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ブラックヒスト  作者: dondon
ヘスタリア王国編
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3/4

はじまり つぎから

シメイは向かう


(お前に賭けるがどうするんだ...?)

なにかを急に思いつき走り出した


(どうするってアイツをぶん殴るにきまってんだろうが)


シメイは敵に向かう

すべてを晴らしに


相手の顔面に一発食らわせた

食らわせたが...


左肩から右腰に掛けて大きな切り傷

敵は拳を食らった後、最小の足さばきで身をひき

剣でシメイを切った


「奇襲は良いアイデアでした。

 ですが息遣いや、私に向けられる敵意がもれているのはいただけませんね」


訪れる静寂

シメイは立っているがそれ以上

動くことができない

だが


「エスペル....これくらいなら足りるか..?」

(あぁ、十分足りる)

エスペルは驚愕した

何か考えを持って向かったと

思っていたが相手に切られてその血で


シメイは拳の固体化を解除するそして

拳につかんでいた本を胸に当てる


これで何も起きなかったらこんどこそ

終わりだな


その瞬間、視界が真っ白になった

(おぉ、また動くことがあるとは。

 シメイ、なるほど目の前の美人さんが敵だな)


(この声、じいちゃんの本か?)


(先にあやまっておくがワシにできることは

 ワシ自身の自爆くらいだ)


(上等!!!)


光がやむ前にシメイはアディダに叫ぶ


「おっさん!!!俺の体をアイツにぶつけてくれ!!!!」


本棚に隠れていたおかげで視界を奪われていなかった

アディダは死力を振り絞り鞭でシメイをつかみ

敵にぶつける


「閃光弾とはよく考えましたね

 しかし、距離を詰めて不利なのはそちらでは?」


「一緒に、いってもらうぜ」

シメイは敵の体を残った力で掴み続ける。


「エスペル!俺とコイツを固定!

 残った力で俺の全身を覆ってくれ!!!」


女は気づいた、気づいたが遅かった

この少


「一緒に、いってもらうぜ」

シメイは敵の体を残った力で掴み続ける。

そこにあるのは敵(かたき)に対する意地ではなく

多幸感。自分のほかに集中するべきものがない

音が一瞬聞こえた。そこから何も聞こえなかった

ただ白いような光。目がつぶれそうなくらい強い光




吹き飛んでいく

時間でいえば長いことではない

しかし意識が遠のいていくシメイ

にとって長く光に包まれている空


「こりゃひどいな。違法本暴走か?

 それとも上が追っている集団の新たな騒動か?

 どれにしろもう終わってんじゃないか、後始末はめんどいからな」

ひとりの男のぼやきに賛同するのように

周囲の仲間はため息をつく


本来では応援要請に応じ

戦闘に参加するために来たが

戦闘中、アディダの応援要請が

戦闘中に機材の破損した影響で

ことが終わるときの到着となった

「おーい、こっちだ、こっちに

まだ息をしているヤツがおったぞ」


「こっちもアディダの遺体を発見」


「死んでねーわ…アホがぁ」

アディダは担架で運ばれていく中、考える

シメイの契書(ほん)の能力だろうな


無意識なのか、わざとなのか爆発する時に

戦いで使っていた白い液体?みたいなもの

をこっちに飛ばしてきた、

自分が一番、爆発に近いのに

無茶をする、血は争えませんな旦那。


「なかなかにしぶといな。まぁお前さんにはまだまだ

 仕事があるからなぁイコーズ隊長よぉ」


「へいへい、わかっていますよ...お手数おかけして

 申し訳ありませんねぇ。頭が上がりませんわ」


シメイは意識不明の重症、

アディダも体のあちこちを火傷・打撲・骨折

の大けが


午後 16時 定時前 決着




プカプカと浮いている

これは確か…そう自分を本とかいうヤツと

話している時に近い感じ~

ってあれどうなったんだ一体!!


シメイが目を覚ます

あれから4日が経過している

目の前での超火力爆発。普通であれば

爆発四散していてもおかしくない

それは組織の医療班も同じ意見を持った

意識が戻ったシメイに来るのは

質問攻めに近いカウンセリングである


「君、本当に不思議だねぇ。医者がこういうこと

 言うのはダメなんだけど本当にわからないんだよなぁ」


医師からは腕や足の骨折はあれど

皮膚の火傷や炭化など肉体の目で見える

部分の傷はそんなにひどくないと


「不安がらせてゴメンだけど、しっかりと直すから

そこは安心してね!」


さらに3日後、非現実から意識が戻った

唯一の家族が死んだ、

ばあちゃんの死が

悲しくないわけじゃない

日頃から仕事や生き方について

1人で生きていけるように

と教えられてきた

だから、ギリギリ冷静でいられている

だが家が吹き飛んだ


全部、商売道具だった本

普通にこれからも必要な書類

俺のベッド下のお宝本が

全部炭になった…

これからどうすればいいんだ


「よぉ、ヒーロー気分はどうかな?

 まぁいいわけねぇよな…ちょっと話いいか?」


「あなたは家に来ていた…人でしたっけ、確か」


この場所はどこか?と考えているなか

男(アディダ)が現れる。

包帯を巻きギプスをつけている。

彼もまた大けがをしたのだろう


「では1つずつ教えよう。」


「君がいるここは城壁内にある国立図書館ヴェールの地下にある施設の一部だ」

アディダから語られたことはこうだった

この場所が組織、グリアモルドの施設であること。


神秘秘匿機関グリモワルド

現存する神秘を調査・探索し

対象によっては保護・保全・排除を行う

秘密組織である。

端的に言うとエスペルのような

不思議な本を管理・調査する組織であること


組織も戦った敵・類似した人間を追っていること

クローバー書店爆破についての最重要参考人になっており

この後、事情聴取が待っていることであった


「とりま、ここの生活は体が治っても少し続くってことだ」


「はぁ。」


とりあえず体を直すことを念頭に置いて考えよう

まだまだ整理はつかない


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