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●ハッキング×ピクニック (1)

新しいおはなしです。

フレア家(高台の家の三人+美少女)のいつものお話、というかピクニックです。家の近くの湖での


 神話の時代は終わった――

 

神が雷の槍を降らし、巨竜が炎の幕を張り、ひとはそれに立ち向かうことが出来ず、魔物は跳梁跋扈し、田畑を荒らし、どれが自然災害だかどれが神的災害だかわからない、そんな時代。


 堕ちた傭兵団は村を荒らし、堕ちた聖騎士団も村を荒らし、ひとは修道院とかに助けを求めるが、いいとこだったらそれもよい、だが悪質なとこに出会った場合は、そこからだいぶ搾取される。


 城持ち貴族は重税を課し、自分たちは安全圏なる「狩り」をする。旅人はリスク&リターンの賭けなる「狩り」をする。その生活、同じ人間とは思えぬよう。否、彼らには「同じ人間」という尺度すらなかった……


 そんな神話時代。科学と論理の精神なかりし、暗黒の古代~中世時代。

 それは、終わった――のは、うそ。


 この世に神と人間と魔物と、それ以上の化物が居る以上、神話は終わらない。


 英雄譚は終わらない、冒険譚は終わらない、確かに科学――とりわけインターネットによって、その原始的な輝きがくすもうとも、しかしそれはそれで、新時代の、科学的色彩に満ちた、新たなる神話が生まれ出る。


 この物語も、そのような神話の流れをくむ。あらゆる物語は神話である。あらゆる人生は物語である。よってあらゆる人生は、神話の一編である――その三段論法の可否は知らぬ。が、この物語において、ひとつ新たなる見方を提示したいと思う。

 




 さて、モードを変えよう。


 ここから二編の物語は、スタイルを少々変えて、登場人物の生の声をお届けします。要するに一人称。

 ときどき「何か」が混じりますが、神話的電波と思っていただければ(不穏!)。


 さて、フレア家のピクニックの話と成りますが……

 

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