第3903話 運動の準備中です。(アズパール王も見学に来ました。)
王都守備隊の訓練場。
コンティーニは第1騎士団か第2騎士団の訓練場を借りれないかと思っていたようだが、武雄が「近くの同格組織の訓練場を借りましょう」という事で第八兵舎の王都守備隊総長に声をかけたら「良いですよ」と簡単に許可が出、アルダーソン達が準備をしているのだった。
「お、タケオ、面白い事が始まるみたいだな。」
アズパール王がオルコットとやってくる。
「・・・今日の仕事は終わったんですよね?」
武雄が訝し気に見る。
「お、終わったぞ!な?オルコット?」
アズパール王がオルコットに聞く。
「ええ、これ以上しても疲れるだけでしょうから。
今日は切り上げました。
それに面白い事をするようで陛下の気が散っていましたし。」
オルコットが諦めながら言う。
「面白いかどうかわかりませんが。
アルダーソン殿の息子さんにお嫁さんが来るみたいですよ?」
「あぁ、報告は聞いている。
確か、スミスとジーナが片付けた件だな。
上手くまとまりそうなんだな?
お、すまんな。」
アズパール王が王都守備隊員が持って来た椅子に座り、アルダーソンとイーデンを見ながら言う。
「あれですね。
アルダーソン殿もボールド殿も息子が嫁を連れてきたら稽古をつけるのですね。
騎士団はそういう風習が?」
武雄が聞く。
「そんなのは聞いた事がないがな。
まぁ・・・どちらも同衾やら性交渉をしたのが発覚してだからなぁ。」
アズパール王が微妙な顔をさせて言う。
「グレース殿下の方が問題があると思いますがね。
アルダーソン殿の方は、まだ可愛い物です。」
オルコットが言う。
「同衾しているのをエイミー殿下に発見されるとはね。
話を聞くだけなら爆笑しましたよ。」
「あぁ、我も笑った。
だが、頭痛もした。」
「でしょうね。
ですが、まぁ・・・相手が決まって良かったですね。
その辺の旅人やら他国の方でなくて良かったです。」
「まぁ、タケオが言う相手でなかったのはありがたいがな。
だが、それは最悪がなされなかっただけだろう。」
「・・・敵国の者が入り込まないだけで良いでしょう。
あとは国内の貴族問題だけです。
敵国の者が入ってきた事よりか、いく分楽かと。」
武雄が言う。
「王都近郊までは気を付けてはいるが、距離が開くと手の出しようがないのも確かだな。
タケオ、娼館の件はすまなかったな。
良い手だ。」
「ありがとうございます。
上手く使ってください。」
「あぁ、使うとも。
バビントンの素性は大丈夫なんだが、どうも周辺がな。」
「まぁ、新興貴族で一から部下を採用していますから。」
「タケオも新興貴族なんだが?」
「私は部隊の人員は王城から採用していますし、家の者達は染まらぬ前の子供で、要職は奴隷の首輪もある施政者を配置していますからね。
他にも採用をしましたけど、多少裏があっても敵対するような人ではない方を採用しています。
皆さん、元気に楽しそうに仕事をしてくれています。
大丈夫でしょう。」
武雄が言う。
「まぁ、タケオの所は元奴隷や奴隷にされる前の者達だからな。
命を救ってくれたタケオには絶対の信頼を置くだろう。
そういえば、連れて来た子供メイドはエルフだったな。
タケオの所の農業部門もエルフの一家で、実行部隊にもエルフが居たか。」
アズパール王が聞く。
「はい、たまたまでしょうけどね。
ブリアーニ王国には教えていて、『本人達がしたいようにしてください』と言われているので、仕事をして貰っています。
ちなみにカーティアはデムーロ国で奴隷でしたよ?」
「・・・ふむ、エルフは希少種と認識しているのだがなぁ。
タケオの所に多く居るし、隣国がエルフの国家だよな。
うーん・・・1名か、2名を採用したいとも思うが。」
「出来るでしょうが、ブリアーニ王国の息がかかった者を採用する事になると思いますよ?」
「それは良い気分はしないな。
タケオの所は息がかかる前に採用したという事だな。」
「むしろブリアーニ王国は『拉致被害者を救出し、普通に採用していて、何事もなく接してくれている』と高評価です。
まぁ、向こうからすれば国の対応が遅すぎて救出できず。
助かった自国民は他国の侯爵家に勤めて、元気に過ごしているという負い目があるようですね。」
「・・・空白地帯は良い時期に話が来たような感じだな。」
「ええ、その際にベルテ一家に会わせています。
ま、ブリアーニ王国は私の部下達が元気に仕事をしていれば、我が国に何かはしないと思います。
・・・それこそウィリプ連合国と同盟とかしない限りは。」
武雄が言う。
「安心しろ、ウィリプ連合国と手を取り合う事はない。」
アズパール王が言うのだった。
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