第3933話 武雄は専売局長達の会議に強制参加になりました。(葉巻の提案について、参考人招致されました。)
王城の武雄達の部屋に向かう通路。
武雄が1人歩いていた。
マイヤー達はスミス達の訓練の様子を見る為に王城に着いたら王都守備隊の訓練場に向かっている。
「~♪」
武雄が気分よさげに歩いていて、角を曲がると。
「キタミザト様、待っておりました。
少々、お聞きしたい事があります。」
「さぁ、局長達が待っておりますので参りましょう。」
専売局の次官と財政局の次官が良い笑顔で待っていた。
「・・・」
武雄がにっこやかに固まっているとガシッと両腕を組まれて、連行されていくのだった。
・・
・
王城内の小会議室。
室内にはアルダーソンとコンティーニ、専売局長、財政局長が居た。
「キタミザト殿、無事にお戻りになったようですね。」
財政局長が言う。
「ええ・・・私は何で呼ばれたのでしょうか?」
武雄が面子を見ながら言う。
「キタミザト殿、アルダーソン殿から提案を受けました。
知っていますね?」
専売局長が聞いてくる。
「・・・葉巻ですか?」
武雄が空いている席に座りながら言う。
「はい、それです。
で、キタミザト殿が噛んでいますね?」
専売局長が聞いてくる。
「噛んでいる訳ではないですよ?
物についてはアルダーソン殿達が発案しています。
製造方法もしっかりとしていたと思いますが?」
武雄が言う。
「それは確かです。
提案書の中身について、実施検討に値します。」
専売局長が言う。
「ならば良いのでは?
財政局としては、どうなのですか?」
「数が問題ですかね。
既存のパイプの葉の流通に乗せはしますが、流通量の変化がどうなるかの試算が難しいですね。
今の所、そこの試算が出来ていません。
キタミザト殿、そこは、どう考えていますか?」
財政局長が聞いてくる。
「・・・アルダーソン殿、どう考えていますか?」
武雄がアルダーソンを見る。
「その件は私の方から。
葉巻は嗜好品の高級品としているので、現在のパイプの葉よりかなりの高値になります。
そこまで流通に負荷をかけるとは考えておりません。」
コンティーニが言う。
「ふむ、アルダーソン家からの意見は了解しました。
キタミザト殿は?」
「基本はコンティーニさんの話の通り。
あとは専売局の販売方法をどうするかで決まるかと考えます。
基本は販売品のリストに載せて貰いますが、販売価格によって、街中に出回る数が抑えられるかと思います。」
武雄が言う。
「ふむ、嗜好品で、その中でも高級という事ですね。
ちなみにキタミザト殿は売り先は?」
「各貴族、騎士団の上層部、豪商・・・その辺でしょうかね。」
「キタミザト殿は買うと言われていたとか。
どのくらいですか?」
「1日20本として月30日で600本お願いします。
戦争や出張なら本数を増やしたいですね。」
武雄が言う。
「・・・えーっと・・・今の考え方ですと申し込みの人数かける600本ずつ必要という事になるのですよね?」
専売局長が言う。
「そうなりますね。
生産頑張ってください。
すぐにでも作ってください。」
武雄が言う。
「ふーむ・・・で、この生産方法ですよねぇ・・・」
専売局長がアルダーソンから提出された提案書を見ながら言う。
「あ、ちなみに葉巻なら魔王国やブリアーニ王国方面に輸出して良いですか?」
「んんっ!?輸出ですか!?」
専売局長が驚く。
「はい、我が国が最初に作った事を大々的に宣伝して、輸出に繋げたいです。」
武雄が言う。
「・・・輸出ですか・・・」
専売局長が悩む。
「財政局長、外貨の獲得が出来ます!」
「許可しましょう。」
財政局長が即答する。
「「生産頑張ってください。」」
武雄とアルダーソンが専売局長に言う。
「・・・うーん、うーん・・・人員のやり繰りで、この工程で・・・・数か月かかります。
試作も兼ねて、まずは100本で」
「私にも毎月3000くらいください!
味の確認の試験に参加したいです!ほら!輸送時に味の変化もあるかもしれませんし!
もちろん買いますから!製造にはいってください!」
武雄が言ってくる。
「・・・第一研究所にも定期購入したいと言っている者もいますし、味の確認もさせたいです。
毎月3000本お願いします。」
アルダーソンが言う。
「あ、財政局も品質の確認をさせたいので、2名分で6000本お願いします。」
財政局長が言う。
「・・・・・・はぁ・・・製造方法を検討し、皆様に第2次試作時には販売出来るようにはさせていただきます。
それとバビントン子爵領での製造については、まだ許可が出せないと思います。
まずは王城での試験と製造方法の確立、生産量の確認と拡大と・・・色々と確認しないといけないですから。」
専売局長が言う。
「専売局長!売り上げに貢献しますよ!」
武雄が言う。
「・・・今回は貢献よりも苦労が多い気がします。」
専売局長が言うのだった。
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