第3927話 アリスとマイヤー達の打ち合わせ。(武雄、ジッロの部屋にて待機。)
武雄が王立学院と魔法師専門学院に行っている際、マイヤー達試験小隊はと言うと王城内の武雄達の部屋で打合せを行っていた。
「「「「「うーん・・・」」」」」
マイヤー、ベイノン、アーリス、オールストン、ブレアはアリスから渡された資料を見ていた。
「エルヴィス家に来るメイド2名とキタミザト家に来る乳母候補2名の資料が届き次第、照会をお願いしたいのです。」
アリスが言う。
「アリス殿、これは『王城を出立する前までに』と考えればよろしいでしょうか?」
ベイノンが聞いてくる。
「出来れば、その方がタケオ様とエリカさんと話して決められると思うのですが。
やはり日数が足りませんか?」
アリスが聞いてくる。
「今日が3月22日です、出立が25日・・・今日も含めて3日は流石に・・
それも経歴書がまだ来ていないのですよね?」
ベイノンが難しい顔をさせる。
「となると、王都守備隊にお願いして、結果はスミス経由か蠟封書類で送っていただくしかないですかね?」
アリスが言う。
「そうですね・・・蝋封して送っていただくのが良いでしょう。
私の元居た所にこれらの資料がありますので、教えられる範囲内で照会内容が来ると思います。」
ベイノンが言う。
「わかりました。
では、それで依頼する事にします。
メイドの経歴書が来たらマイヤー殿に渡しますので、対処してください。」
「了解しました。」
マイヤーが頷く。
「カーティアちゃん、申し訳ありませんが、一緒にメイドの経歴書を写すのを手伝ってください。」
「はい、畏まりました。
ちなみにメイド長にはジーナ様から依頼がされていますが、今日経歴書は来るのでしょうか?」
カーティアが聞いてくる。
「うーん、ちょっとわからないかな。
願望としては今日ですが、明日になるかもしれません。
どちらにしてもすぐに写しを作って、片方をマイヤー殿に片方は私達で所持して検討に入りましょう。」
「わかりました。
・・・あ、精霊通信で今、スミス様のマリ殿?から連絡が入りました。
スミス様が王都守備隊の訓練に来るとの事でジャムを持ってくるそうです。」
カーティアが言う。
「わかりました。
待っていますと連絡をしてくださ・・・あれ?タケオ様、今王立学院に行っていますが、寄宿舎に寄っていないのですかね?」
「来てないってよ。」
チビコノハが現れてアリスに言ってくる。
「あれ?タケオ様ならスミスの部屋を見に行くと思ったのですが。」
「でも行っていないみたいだね。
マリの精霊通信はパナちゃんも聞いているだろうから、タケオが動くかもしれないけど。
スミスはこっちに・・・って、ジーナも参加するの?」
チビコノハが驚く。
「パラス殿から入りました。
王立学院と魔法師専門学院に行って用事は済ませたから後はお1人で帰って来るようです。」
カーティアが言う。
「・・・まぁ、タケオ様なら1人でも大丈夫でしょう。」
アリスが首を傾げながら言う。
「アリス殿、ならば、私達が所長の元に行ってきます。
所長には寄宿舎に居るように伝えておいてください。」
「ジーナちゃんと交代ですね。
わかりました。
コノハ。」
「はーい、伝えておくよー。
あ、『今寄宿舎じゃなくて魔法師専門学院の寮のジッロの部屋で話をしてるから、こっちに来て』だって。」
チビコノハが言う。
「ジッロさんの事をベルテさん達に報告しなきゃいけないので、部屋で話し合っているのでしょうね。」
アリスが頷く。
「わかりました。
魔法師専門学院の寮に向かいます。」
マイヤー達が立ち上がる。
「戻られるまでに経歴書が来たら、用意しておきます。」
アリスが言う。
「はい、では、失礼します。」
マイヤー達が部屋を出て行くのだった。
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魔法師専門学院の寮内のジッロの部屋。
「では、ご主人様、くれぐれも!マイヤー様達が来るまで大人しくしていてくださいね!」
ジーナが武雄に言う。
「うーん・・私はいつも大人しいですよ?
周りが騒ぎすぎなんですよ。」
「はぁ・・・結果的に大人しく待っていないではないですか。
くれぐれも!マイヤー様達が到着するまでここで待機です!」
「はーい。」
武雄が返事をする。
「では、ジッロ様、ご主人様をお願いします。」
「無理ですが、わかりました。」
ジーナの言葉にジッロが苦笑しながら言う。
「はぁ・・・では、久々の訓練に行ってきます。」
ジーナがジッロの部屋を出て行く。
「はぁ・・・なので、待機です。」
「わかりました。
水しかありませんが、よろしいですか?」
「あ、平気ですよ。
勝手に注ぎますので。」
武雄がアクアでコップに水を入れる。
「わかりました。」
ジッロが頷く。
これからマイヤーが到着するまでの武雄と2人きりの時間がとてつもなく長くかんじるのだった。
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