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第3923話 第3皇子一家の引越しの準備は順調のようです。(タバコは嗜好品です。)

アズパール王の執務室。

アズパール王とウィリアム、オルコットが朝食後の打ち合わせをしていた。


「以上が現状での第3皇子一家の出立の行程になります。」

オルコットが言う。

「うむ、前回から変わっていないな。

 前日の軽い式典が面倒だな。

 アルダーソンは、ここまで居るのだったな?」

アズパール王がオルコットに聞く。

「はい、第3皇子一家とキタミザト家の出立後にアルダーソン殿方が出立の予定です。」

オルコットが言う。

「うちのアルマやレイラもそうだけど、アリスとエリカさんも居るから、食事には注意しないといけないですね。」

ウィリアムが言う。

「それはもう、料理長からメイド長まで細かい確認をお願いしています。

 相手はキタミザト殿とアリス殿ですからね。

 注意を怠ってはいけません。」

オルコットが言う。

「まぁ、タケオとアリスなら問題ないだろうが、事が子供に及べば活発に動くだろう。

 念には念を入れよ。」

「はっ!

 とはいえ、食材は事前に決めた物を使いますので、事前確認がしっかりしていれば料理については大丈夫だろうと思っています。

 毒や異物混入等の狙われる系ですが、メイド長以下信用が高い者が必ず付き添い、新人等は会場内への配置をさせております。

 それと厨房、廊下、会場や控室には必ず、ケアが出来る者が常駐し、何かあれば動けるように手配済みです。」

オルコットが言う。

「うん、それで良かろう。

 ウィリアムの方の準備はどうなっている?」

「先行して送る物、持って行く物、後から送る物の選別は終わっています。

 引越しの行程については、僕の方の騎士団等が毎日、街道を確認して今の所、問題は発生していないと報告されています。

 領地の受け入れも順調との事です。

 あとはエルヴィス侯爵、ゴドウィン伯爵、テンプル伯爵の受け入れと連れて来る2小隊、3貴族の計6小隊分の宿の手配も終わっていますし、屋敷の方での歓迎会用の各種食材の購入計画は終わっていて、納入を待つばかりです。

 現地に居る料理長ともやり取りしていて、『奇抜な物より地味でも確実に美味しい物を』といっていますから、大丈夫だと思います。」

ウィリアムが言う。

「順調そうだな。

 ウィリアムは長年、この城で育ったのだ、思う事は多々あるだろう。

 引っ越しまで噛みしめて行ってくれ。」

「そうですね・・・思えば・・・思えば・・・あれ?あまり楽しい思い出がありませんね?」

ウィリアムが首を傾げる。

「いやいやいや、何かあるだろう!?

 ・・・はぁ、まぁ、ゆっくりと感傷に浸れば良い。」

アズパール王がため息をつきながら言うのだった。


------------------------

王城内の簡素なバー。

数名しか居ない状態で武雄がお茶を飲みながらボーっとキセルを吸っていた。

「・・・」

とバーの扉が開き、コンティーニが入って来る。

「キタミザト様、おはようございます。」

コンティーニが挨拶してくる。

「コンティーニさん、おはようございます。」

武雄が挨拶すると武雄の正面に座る。

「・・・」

武雄がキセルを灰を落として、脇に置く。

「おはよう、タケオ。」

チビムンムがコンティーニの肩に現れて武雄に挨拶をする。

「おはようございます。

 コンティーニさんは非喫煙者だと思うのですけど?」

「はは、コンティーニには毎回、無理を言って行って貰っているよ。

 それに喫煙している者達が居る場所に行く際には入る前と出た後にケアで治しているから大丈夫だ。」

チビムンムが言う。

「キタミザト様、気になさらずに吸って頂いて構いませんが?」

コンティーニが言う。

「そうは言っても・・・で、どうしたのですか?」

「うむ、専売局への提案書を作ってみたんだ。

 コンティーニ。」

「はい、こちらです。」

コンティーニが武雄の前に紙を置く。

「失礼します。

 ・・・葉巻の作り方?私は作った事がないのでわかりませんが・・・え?この工程なのですか?」

武雄が紙から目を放し、ムンムを見る。

「手作業で作るなら、この方法が良いと思ってな。」

「はぁ・・・へぇ、こうやって作るんだ・・・」

武雄がムンムの用意した葉巻の作り方を見ながら言う。

「味は2種類、サイズはミニシガーサイズだな。

 長さ約10cm・太さ約1cm前後といった所か。

 吸う時間としては10分程度だろう。」

チビムンムが言う。

「想定販売価格は?」

「20本で銀貨1枚。」

「え・・・高い。」

武雄が信じられないといった顔をムンムに向ける。

「嗜好品だからな。

 とはいえ、全部手作業なのだからもっと高くなってもおかしくはないぞ。」

「それはそうですが・・・葉巻という事は肺に入れないのですよね?」

「そうなるな。」

「まぁ、慣れれば良いのか・・・うーん、銀貨1枚かぁ。」

武雄が考える。

「タケオは買うか?」

「買いますけど、出来れば大量購入で割引付けてください。」

武雄が懇願するのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
葉巻は足が早いよー今は一個づつのビニール包装とかしてるから西インドから日本まで届く、作中というか大航海時代ならシガーケースが高い、銀貨一枚中8割か9割はケースの値段、逆にというか一個のケースに納まるよ…
手作業だからねぇ、手巻きたばこも手作業だろうし紙が量産できれば手巻きたばこもできそうね
この世界のタバコは健康にいいものになってる設定だったはずで それなら文化的にも色々違いが出てきそうなもんだけど あと肺に入れたほうがいいんじゃ?
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