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迅雷のイシュバーン ~転生した悪役貴族は覇道を目指す (悠々自適にスロ―ライフを送りたいだけなのだが!)~  作者: ねこまじん
5部 おっぱい猫にゃーん♡ 13章 港街セルペタ

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20話 おっぱい猫とお泊り会②♡

「・・・ゴホン。で、何の話だったか?」

咳払いをして席に座り直す。


「そうそう、ゴルダの模擬戦をキミが受けなかったって話。・・・ちょっとデイジー、お行儀良くして。」

少し強めにレティが言ったためか、悲しそうな鳴き声をして、猫助はラズリーのおっぱいから離れる。


「あ・・・。」

どこか悲しそうな顔をするラズリー。一体全体(いったいぜんたい)、あんなドスケベ猫の何が良いのだろうか?


「ああ。それについてはだな、奴の本心がどうだかは知らんが、強い奴と戦いたい、という大層ご立派な希望を叶えてやったのだ。むしろ感謝して欲しいぐらいだ。」

ふん、と鼻をならす。


「キミってそういう所あるよね~?でもね、さっきも言ったけれど、コルティスでは一応、騎士道が重んじられているということになっているから、ゴルダからの模擬戦を断ったキミは意気地なしと思われてるよ?」



—そんなことを言われてもな?


大体、俺はコルティスの学院生ではないし、騎士道なんて知ったことではない。大体、俺は確かにアルトリウスの学院生ではあるが、今回アルトリウスの代表として来ているのはあくまでハーヴェルなのだ。


「レティ様、イシュバーン様は、今回はアルトリウスの代表として参加しているのではございません。」

俺の代わりにソフィアが俺の言いたいことを言った。


「そうなんだけどね、でもコルティスの学生にとってはそんなのきっと関係ないと思うんだ。」


「・・・それは分かった。だが、実際それで何か実害があるわけでもないんだろう?」

周囲からどう思われようが、ただそのように思われるだけであれば、俺にとってはどうでも良いことではある。


「それはそうだけど・・・。でも、もしかすると、他の人から模擬戦を申し込まれることはあるかも?」

うーん、と口に手を当てるレティ。


「—なぜだ?」

意味が分からん。それであれば、非常に面倒な事この上ない。


「模擬戦の回数は学生の評価に影響するんだよ。アルトリウスから来たキミたちには関係ないと思うけど、ここでは模擬戦の回数と対戦成績が学生評価に関係あるんだ。」


「もしかして、成績が芳しくない学生がイシュバーンに模擬戦を申し込む、とか?」

いつのまにかその胸にデイジーを抱きかかえているラズリー。



――デイジー、俺は貴様をこれから、おっぱい猫と呼んでやろう



デイジーの餌箱を見るとすっかり空になっていた。この短時間で全て食ったらしい。それもこれもラズリーのおっぱいを堪能するために違いない。とてもけしからんドスケベ猫である。


「そうそう!そういった学生にとっては模擬戦は無視できない要素になるからね~。」


「——やれやれだ。」

模擬戦を申し込まれたところで断ることはできるらしいので、あえて受けることもあるまい。


「あはは・・・。面倒だって顔してるね? でもキミと違ってハーヴェルはとっても評価されてるよ?」

それでいいの?と訴えかけてくるレティ。


「構わんさ。ハーヴェルがどのように評価された所で俺には関係ない。」

そう言ってラズリーをちらっと見る。どうやらラズリーはデイジーとじゃれ合うのに忙しいようだ。


「・・・キミって本当はどれぐらい強いの?」

レティがふいにそんなことを聞いてきた。


「—どういう意味だ?」

いきなり何を聞くかと思えば。どういう意味で言っているのだろうか?正直言って、模擬戦は俺の苦手分野なのである。サンダーボルトだけでどうしろと言うのか。


「二人はキミの強さを知っているんじゃなくて?」

レティの言う二人というのは、ラズリーとソフィアのことだろう。


「・・・はっきり言ってデタラメよ?私もよく分からないけど。」

ラズリーは膝の上でデイジーのお腹をもにゅもにゅしている。ラズリーのもにゅもにゅな手の動きに合わせてゴロゴロと喉をならせるデイジー。


「うーん、想像できないなあ。」


そう言って苦笑いを浮かべるレティだが、俺はそこでふいに視線を感じた。そちらを見ると、ソフィアが俺の方を見ていた。


「——レティ様、その模擬戦の申し込みというのは、私が行っても問題ないのでしょうか?」

もし面白い・続きが気になると思って頂ければ

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