第3911話 第1皇子一家が入城すれば、少し変化があるようです。(魔王国相手は引き続き、キタミザト家とエルヴィス家でお願いします。)
「そういう話をパット殿下とかはしているのですかね?」
「負けたらどうなるか?ですか?
部局としては、どこもしていないでしょうね。
ちなみに外交局内はしています。
外交に失敗し、情報をもたらせなかったらどうなるか。
特に若手にはしっかりと教育しています。」
「軍務局内でもしていますね。
戦争に負けたらどうなるか。
治安の悪化、食料難、兵士数が激減した状況での籠城戦・・・最悪の条件を常に想定せねば、仕事への必死さが失われます。」
外交局長と軍務局長が言う。
「パット殿下の教育は総監局ですか?」
「ええ、補助をしているはずですね。
とはいえ、陛下から明確な教育方針は出ていなかったかと。」
外交局長が言う。
「そうですね。
少なくとも局長会議では話題にはなりませんでしたか。」
軍務局長が言う。
「?・・・王立学院も卒業されましたし、王族としての教育をしていくかと思ったのですが?」
武雄が首を傾げる。
「うーん・・・クリフ殿下の指示待ちですね。
子の教育方針は親が示す物です。
陛下は祖父としての立場なので、明確な教育方針が出せていません。
今は仕事を割り振って、して貰っている程度でしょう。
教育方針は第1皇子一家が王城に入られてから決めるかと思います。」
外交局長が言う。
「あ、クリフ殿下が入城されるに伴い、軍務局と人事局が動きます。」
軍務局長が言う。
「入替ですか?」
武雄が聞く。
「はい、人事刷新とまで行きませんが、局長達は継続で次官や部長級は異動があります。
外交局にも内々に話が来ています。」
外交局長が言う。
「軍務局管轄の第1騎士団、第2騎士団もですね。
それと王都守備隊と王家専属魔法師部隊の増員が決定しています。」
軍務局長が言う。
「ふむ・・・第1皇子一家領の騎士団や兵士の受け入れですか?」
武雄が聞く。
「はい、第1皇子一家領の騎士団と兵士達で王城に来る者を受け入れる体制が整いました。
第1騎士団、第2騎士団ともに約100名までの増員。
王都守備隊に50名までの増員、王家専属魔法師部隊には20名までの増員が内定しています。
王都に第1皇子一家領の者達が着いたら、面接と試験を経て、各部隊で採用についての話し合いが実施されますが、それに伴い既存の部隊員の異動も可能としました。
各部隊で引き抜き中ですよ。
王都守備隊総長殿が一番動いているようですがね。
・・・はぁ、王都守備隊総長殿には、ある程度自重をお願いしたい所ですが。」
軍務局長が言う。
「今年も私が王都守備隊と第1騎士団から抜きましたしね。
ま、来年も募集させて貰いますけど。」
武雄が悪びれもせずに言う。
「キタミザト殿が動くと王城の部隊長達は大変でしょうね。」
外交局長が言う。
「はぁ・・・キタミザト殿はベテラン陣の再就職先も兼ねていますからね。
軍務局としては戦力維持の為に若手を積極的に入れて行きたいという事情もありまして、上の就職先があるのはありがたいのですが・・・やり過ぎ感もあるのですよね。」
軍務局長が言う。
「止めて欲しいと言われていませんからね。
それに来てくれている方々は王城での仕事をやり切った感があるので、すんなりと地方領に家族で来てくれますよ。
ありがたいですね。」
「ふむ、外交局内の者に話をした事は?」
外交局長が聞いてくる。
「文官採用は今の所、考えていませんね。
エルヴィス家に外交局出身は今の所必要ありませんね。
家として外交交渉はしていませんからね。
例外的に私とエルヴィス侯爵が対ブリアーニ王国、対魔王国の事前交渉や緊急案件の交渉をしているだけです。
必要なら陛下に相談と報告、指示をお願いしています。
外交局が引き取ってくれるのなら、すぐにでも全部を渡しますが?」
武雄が言う。
「すみません、ウィリプ連合国との方が終わらないと魔王国関係に手を出せないですね。
ウィリプ連合国とカトランダ帝国も結構、大変なんです。」
外交局長が言う。
「でしょうね。
対外交渉や情報を取りに行く部署が暇なわけないですよ。
まぁ、穏便とそれなりな行動を魔王国とブリアーニ王国にはしていきますが、ケチが王城側から言われたらすぐに引き渡しますからね?」
武雄が警告を発する。
「はい、心しておきます。
あ、今年、エルヴィス家に入る王立学院の新人ですが、よろしくお願いします。
父親は子供の前では平然としていたそうですが、どうも同僚達に心配なのを相談しているようで。
私の所にも噂話が入って来ています。」
外交局長が言う。
「ええ、とりあえず、仕事は大量にあるので暇はさせないでしょう。
仕事に邁進し、美味しい物を食べて、仕事をして行けば、あっという間に数年経ちますよ。
それに数年すれば王立学院で同期のエイミー殿下もエルヴィス家に来ますし。
その際は色々と愚痴も言うでしょうが、愚痴が言えるのは健全な証拠でもありますから。
まぁ、なんとかなるのではないですか?」
武雄が言うのだった。
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