第3929話 ルフィナ達はお勉強会。(武雄はジッロと雑談。)
研究所3階の会議室。
ルフィナ、セレーネ、ルアーナ、ヤリスが商売と事務処理についての座学を受けていた。
「輸入品目はこのリストの通り。
事前にブリアーニ王国の銀の月に発注価格は協議を行っている為、見積書は不要です。
このリストに無い商品が欲しいと言われたら、銀の月に見積書を依頼します。
ですが、それは次に教えますので、今はリスト内の商品が欲しいと言われた際の話をします。
客先に見せる価格はリストの一番右端にある価格になります。
この価格で買うと言われれば、客先に記載して貰う注文書を作成し、客先に記入してもらい注文を受けます。
そしてこちらからブリアーニ王国の銀の月宛に注文書を作り、送付して発注作業を行います。
その伝票がこちら。
手元に置いています。
こちらに品物、発注する個数、希望納期を書きます。
これはエルヴィス家と共用の書類になるので、王都や他領への発注にも使えますし、この街や領内でも使います。
なので、物を買う際は基本的に発注書を作成します。」
アスセナが説明をしている。
「アスセナ様、物を買う時は基本的に注文書を作らないといけないと言いますが、街中で買う際も必要なのですか?」
ルアーナが聞いて来る。
「ええ、基本的に物を買う際は注文書でお互いに商品と個数、価格の合意をして買います。
ですが、例えばリンゴを1個買うのに一々注文書を作っていては時間と手間がかかってしまいます。
なので、少額の場合や個人で買う場合は注文書のやり取りをしていません。
もし、キタミザト家として少額の品物を買う場合は、ほとんどの店舗では領収書というのを発行いただけますので、貰ってきてください。」
アスセナが言う。
「領収書ですか?」
「いくらで何を買いましたという紙をくれます。
私やマリスさんの方の処理で使えますので提出してください。」
「あの・・・貰い忘れたら、どうなりますか?」
「口頭でかまいませんよ。
何を何個買って、いくら払いましたという申告を今もしているでしょう?
領収書は、紙を渡されるだけでわかりますからね。
確認が楽になります。」
「「「「わかりました。」」」」
ルフィナ達が言うのだった。
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魔法師専門学院の寮内のジッロの部屋。
「えー・・・彼女作らないのですか?
ベルテさん達も私もその辺は気にしませんけど?」
「いえ、流石に作ろうとは思いません。
それに・・・寿命の違いもありますし。」
ジッロが言う。
「まぁ、ほとんどが先に死ぬからね。
引きずりそうではあるかな?」
武雄が言う。
「はい、各種族毎に結婚をするべきというのは、血の問題よりも寿命の違いからだと思います。」
ジッロが言う。
「とは言っても、好きになる時は種族関係なく好きになるでしょう。
なので、ジッロさんは、まだ、そこまで入れ込むような女性に会っていないという事でもあります。
今すぐ、どうのではないですが、いつか見つかるかもね。
長寿だからと人との関りを拒否してはいけませんよ?
色んな人に会って、遊んで、飲んで、友好を深めなさい。
その中で『この女性は』という人に巡り合えれば良いだけです。」
「はい、わかりました。」
ジッロが頷く。
「飲んで、遊んでも適度にね。
性行為をするのなら覚悟を持ってする事!」
「しませんよ!」
ジッロが言う。
「・・・ジッロさんにする気が無くても相手が強引に迫ってくる事もあるでしょう。
ジッロさんを泥酔させて、既成事実を作るというのもあり得ます。
少なくともお酒は飲み過ぎないように自制しながら飲むように心がけなさい。
あとは・・・なったらなったでこっちで面倒みるから、あまり気落ちしなくて良いですから。」
武雄がにこやかに言う。
「はあぁ・・・・お酒には気を付けますし、程よい友人を作っていきます。」
「うん、それでいいです。
と、魔法師専門学院はあと1年です。
来年の今時期には王立学院に編入させるので、最低限の知識は学習しておくように。」
「わかりました。
ですが・・・エルヴィス家の方に協力を願っても良いでしょうか?」
「ええ、構いません。
今年2年になるスミス坊ちゃんやお付きのヴィートがいますから勉強をして行けば良いと思います。
ま、成績が悪かったら何かある訳ではありません、自分なりに努力して臨んでくれればと思います。」
武雄が言う。
「わかりました。」
ジッロが頷くとジッロの部屋の扉がノックされ、教師に連れられたマイヤー達が入って来る。
「所長、お迎えに来ました。」
マイヤーが言う。
「はーい、ご苦労様。
マイヤーさん、ベルテさん達にジッロさんに彼女が出来たかの報告しようと思ったんですけど、女っ気がないんです。
どうしましょう?」
武雄がにこやかにマイヤーに言う。
「健全ですね。
学業をしている間は控えた方が良いと思います。
ドナート殿達も安心されるでしょう。」
マイヤーが言う。
「ふむ・・・次来た時にも確認に来ましょう。
じゃ、ジッロさん、また来ますね。」
武雄が立ち上がる。
「はい、ありがとうございました。」
ジッロが頭を下げる。
「次は・・健全に過ごしているか疑わしいマイヤーさんの息子さんの所に行きますか。」
武雄が言い放つのだった。
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