第3921話 507日目 ラジオ体操をしましょう。(慣れ親しんだピアノが一番ですね。)
王城内の武雄達の部屋。
アリスとエリカ、ジーナとカーティア、初雪がアナスタシアとクリスティーナの世話をしている横で。
「あーたーらしい、あさがきた!
きぼーおのあーさーだ!」
コノハが独唱していた。
コノハの隣にはヴァイオリンを構えているペイトー、正面には武雄がスタンバイしていた。
「「・・・」」
アリスとエリカが「え?体操するって言ってなかった?なんで歌?」と言う顔を3人に向けている。
そもそもなのだが、武雄が「会議室まで行くの面倒ですね」という一言から。
ペイトーが「ピアノ程ではないですが、ヴァイオリンでも出来ますよ」と了承し、「じゃ、ここでするか」となってこれである。
「いち、に、さん、し!
にい、に、さん、し!」
コノハと掛け声をかけながら武雄もラジオ体操をしている。
曲が鳴っているので、アナスタシアとクリスティーナはピコピコ動いている。
「・・・スムーズですね。」
「・・・2人共、動きが一致していますね。」
アリスとエリカがコノハと武雄を見ながら言う。
「アリス様、エリカ様、お嬢様方の片づけ終わりました。」
ジーナがアリス達に報告する。
「はい、ジーナちゃんもカーティアちゃんも初雪ちゃんもお疲れ様です。
朝食までのんびりしていてください。」
アリスがジーナ達に言う。
「はい、わかりました。
・・・ご主人様の体操ですが・・・曲と掛け声があるのですね。」
ジーナが武雄達を見ながら言う。
「そのようですね。
で、これがタケオ様やスズネさんが出来る体操という事ですね。」
「結構、動きますね。」
アリスとエリカが言う。
「アリスとエリカもしてみますか?」
パナが現れて言う。
「私達でも出来ますか?」
アリスが聞いてくる。
「途中、少し跳ぶところがあります。
軽く跳ぶ程度か、もしくはその部分は跳ばないようにして、手だけにすれば大丈夫です。
無理をする体操ではありません。
出来る範囲内で結構です。
これをすると全体の筋肉を動かすので、体温が上がり、朝から動きやすくなりますよ?」
パナが言う。
「じゃぁ、やってみようかな?」
「そうですね。
物は試しですし。」
「私達も参加しますか。」
「はい。」
アリス達が立ち上がるとラジオ体操が終盤に差し掛かっていた。
「しんこきゅう、はくいきをすって、はくよー。
くりかえして~」
コノハが掛け声をかけながら武雄も体を動かし終える。
アリスとエリカが軽く拍手をする。
「うん!やっぱりピアノが良いのがわかりました。
なので!会議室に行って、もう1回しましょう!」
武雄が言う。
「やっぱそうだよねー。
ピアノの方が良いよね。」
コノハが頷く。
「タケオ様、コノハ、私達も体操してみたいのですが。」
アリスが言ってくる。
「ええ、構いませんが・・・コノハ、ゆっくりとやれば覚えられますかね?」
「出来るでしょ。
難しい事はしていないから、まぁ・・・2、3回すれば慣れると思うよ?」
コノハが言う。
「なら、移動ですね。
あ、ジーナ、一応、汗もかくでしょうから、水も飲みたいでしょう。
コップがあるかわからないので・・・3つか4つ持って行きたいです。」
「畏まりました。
厨房に行って、用意して向かいます。
昨日の演奏会をした会議室ですね?」
ジーナが聞いてくる。
「はい、そこにしかピアノはありませんし、朝食前の時点で文官達も出勤していないでしょうから。
使えるでしょう。」
武雄が言う。
「わかりました。
一応、王城のメイドにお伝えしておきます。
では、厨房に行ってきます。」
ジーナが退出していく。
「うん、なら、アリスとエリカは軽く運動出来る服装で・・・そのままで行きますか?」
「はい、タケオ様の今の動きを見る限り、走り回るとかでは無いようなのでこの服で。
スニーカーを持って来ているので、そっちで向かおうかと。」
「私もスニーカーに履き替えます。
こっちの方が良いでしょう。」
アリスとエリカが言う。
「カーティア、一応、アナスタシアとクリスティーナのおしめセットは持って行ってください。」
「はい、一まとめにしていますので、準備は終わっています。
すぐに持って行けます。」
カーティアが返事をする。
「少しの間ですが、離れますので初雪、防犯のスライムをお願いします。」
「はい・・・終了です。」
初雪が5、6体のスライムを作り出し、室内に散開させる。
「じゃあ、行きますか。」
武雄が言うと皆が頷く。
「ちなみにですが、タケオ、朝の1曲は何ですか?」
エリカの肩に乗っているチビペイトーが聞いてくる。
「朝の・・・『神●の詩』とか?」
「くっ・・・3人で出来ないかも。」
チビペイトーが苦渋の顔をする。
「あ、これは複数、曲の要望が出そう・・・
流石に朝から演奏会はしちゃダメでしょ。」
チビコノハが呆れながら言うのだった。
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