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迅雷のイシュバーン ~転生した悪役貴族は覇道を目指す (悠々自適にスロ―ライフを送りたいだけなのだが!)~  作者: ねこまじん
5部 おっぱい猫にゃーん♡ 14章 おっぱい猫と古ぼけた屋敷

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3話 おっぱい猫とお風呂♡

「まったく、何が悲しくて猫と風呂に入らねばならんのだ。ほれ、いくぞ。」

猫を抱えて風呂場の扉を開けると、


「自分で入れるにゃ。」

そのままするりと腕から床へ着地する。


「お前、自分で体洗えたりするのか?」

レティからは石鹸でデイジーの身体を洗ってあげてねと言われているが、正直面倒である。化け猫であるならそれぐらい自分でやって欲しいものだ。


「無理ニャ。」

そう言うと、グッと体を伸ばす猫一匹(いっぴき)


「・・・何だそれは?」

まるで、洗ってしんぜよ下僕よ、といった態度であるが、どういうつもりか?


「—洗うのを許可するにゃ。」


——こいつめ

俺はまず桶に水を入れる。そして、デイジーの首根っこをむんずと掴み、その中にぶち込んだ!


「にゃあ!にゃにするにゃあーーー!!!」


「—おっと、手が滑っちまったらしい。」


そして、石鹸をその中に入れ、雑に泡立て、桶から飛び上がり隅でぷるぷると水を切るデイジーにザバアッとかける!


「ぴやああああー!!!」


風呂場から出て行こうとするデイジーだが、その扉をガシッと押さえて、


「——猫助よ。物はには言い方がある。」


「にゃーん・・・。」

上目遣いでこちらを見る猫。


「—まったく、都合の良い奴め。」


一応(いちおう)、人様の猫なのでこれ以上無下に扱うことはよろしくない。今度は湯を使って石鹸水を作り、その中にデイジーを入れる。わしゃわしゃと洗ってやることにした。


そんなこんなで、デイジーを抱えて風呂から出ると、


「—あ、早かったね?氷飴、テーブルにあるからね?」

見ると、レティが三人分のミルクを準備しているところだった。




風呂から出た俺は、一人(ひとり)、テーブルの前で氷飴を食う。

冷たくて上品な甘さ。味はわらび餅に近いが、それよりは甘みがあるかもしれない。シャリシャリとした独特な食感が面白いデザートである。


女子組はみんな、俺とデイジーが風呂に入っている間に氷飴を食べてしまったようだ。レティのあの様子からして、パジャマ・パーティでもやるのだろう。ちなみにデイジーはレティに一通(ひととお)りタオルで拭かれてから、連れられていった。


氷飴を食い終わり、部屋に戻る途中で、三人と猫一匹のいる部屋から女子の笑い声が聞こえてきた。何を話しているのかは知らないが、盛り上がっているようで何よりである。


「・・・やはり、一人が気楽でよいか。」

基本的に俺は一人(ひとり)、自由にあれこれと物を考える時間を好む性格(たち)である。

決して女子会が羨ましいとかではない。



・・・もう一度言うが、決して女子会が羨ましいとかではない。



――今のうちに、もう少し魔法の鍛錬をしておくのがよいか?

正直、それぐらいしかやる事がないというのも本音である。



・・・・・・念のため、更に繰り返すが、決して女子会が羨ましいとかではない。



先ほどと同じような要領で、指から電撃を放つ!


何度か鍛錬を繰り返すことで、ある程度コツを掴めてきたようだ。数回ほど試行したところ、ほとんど狙った場所に電撃を放つことができるようになっていた。


「だが、実際にどれくらいの威力があるのかがイマイチ分からんな?」


空中にいくら電撃を放ったとしても、その場で電撃が走るのが見えるだけでその威力がどの程度のものかは分からない。かといって、部屋の中の調度品に対して使うと、自分の思ったよりも威力があった場合に困る。


「・・・自分で試してみるか。」

サンダーボルトは生身で受けてもある程度耐えることができていたはずだ。今回のものがどの程度は分からないが、サンダーボルトよりは弱い威力であると思う。


右手の指に魔力を弱く集中させ、それを左腕に向かって放つ!


パチンッ


「——つッ!」

特に防御をしようとはしていなかったので、電気の威力をそのまま感じてしまった。


決して耐えられない威力ではないが、無防備な状態で受ければ思った以上に威力があるらしい。



—これなら使えるか?

今回は模擬戦用であり、相手の気を逸らすことぐらいはできると思う。また、もう少し鍛錬をすることで、他の使い方もあるかもしれない。

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