第3902話 武雄は部屋に戻ってきました。(アルダーソン親子は運動をするようです。)
王城内の武雄達の部屋。
専売局と財政局との会談を終えた武雄とジーナが戻って来た。
「はぁ・・・今日の予定は終わりですね。
ジーナも楽にして良いですからね。」
武雄が制服の上着を脱ぎながら言う。
「はい、ありがとうございます。
それにしても専売局と財政局の打ち合わせ中にアルダーソン子爵様の方から騒動の報告があると考えていましたが、ありませんでしたね。」
ジーナが言う。
「確かに・・・アリス、エリカ、こっちには話は来ましたか?」
武雄がアリスとエリカに聞く。
「いいえ、ありませんでした。」
「私達は私達でタケオさんがベルテ一家にお願いしているアプリコットの話をしていましたよ。」
アリスとエリカが言う。
「アプリコット?・・あぁ、杏ですね。
そういえば、エイミー殿下とスミス坊ちゃんがチェリーのジャムを買ったとかパナから言われましたね。
頼んだのですか?」
「はい、ヴィートが買いに行ってくれたようです。
今日か明日に持って来てくれると思います。
で、エイミー殿下がエルヴィス家でも、そういった珍しいジャムを作ろうという考えになっているそうで、何かあるかなぁと話していて、アプリコットの話になりました。」
アリスが言う。
「なるほどね。
でも、2本しかないですよ?
個人で楽しむ分しか買って来ていませんし。」
武雄が言う。
「そうなんです!なので、タケオさん、魔王国から追加でアプリコットの木を買いましょう!」
エリカが言う。
「・・・ふむ、まだ自生出来るかの確認中なんですけど。
まぁ、増やしても良いかもしれませんが、ジャムは作れても少量販売にしかなりませんよ?
街中のみの販売が主になると思いますが。」
「試験栽培と試作製造です。
上手く行ったら果樹園とジャム作りをお願いする農家を探しましょう。
コノハが言うには、隣の農家さんに依頼する為にも、まずはジャムを作って、その農家さんに食べて貰って協力して貰える下地を作ろうという話になりました。」
「ふむ・・・まぁ、そういう流れになるでしょうね。
で、確か5本単位で買えるのですが、5本ですか?10本ですか?」
「「・・・」」
アリスとエリカが考える。
「タケオ、10本にしようか。
全部の木が自生出来るとは思えないからね。
2本ぐらいダメになる可能性もあるし。」
チビコノハが言う。
「わかりました。
アリスの事です、エルヴィスさんとヴィクター宛に手紙を用意しているのではないですか?」
「はい!準備しています。
これに10本を依頼したい事を追記したら、リーザちゃんに持って行って貰います。」
アリスが言う。
「では、お願いしますね。」
武雄が頷く。
と扉がノックされ、武雄が許可を出すとコンティーニが入って来る。
「失礼します。
キタミザト様、お願いがあるのですが、騎士団の訓練場の使用許可を取るのに、ご助力をお願い出来ないでしょうか。」
コンティーニが頭を下げて言う。
「なぜ・・・と言うには事情を知ってしまっていますが、一応、念の為に聞きます。
イーデンさん、何をやらかしたのですか?」
「婚前交渉を自白なさりました。
所長が訓練を付けると言っていまして。」
コンティーニが言う。
「・・・うん、素直な子なんですね。
黙っていれば良いものを・・・まぁ、一親としては婚前にしてしまうという所ではなく、王立学院に通っている最中に相手も生徒という所が問題なのでしょうね。
万が一の時は相手女性の将来を閉ざしかねない事態ですし、怒るのも無理はないでしょう。
その覚悟を問うという感じでしょうかね?」
武雄が頷く。
「まぁ、そうであろうと思います。」
コンティーニが頷く。
「うーん・・・スミスがそうなったらどうしますか?」
アリスが聞いてくる。
「うん?スミス坊ちゃんとエイミー殿下ですか?」
「はい。」
「『良くやった!』と喜んであげますけど。」
武雄が言う。
「タケオさん、それは義弟だからですよね?
アナスタシアとクリスティーナだったらどうします?」
エリカが聞いてくる。
「・・・相手の家に殴りこもうかな。
というより、身内が男性か女性かで変わりますよ。
これが女性だった場合は、とりあえず話を聞きに行きますね。
男性の場合は喜んであげて、相手の親御さんに頭を下げに行きます。」
武雄が言う。
「うーん・・・私も子供が女の子だった場合は、相手の家に行ってお話を聞きたいですね。
男の子なら覚悟を説いて、相手の親御さんに頭を下げに行かないととは思います。
まぁ、どちらにしても挙式はして貰いますけどね。」
アリスが言う。
「ふむ、タケオさんとアリスさんが出てくるとなると相手の男性は大変でしょうね。」
エリカが言う。
「エリカさんの子供の時も大変ではないですか?
タケオ様とエリカさんですよ?」
アリスが言う。
「はは、私はアリスさんより名が轟いていませんから、タケオさんの名声のみの威圧ですよ。」
エリカが言うのだった。
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