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第3925話 まずは王立学院に行ってみよう。(ボールドも大変だね。)

王立学院の学院長室にて。

武雄とジーナがボールドと会談していた。


「あははは!うん!うん!若いっていいですね。

 はぁ・・・面白い。

 本人達がしているのを、バレていないと思っていて、実は周りは全員知っているって・・・あはは!」

武雄が爆笑していた。

「・・・はぁ、笑い事ではないですよ。

 もう、どうしたらいいのか・・どうすればー!?」

ボールドがソファに座りながら顔を両手で覆いながら落ち込んでいる。

「・・・秩序が無くなると無法地帯になりはしませんか?

 流石にスミス様とエイミー殿下に悪影響が出そうですが。」

ジーナが微妙な顔をさせて言う。

「ふふっ、ジーナ、ここで重要なのは本人達は隠しているのです。

 という事は、部屋の外ではそういった事をしていないのです。

 なので、寄宿舎内の秩序は部屋以外では一応、保たれています。

 ですが、実際は本人達ではなく、周囲の努力によって維持されているという面白さ!

 いや~笑い話にはもってこいですね。」

「ご主人様、不謹慎ですよ?」

「良いんですよ・・・こっちまで深刻になったら収拾がつきません。

 当事者の親からの相談で他に人は居ないですから、こういう話の場合の第3者は笑って済ませるものですよ。」

武雄があっけらかんと言う。

「そうなのでしょうか・・・ちなみにご主人様が反対の立場なら?」

「冷や汗かきながら、『どうしよう』て悩むと思います。

 アズパール大公に相談するわけにもいかないでしょうし、かといって本人達に『なにしてるんだ?』なんて言ったら、面倒な事になるでしょうし。

 そもそも婚約している時点で、性行為をしていても本人達が納得しているのならば問題にはなりません。

 どうしようも出来ませんが、一応、息子さんに『苦情に近い報告が来ているんだが?』と言うしかないのでは?

 まぁ、息子さんに言ったとして、『で?性行為を止めるだけで済む話なの?』となるでしょうけど。」

武雄がにこやかに言う。

「はぁ・・・うちの愚息が・・・」

ボールドがガックリとする。

「・・・ご主人様、どうされますか?」

「どうもしませんが?」

武雄がジーナに言う。

「スミス坊ちゃんから相談された訳でもなく。

 ただただ、寄宿舎に居る職員から王立学院の学院長に報告がなされただけでしょう?

 私は傍観者です。

 ボールド殿がどう動くかを見守るのみです。」

武雄が言う。

「うーん・・・学院長殿、どうされるので?」

「何かしますが・・・愚息を叩きのめす以外の選択肢が、今の私の頭にないのですよね。」

ボールドが言う。

「そういえば、アルダーソン殿も、この間、息子さんを叩きのめしていましたね。

 その後、両家で話し合いがされたようですが。」

「話には聞いています。

 この話があったので、増々、落ち込みました。」

ボールドが言う。

「うん・・・頑張ってとしか言えません。

 ま、ボールド殿が知っているという事は陛下の耳にも入っているか、もうすぐ入るでしょう。

 相談しに行ってみては?」

武雄が言う。

「陛下にですか?」

「アズパール大公に聞くよりかは、話しやすいと思いますけど。」

武雄が言う。

「うーん・・・」

「そもそもアズパール大公に『息子の制御が出来ません』なんて相談出来る訳もなく。

 貴族会議に広まれば、大事になりかねませんから、同期にも話せない。

 となると、実際問題として、この事を話せるのって、私やアルダーソン殿のように地方に居て、ついでに息子や親族が同級生という同じような問題を認識している間柄か、上司ぐらいですよ。

 前任のクラーク伯爵は貴族会議の議長なので、相談すれば広まるのが目に見えているので相談は出来ませんしね。

 自ずと陛下に相談するしかないという事になります。」

武雄が言う。

「陛下に相談ですか・・・どんな指示をされるのでしょうかね?」

ジーナが首を傾げる。

「『面倒な事を持ち込みやがって』という顔をして、聞いてくれますよ。

 うん?・・・あー、そうか、クラーク議長も学生時代は浮名を流した人でしたか。

 貴族会議に話が漏れて広まる可能性がありますが、経験者か。」

武雄が考える。

「・・・・・・陛下にご相談に伺います。

 対処を誤ると私だけでなく、アズパール大公にも迷惑がかかりそうですので。」

ボールドが苦渋の声を出して言う。

「それで良いでしょう。

 どうせ怒られるのなら、早めに怒られて対処を皆で考えるしかないのです。

 評価の減点になるかもしれませんが、大幅な減点になるよりはマシです。」

武雄が言う。

「そうですね・・・ええ、そうです。」

ボールドが頷く。

「はい、では、来年度のエルヴィス家の求人についての話を確認してから陛下の所に向かってください。」

「あー、それが本題でしたか。」

「ええ、ボールド殿にとっては息子さんの話が本命でしょうけど。

 エルヴィス侯爵や私としても王立学院への求人は初めてなので、注意事項等があれば今の内に聞いて対処しておかないといけませんので。」

武雄がいうのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
へーかでいーけど、さいしょーがいーよー
まぁ笑ってるキタミザト候も(たしか)3日で 上司で伯爵令嬢の超年下お嬢様と婚約なんですけどねー その後ソッコで真っ昼間から…あっはっはっはー むしろ当事者で経験者なのがキタミザト候だったり? うむ!や…
一般生徒の、多く居る、宿舎の方は、どうなのですかね?   マイヤー 家の、ルーク さんとか   ラック 家の、コートニー さんとか 魔法師専門学院の宿舎の方とか、ジッロ さんとか 本人たちは、自…
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