表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/107

(5)

わたしは「ほうき星町」という町を――この世のエアポケットのようにして存在している、とても静かな町のことを語ろうと思う。


そこに住まう人――この場合の「ひと」とは、「意志=知性あるモノすべて」を指す――彼彼女、それから性別のないひとたちの、淡い悲しみと、あるいはやっと掴んだささやかな幸せを。


ていうか。


なんかマジなトーンになってしまったが、ぶっちゃけた話、この連作短編は畢竟お気楽ゆかいなスラップスティックコメディなのであって、それ以上でもそれ以下でもナイ。


どうか読者諸氏にあたっては、のんきに読んでいただければ幸いである(だったらあんな語り口でスタートするなや)。


だが――悪い癖だ、ここでまた反転する――この「レッズ・エララ」と呼ばれる世界、「血塗られた時代」の意味を持つ世界、その世界は、ユートピアではないということを、はじめに断っておきたかったのだ。


ほうき星町が存在する意味はそこにある。


レッズ・エララにおいても、あるいはわたしたちが住む現実世界においても、娑婆苦は所詮娑婆苦であって、「世界が苛んでいく」感は、そうも変わりはない、というのが、ここで提示するテーゼだ。


絶望的である。


が、少なくとも、彼らは、ほうき星町に、ある種の――何か、何か、何か……それは何であろう? 癒し? 赦し? それとも? 


そういった諸々を、彼らは、求めた。


甘えと言えば言え。


人生の地獄に疲れた彼らにあっては……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ