表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/107

●工作少女の日々(1)

月読のほうき星町過去話をしようかと思ったのですが、急に気が変わって、フレアの趣味、模型のお話になります。

バトル一切なしの、ほのぼのストーリーです。


登場人物は、フレア、店主、店の客(子供)です。

そんな長くはならない予定です。

溶剤の匂いが染みついて、離れない。


ここで言う溶剤ってのは、なんつうかな、接着剤とか、塗料とかの、溶かし液――アルコールとかを用いたモンだ。

ひらたく言えばシンナー。


模型の箱がほとんど天井まで届いてやがる、私の模型屋。

名を「ツバサ模型」という。


俺は、エポキシとデザインナイフを手に、じっくりと模型の改造に勤しんでいる。

ツバサ模型は店先の近くに、カウンターがある。

そこで俺は、同時にワークショップ――簡易工作室を構え、ちょっとした工作をするのが、暇なときの常だ。


……まあ、つい調子のって、ここで大々的に店を広げてしまうんだがな。

店の中で店を広げるとはこれ如何。


まあそんな感じで、のんびりと午後の暇な時間をもてあましていたところだ。


そんなときに、店のドア(わりに重い)が開いた。


フレア「どうもー、こんにちわ」


普通、模型屋に来る奴なんてのは、オッサンか子供かオッサンかである。

これは偏見ではない。世界共通の事実である。


ところが、

その声は、とても落ち着いた少女の声であった。


ああ、そういえば時間だったか。


店主「やぁ、龍博士。いらっしゃいだな」


ウチの常連、超常連、超お得意様にして、

世界最高の工学者、龍・K・フレア博士である。


いつもながら、パーカーにキュロット、

大人ものの白衣を羽織った、今日も明日も昨日も一年前も一向に変わりがない風体だ。


で。

この博士、とんでもない、模型マニアだったりする。


フレア「K-10輪転型巨式カノーネの新作が出ましたね。あんなのどこの誰が買うんでしょう?」


店主「おまえさんだろ、そりゃあ」


フレア「なんでわかったんですか!?」


店主「背中がすすけてるぜ、ってやつだよ。……入ってるよ」


フレア「さすがです!」


ったく、ほんとーに嬉しそうな顔しやがって。

世界の魔法科学にコペルニクス的革命をしでかした天才が、模型に命をかけるたぁね。

12/23、店主の一人称を、(2)に従って、変更しました

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ