俺の日常にファンタジーが突き刺さってきた その25
そういうのやめろ
・異世界4日目 18:40 その3
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シバたちの念写を撮りまくった。
楽しかった。
お昼寝から覚醒した狼兄弟が乱入してきた。
楽しかった。
最後にみんなで集合写真を撮った。
楽しかった。
実に有意義なひとときだった。
途中、土鍋抱えたBBAが「アンタも食べる?」って乱入してきたから、七草粥も食った。
無病息災を願う縁起物だし、一応な。
ちなみに七草粥の食い残しは全員からスルーされたわ。
つーか、そもそも食い物として認識されてなかった。
「ガウガウ」
”何か食ってる!”
「ガウガウ!」
”何かドロドロしてる!”
「がうー」
「がうー」
”うへぇー”
全員そろってこんな感じ。
お椀をくんくん嗅いで、うへーって舌を出すまでがワンセットだった。
[狼兄弟写真 : 兄弟でうへー (舌デローン)]
[シバ写真 : 皆で一緒にうへー(舌デローン)]
そうこうしてるうちに、すっかり日も暮れてしまった。
文明の灯りが失われ、BBAが槍の火力制御に失敗するようになった昨今。暗くなったらもう寝るしかねぇ。
つー訳で。
ウィリアム (黒地に赤のトライバル)と、エドガー (白地に赤のトライバル)と、シバ丸 (シルバーメタリック)と、シバ吉 (シルバーメタリック)と、シバ太 (シャンパンプラチナ)と、シバ助 (シャンパンゴールド)と、シバ山 (オフホワイト+黒眉毛)に、おやすみの挨拶をしてオフトゥンに潜り込んだところで思い出した。
何をって?
そりゃ、あのクッソふざけた2人に正義の鉄槌をドーンッ!することをだよ。
いやー、撮影会があまりにも楽しすぎたせいで、本来の目的をスコーッと見失ってたわ。
ぶっちゃけ、もう復讐なんてどうでもよくね?とすら思ってるもんな。
ただなー。この件に関しては、シバ達にも協力してもらってるからな。
その成果物を死蔵させるのは、流石に忍びねぇっつーか。
それに一度やるって決めた事を、途中で放り投げるのもダセェじゃん?
つー訳で。
眠い目をこすりつつ、俺は柴クイズスレへと舞い戻ってきたのであった。
さてサクッとダマすぞー。
まずはクイズの出題許可を取ってみた。
”こんばんは。俺も問題だしていいですか?”
”お?リベンジに燃える期待の新人おるねwww”
”なんでもござれwwwwドーンとかかってきんしゃいwww”
前言撤回。正義の鉄槌をドーンッ!したくてたまらない。
きっちり吠え面かかせてやっから首洗って待ってろい!
決意も新たに、詐欺念写をスレへと投下した――と、その瞬間。シバスキーとシバキチが超反応してきた。
”ん?この念写、初見では”
”ですな。間違いなく初見”
ん……?
”だよな。どの念写を拡大表示しても、この念写には絶対ならない”
”そもそも【シバ丸ちゃんを装う、シバ吉ちゃん】ってコンセプトが初見。実にきゃわいい。一生懸命シバ丸ちゃんのしっぽを真似するシバ吉ちゃんきゃわわわわわわわわわ”
”きゃわわわわわわわわわわわわわわ”
あれ?しかも普通にバレてね?
つーか、この展開って……。
壮絶に嫌な予感がした。
”で、このきゃわわな念写は、どこの誰が用意したのかな?”
”考えるまでもなく、可能性は1つでしょ”
あ、これダメなパティーンだわ。
そう自覚したときには、もうすべてが遅かった。
”オ、オーナー様のご来臨じゃぁぁぁぁぁ!! 逃がすな”
”皆の者出合えぇぇぇぇ!!オーナー様を丁重にお迎えするんじゃぁぁぁぁ!!! 逃がすな”
そんな2人の絶叫スレを皮切りに
『お前ら、いままでどこに潜んでたんだよ!』
とツッコみたくなるレベルの、怒涛のレスが書き込まれ始めたのであった。
”ぃぃぃやっふぅぅぅぅい!ついに野生のオーナー様のご来臨じゃぁぁぁ!!お囲みしろー! 逃がすな”
”全力で拝めぇぇぇ!!真摯な気持ちで拝みつつ、謙虚な気持ちでオネダリするんじゃぁぁぁ!! 逃がすな”
”お恵みをぉぉぉ!柴ちゃんのことが大好きな私めに、どうか柴ちゃんたちの寝姿をお与えくだされぇぇぇ!なにとぞぉぉぉ……なにとぞお慈悲をぉぉぉ…… 逃がすな”
”後生ですからぁぁぁ!どうかどうか柴ちゃんのお食事シーンをぉぉぉぉ!! 逃がすな”
”悪い顔したワイルド柴ちゃんが見たいんですぅぅぅ!!病気の妹と弟もそう言ってる気がするんですぅぅぅ!!だからなにとぞお恵みをぉぉぉぉ!!! 逃がすな”
身バレから、ここまで約5秒。
まぁ、心がポッキリ折れたよね。
リアルで『あひぃぃぃ……』って声出たわ。
熱狂っつーか、もはや発狂だろコレ。
普通に怖ぇぇぇわ。お前ら何なんだよ。やめろ。直ちにやめろ。
具体的にいうと、レスの集中砲火やめろ。
俺に注目するな。テンション上げて拝むな。あと語尾に『逃がすな』って付けるのは特にやめてくれ。そろそろ泣くぞ。
もちろん俺の祈りは届かなかった。
”あああああ!!!柴ちゃんの腹毛で作ったストラップがほちぃぃぃぃぃ!!!!”
”ぼ、僕は狼さんたちの腹毛ストラップを希望ですッッッ!!!!!!!”
”は?ここ柴ちゃんスレなんだが?”
”はぁ?仕方ねぇだろ。オーナー様がご来臨くださった会場はここしかねぇんだから”
”はぁぁ?テメェらは大人しく狼さんスレでご来臨をお待ち申し上げてろよ。柴ちゃんスレに出張ってきてんじゃねぇよ”
”おい、ケンカすんな、拝め”
”なにとぞぉぉぉぉ!!!!!!!!!”
”よしなにぃぃぃぃ!!!!!!!!!”
もうそろそろ勘弁してほしい。
もちろん俺の祈りは届かなかった。
かくして。
念を通じて怒涛のように押し寄せる新レスの洪水は、レス数が1,000を超え新レスが書き込めなくなるまで続いたのであった。
俺は静かに決意した。
もう二度と異chなんて開かねぇ(確固たる意志)
この後。
カーペットの上でスヤァ体制をとっていたペットたちに向かって、アイキャンフラーイしたのは言うまでもあるまい。
PS.
どうせ見てるんだろ。分かってんだからな。
そんなオマエに対してゆっている。
この記事を公開した俺の気持ちをちゃんと考えろよ?
シバ達を使った巧妙なトラップスレを立てるんじゃない。俺を召喚しようとするな。
あと、まんまと引っかかった俺を皆で囲むな。
異chの【メンションつけて発言されると、数秒間スレから出れない】ってルールを悪用して、名指しのメッセージ爆撃を仕掛けるなんて、もっての外だぞ。
いいな。わかったな。
本当によろしくお願いしますからね。心の底から。
短いですが。続きを書こうとするといつになるかわからなかったので。




