スピンオフ その35 背負い投げ
「喰らうッポ!ひっさつの火炎のえー〇正拳突きだッポオ!」
ポコポコッ!
どっかで聞いた様な必殺拳()2発が放たれた。小学生にしてはなかなかのサマになっている正拳突きであったが恐らく昇の空手は型の空手であり、フルコンタクト系と呼ばれる実戦形式の物ではなさそうだった…
しかし、それ以前に土屋剛は中学生であり、背はそれほど高くは無いものの中学生らしからぬ立派な体型を有しており、まだまだ幼児体型の昇との体重差、体格差は大人と子供と言っても差し支えない程で…
「ドゥw???なんだドゥ?そのくすぐったい蚊が止まる様な突きはw!?」
「そんなポコポコパンチなんて繰り出してるから!」
「こうだドゥ!」
ガシッ!ブンッ!
「ポッオオ!?」
ポイー!!!ドシーーーン!
「ポオオオオ!!!!???」
「Q~~~」
「ピュウウウウウ!ノボル!しっかりするッピュ!」
剛は昇の正拳突きを軽く受け止め、掴み取ると背負い投げの要領でいとも簡単に昇を投げ飛ばした。体重の軽い昇は抵抗する間もなく、あっという間に宙を舞わされ背中から地面に投げ落とされ悲鳴を上げて失神してしまった!慌てて舞が駆け寄る。
「おい!クソガキ!お前!なんちゅう乱暴な!」
「子供の喧嘩とは言え限度ってもんがあるぞ!」
ガシッ!
あまりにやり過ぎな剛の行為に堪らず注意しようと奴の肩に手を掛けた俺であったのだが…!
「ドゥ?」
「泉輝!オマエは俺に指図するなドゥ!」
「そして気安く俺に触れるなドゥ!!!」
ガシッ!ブーン!
「うわーーーー!?」
ドッシーーーーン!
「ゴオォッホオオオ!!!??」
注意しようとしたはずの俺だったが昇と同じように一瞬のうちに投げ飛ばされ地面に叩きつけられたのだった。
「きゃあ!イズサン!貴方!何という事を!」
「いくら中学生でもやって良い事と悪い事がありますよ!」
「あいたたたた…なんちゅう乱暴な奴!」
「うわあああああ!イズサンがやられたあ!」
「みゃああああw!どぼくがやられたみゃあw!」
「うわーイズサンが簡単にやられたあw」
「みゃあ~どぼくが簡単にやられたみゃあw」
「うわーイズサンが呆気なくやられたああああw」
「みゃはっwどぼくが呆気なくやられたみゃあああw」
くっそ!ちゅん助とクソ猫が俺が投げ飛ばされたのを見て、大喜びでバタバタしていやがる!お前らどっちの味方だよ!
「タケシッ!貴方!泉君に対してなんていう失礼な事をしてれたのッ!?」
「ドゥッ!?」
「ドゥ……」
「いつも喧嘩してはいけないと言ってるでしょ!剛!」
「ドゥ…蘭奈先輩…」
「お、俺はコイツが!泉輝が蘭奈先輩にをイヤらしい目で見るからドゥ…?」
「だいたい!蘭奈先輩には俺と言う者がドゥ…」
「しれっと熱い風評被害止めてくれないか…?」
「俺がいつそんな目をしたんだよ!?」
「ドゥ!黙るドゥ!泉輝!」
「お前はそんな綺麗な女性連れてるう癖に!」
「高校生の蘭奈先輩にやらしい目を向けて変態だドゥー!」
「三流の分際で気が多すぎるんだドゥー!」
「あらこの中学生さん、意外にお上手ですねw」
「向けてねーわ!」
「あと三流とか気が多いとか言うな!」
「それに蘭奈先輩とか!お前!あの時、先輩をイジメてたってのか?」
「いい加減にしろよ…」
「うわーイズサンがやられたあ!」
「やられたみゃあああwwww」
「イズサンが手も足も出ずやられたあ!」
「どぼくが手も足も出ずやらてたみゃあw!」
「イズサンがカンプなきまでにやられたあ!」
「どぼくは完膚なきまでにやられたみゃあw!」
「イズサンがフルボッコで、中学生に簡単にやられたあ!」
「どぼくはいとも簡単にやっつけられましたみゃあwww!」
「ごほっごほっ!ちゅん助君…宮助!ホントの事でも傷付くからやめよ?」
「うわーイズサンが造作もなく赤子の手をひねる様にブザマにやられたあ!」
「みゃはははっwどぼくはブッザマですみゃああwww」
「お前らね…」
「とにかく!この泉の奴は!いろんな女性に色目つかう浮気性だドゥ!」
「失礼な事を!」
「いいや!あながちハズレではないおッ!」
「ちゅん助!お前!なに言ってる!?」
「イズ公はガイの超冒険見て!」
「わしは終始一貫してリオナ姫派だが!イズ公はカァム派ってほざいてた癖に!」
「後半ちょ~っとリオナ姫のセクシーシーンを見たくらいで!」
「リオナも良いかも…」
「とかほざきだしたんだおw!」
「リオナ姫はわしのな!」
「いつからお前の物になったんだよ!」
「あらイズサン!リオナ姫の中の人が私と同じ人だからって!」
「アカリ、いつからキミの声優が早見〇織さんになったんだよ…」
「アニメ化どころか書籍にすらなってないんだぞ…」




