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ヤドカリ姫は異世界の扉をひっそりと開ける  作者: モパ
【第2章】モンスター氾濫と紛争
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避難指示(後編)/ 遭遇

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】

【パァァーン】・【パァァーン】・【パァァーン】



【空の目】の映像には、僕達が居た砦を含めた、森(ミンボン山脈の樹海)に近い場所にある砦や村々から、一斉に避難指示の合図が上がっているのが映し出されている。



『ゼンゾウだ!

30分以内に出発の準備を終えてくれ!


安全圏に離脱するまでの間、俺とセンメの指示に従って行動して貰う!



それとイココ団!


暫く指揮権を預かる事になるが、昇格試験に影響はないから安心してくれ!』



『了解。』×6


ゼンゾウさんからの念話で送られた指示に、

乗り物を運転するドライバー達とレイヒちゃんが念話で短い返答を返す。



■■■



『出るぞ!


隊列の殿(しんがり)は、ヤドカリ商会とシュウゼ殿。フクコ殿が乗り込んいるトラックとカーゴトレーラーとする!


それ以外に隊列の組み換えはない!


宜しく頼むぞ!』


『了解。』×6


時刻は23時。


ゼンゾウさんからの念話で送られた指示に、

乗り物を運転するドライバー達とレイヒちゃんが念話で短い返答を返す。



『前回、森(ミンボン山脈の樹海)の東側でモンスター氾濫が起こった時に、この街道沿いの砦や村々では、夜になると悪霊が跋扈し、ゾンビが徘徊したと伝えられております。


今回も同様の事が起こるつもりでいて下さいまし。』


『了解。』×6


センメさんからの念話で送られた指示に、

乗り物を運転するドライバー達とレイヒちゃんが念話で短い返答を返す。



『とりあえず、南西に向かう!


後、1時間で、安全圏に入りたい!


幸い、ここら辺りは草原だ!


岩とかに気をつけつつ、可能な限り飛ばす!


遅れないように着いて来てくれ!』



『了解。』×6


ゼンゾウさんからの念話で送られた指示に、

乗り物を運転するドライバー達とレイヒちゃんが念話で短い返答を返す。



■■■



『このまま、朝まで南西に向かって移動するぞ!』


『了解。』×6


ゼンゾウさんからの念話で送られた指示に、

乗り物を運転するドライバー達とレイヒちゃんが念話で短い返答を返す。



時刻は0時。


辺りは漆黒の闇に包まれている筈なのに……

5キロぐらい離れた場所に蠢くような影を窓の外から見える……気がする。



『シュウゼです。


ツネ様。


ネギハタ高原国 第2近衛連隊の第20中隊の鎧を着込んだ悪霊や、

少数のスケルトンやリッチなどのモンスターなどが、瘴気のもやの向こう側に見えるのですが……


彼等は、今回のグンフ様の調査団から外されていましたよね?』


『えぇ。


我々とは行動を共にしておりませんし、

私の聞いている範囲の話では有りますが、別働隊として動いて貰ってもいません。


私の目にも、ネギハタ高原国 第2近衛連隊の第20中隊の鎧を着込んだ悪霊や、 少数のスケルトンやリッチなどのモンスターなどが、瘴気の靄もやの向こう側に見えますね……


通信機器のある村に着きましたら、

念の為、この件をグンフ殿下達に報告しておきます。』


シュウゼさんの念話での報告と質問にツネさんが答える。



『やっぱ、そうですよね。


今回、グンフ様の調査団から外された事に堪えた、第2近衛連隊の第20中隊の連中が、

グンヨ殿下にお願いをして、自分達を鍛え直す為にクビタゴ盆地へ演習をしに行ったらしい。って、

第1近衛連隊や、王都軍の遊撃大隊や王都の警備隊などに居る、複数の士官学校の同期から、ビッグニュースとして聞いておりますもの。



そうそう。これは内緒ですけど……


変なプライドと……

上位の貴族様以外を見下す事と、仕事の出来なさ具合にかけては超一流の第2近衛連隊の中で異質な中隊が現れた。って、

第1近衛連隊や、王都軍の遊撃大隊や王都の警備隊などの中で話題沸騰中らしいですよ。』


フクコさんの念話で有益な情報をくれる。



『フクコさんも貴重な情報、有難うございます。


グンフ様達も王都に戻れば知ることになるでしょうけど、この情報もグンフ様達に伝えさせて頂きます。


あっ。勿論……最後の不適切な発言までは報告しないでおきますので、ご安心ください。』


『有り難うございます。』


ツネさんの念話での返答に、フクコさんが嬉しそうな声で返答を返す。



◇◇◇



「へんじゃのう……

クビタゴ盆地に兵など居らぬように見えるがのう……」


【空の目】の映像をタブレットで見ながらムンナちゃんが小首を傾げている。



『第2近衛連隊の第20中隊。ってさぁ……


ウチの記憶違いやなかったら、

ハウシさんとネクさんがクアッドでの移動を断念しはった幽霊トンネルの付近で死にはった人達やと思うんやけど……』



『そういや……そんな事もあったな。


確か、その後、

トリース団や マキジコ・レコマ。オボメ・メヨユとかいう人達が急接近して来て……


ヒヤッとさせられる事になったんだったよな?』


『せやせや。


よう覚えてはるやんナシアタ。


ナシアタの言わはる人達からは、ウミシシさん達へ対して危険な感情は感じられへんかったけど、


第2近衛連隊の第20中隊の連中からは、殺気をビシバシ、感じたわ。』


レイヒちゃんとナシアタ君の話が弾んでいる。



「でっ。ウミシシさん達じゃなくて……

わたし達を追って来たのかな……」


『どやろな。


ウチ達をロックオンしてはる。ちゅう感じはしやんよ。


まぁ……近づいたら襲って来はるやろうけど、

誰でも良かったの。誰でもに成ってまうだけのような気がしはるけどな。』


嫁の呟きにレイヒちゃんが淡々とした口調で話す。



『憎い。憎い。憎い。憎い。憎い。憎い。』

『帰りたい。帰りたい。帰りたい。帰りたい。』

『寒い。寒い。寒い。寒い。寒い。寒い。』


『殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。殺す。』

『誰を殺すんだっけ? わからない。皆殺しにしよう。』

『一緒に来い。一緒に来い。一緒に来い。』


『寂しい。寂しい。寂しい。寂しい。』

『悪くない。悪いのは……誰だっけ?』

『命令を守る。殺せ。殺せ。誰を?誰を?』



頭の中に悪霊達の声が響き渡る。



『『逝け。』』



ワンゾウの声が頭の中に響き渡ると、

ネギハタ高原国 第2近衛連隊の第20中隊の鎧を着込んだ悪霊や、 少数のスケルトンやリッチなどのモンスターなどが居る、瘴気のもやが柔らかな光に包まれる。



『ちっ。

瘴気の(もや)が邪魔して、半分ぐらいしか成仏させれなかった。』


ワンゾウの声が携帯電話から聞こえてくる。



「気にするにゃ。

残った奴等は(みにゃ)、逃げたにゃ。


あんな雑魚達、また、来たら……

その都度、減らせば良いだけにゃ。」


シャーコが笑いながら話す。

評価や感想やレビューやいいねを頂けたら有り難いです。

頂いた感想には、出来る限り答えていきたいと考えております。

宜しくお願いします。

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