第3907話 アンがやってきました。(今日の夕方はゼラチンでドレッシングを固めてみようと思います。)
コンティーニとムンムとの話を終え、もう一度一服した武雄は部屋に戻って来ていた。
「あ♪」
「は!は!」
アナスタシアとクリスティーナが武雄の指を掴んで、武雄と引っ張り合って遊んでいる。
「うーん、今日は機嫌が良いですね。」
アリスが子供達を見ながら言う。
「そうですね。
うんちの方も変わらないので、体調も良さそうですね。」
エリカが言う。
「うん、アナスタシアとクリスティーナは大丈夫。
アリスとエリカも大丈夫。」
チビコノハが言う。
「タケオ、ジーナ、カーティアもケアをかけていますし、不調はないようですね。」
チビパナが言う。
「タケオ、部屋の掃除は終わりました。
侵入した者もいないです。」
初雪が言う。
「よし、皆の報告ありがとうございました。
とりあえず、朝食に臨めそうですね。」
武雄が言うと扉がノックされ、武雄が許可を出すとアンが入って来る。
「タケオさん、アリス様、エリカさん、おはようございます。」
アンが挨拶をする。
「「「おはようございます。」」」
武雄達が返事をする。
「タケオさん、15時以降に予定が入っていますか?」
アンが聞いてくる。
「えーっと・・・ジーナ、今日は午前中は外交局と軍務局との会議が入っていますが・・・何時間ぐらいかかりますかね?」
「最低でも昼まであるかと考えていますが、話し合いが盛り上がると昼過ぎまでかかるかもしれません。」
ジーナが武雄に言う。
「たぶん、大丈夫でしょうね。
何かありますか?」
「はい、ゼラチンのスイーツ作りを一緒にしたいです。」
「ふむ、それは面白そうですね。
わかりました、しましょう。」
「ありがとうございます♪」
アンが嬉しそうに言う。
「今日の夕食はアン殿下とタケオ様とのスイーツを楽しみにすれば良いのですね?」
アリスが言う。
「あー、今日は引っ越しの資料を見ますから、最後まで頑張れそうです。」
エリカが言う。
「なら良かった。
で、アンさん、何か新作を作ったのですか?」
「何種類かは作ったのですが、満足のいく物が出来ません。
固める元を色々と変えているのですが・・・」
アンが考えながら言う。
「ふむ・・・変わった使い方としては、ドレッシングにゼラチンを入れて、固めてしまうというやり方があると思いますね。」
「ドレッシングを固める?」
アンが首を傾げる。
「液体を固める性質があるのがゼラチンです。
今はジュースや砂糖を溶かした水をゼラチンで固めているでしょう。
これをドレッシングで実施し、食べる際に野菜と一緒に混ぜて粉々にすれば良いのでは?
そうすれば野菜から出る水でドレッシングが事前に薄まる事もないし、野菜にドレッシングの水気を吸われる事もありません。」
武雄が言う。
「なるほど、そこは考えた事がありませんでした。」
アンが頷く。
「水を固めるという性質を、どう使うかを考えないといけませんね。」
「そうですねぇ。
うーん・・・水っぽい物を固めるのですよね?
・・・思いつきません。」
アンが諦める。
「そう簡単に思いついていたら、もっとメニューが増えていますよ。」
「確かに。
では、タケオさん15時に厨房でお願いします。」
「はい、わかりました。
もし、会議が押すようなら連絡を入れます。」
「はい、では、失礼します。」
アンが綺麗な挨拶をして退出していく。
「ドレッシングを固めるのですか?」
アリスが聞いてくる。
「ええ、少し濃いめに作った方が良いかもしれませんが、それは試して確認をしないといけませんね。」
武雄が言う。
「という事は今日は何種類かのドレッシングが出るのですか?」
エリカが聞いてくる。
「ええ、何か要望があれば、挑戦はしますよ。」
武雄が聞いてくる。
「私は妊娠も終わったので、ちょっと濃いめの味が良いですね。」
「私はあっさりか酸っぱいのをお願いします。
妊娠したので、味覚が変わっているかもしれないので試したいです。」
アリスとエリカが言う。
「わかりました。
濃いめとレモンを多用するのを作ってみますね。」
武雄が言う。
「「お願いします。」」
アリスとエリカが言う。
「タケオ、厨房に行くの?」
チビコノハが聞いてくる。
「ええ、行きますよ。」
「チェリーのジャムがあるか確認してきてね。」
「うん?チェリー?
・・・あ、アリスがスミス坊ちゃんに頼んだのでしたか?」
「そうそう、一応、頼んでいるけど、厨房にあるか確認して。
ついでに珍しい物があればゲットしてね。」
チビコノハが言う。
「わかりました。
王城なら珍しいのもありそうですよね。
生産地も聞いた方が良いかもしれませんね。」
武雄が頷くのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




