれております。

リリも、なにも発売記念のスペシャル的なものもなく、グッズもなく完結まで刊行できました。

(実は1巻の時に、書泉様がアクリルコースターを作ってくださいました。お持ちの方はおられないだろうなぁ(^◇^;))

皆様のおかげです。感謝でいっぱいなのです。(꒪ˊ꒳ˋ꒪)。ෆ。

どうかこれからも、よろしくお願いいたします(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゜


挿絵(By みてみん)

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