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第3900話 杏でジャムを作ろうとすると武雄が作りたい物と被ります。(そうだ、魔王国から追加で買おう。)

王城内の武雄達の部屋。


「そんな事をエイミーが言ってるわけだわ。」

チビコノハが言う。

「うーん・・・タケオ様が魔王国から色々持ち込んでいますよね?

 えーっと・・・アプリコットでしたか?

 ベルテさん達にお願いしているやつ。」

アリスが考えながら言う。

「杏ね。

 うーちゃん達に栽培をお願いしているけど、あれのジャムも良いかもね。

 タケオが杏干しを作る気でいるから、ジャムとの争奪戦になりそうだね。」

「多く出来そうですか?」

「一応、木を2本持って来たけど、もう少し本数が欲しい所よね。」

チビコノハがアリスに言う。

「タケオ様が戻ったら聞いてみますか。」

「アリスさん、それは木の本数を増やす事です?

 それとも争奪戦での分け前ですか?」

エリカがアリスに聞く。

「えへへ、どっちも。」

アリスが笑いながら言う。

「杏って魔王国から買ってきたから今頼んでも夏ぐらいに来るかな?

 今回は急ぎじゃないからシモーナ経由の通常依頼をした方が良いかもね。」

チビコノハが言う。

「そうですね。

 という訳で、リーザちゃん、お爺さまの所に行って手紙を届けてくれませんか?」

「ぎゅ。」

リーザが頷く。

「あ、ヴィクターに発注をお願いするけど、ベルテさん達に何本くらい追加で植えられるかも確認しないといけませんね。」

アリスが言う。

「うん、うーちゃんと前に杏の話をした時に将来は接ぎ木とかで増やして6本か7本にはしたいって言っていたから増やす分には問題ないと思うわよ?

 ただ、土地があるかなぁ?」

チビコノハが首を傾げる。

「うーん・・・でも、今、ベルテ一家の屋敷の隣に共同住宅作っているわよ。

 その流れで少々土地があるかも!

 お爺さまにその旨を書いて検討して貰います。」

アリスが言う。

「ふむ、ベルテ一家にとりあえずアプリコットの栽培をお願いするとして・・・将来的に果樹園農家を1つは作らないといけないですね。

 兼業でジャム作りもして貰わないといけないでしょうか。」

エリカが考えながら言う。

「そうですね。

 コノハ、どう思います?」

「隣の農家さんにお願いしてみたら?

 ベルテ一家の周辺立地は良い所にあるし、実入りが良いのはわかるけど、杏農家となると国内では、その1軒のみの農家となるわよね?

 色々と変な考えを起こす輩が近づいてきてもうーちゃんとだーちゃんで何とかなる範囲でしてくれた方が楽よ。

 それに隣さんならスライム達がこっそりと手助け出来るしね。」

チビコノハが言う。

「なるほど・・・まぁ、それは将来の話として、今はベルテ一家にエルヴィス侯爵領でアプリコットの収穫が出来る事を証明してもらうしかないですね。

 それで成果物をご近所に渡して、アプリコットの認知度を高めて行き、受け入れて貰えるように仕向けないといけないですね。」

エリカが言う。

「杏の成果物・・・タケオが杏干しを作る気でいるけど・・・受け入れて貰えるかなぁ?」

チビコノハが首を傾げながら言う。

「コノハ、タケオ様が作りたいのは美味しくないの?」

「私やスズネ、マリやニオは美味しく食べると思うわよ。

 でも、それ以外だと単体での評価がわかれるかも。

 ただ、用途としては玄米で食べる際にちょっと出したり、ウォルトウィスキーに入れて味を変えたり、サラダのドレッシングにも使えるわ。

 なので、アリスも加工した食材として食べて貰えるとは思っているよ。」

チビコノハが言う。

「ふむ・・・わかりません。

 現物がないとわからないですね。」

アリスが考えながら言う。

「うん、そうだね。

 こればっかりは食べないとわからないわよね。

 ま、後数年で出来るだろうから、楽しみに待っていてね。」

チビコノハが言う。

「はい、で、あとはタケオ様が戻ってから話をしないといけませんが・・・戻ってきませんね。」

「専売局と打ち合わせでしたよね。

 カーティア殿、タケオさんの今日の予定は他にありますか?」

エリカがカーティアに聞く。

「今日は専売局との打ち合わせで終わりになっています。

 なので、話が盛り上がっているのではないでしょうか。」

カーティアが言う。

「そうですか。

 まぁ、専売局も王城内の稼ぎ頭ですからね。

 タケオさんと話が合うのでしょう。」

エリカが頷く。

「あれですよね。

 タケオ様、エルヴィス家で出来なそうなお金のかかる物を王城で作らせようとしている節がありますよね。」

アリスが言う。

「節ではなく、やっていますよ。

 製紙事業の拡大関係が確かタケオさん、専売局、財政局の企画ですからね。

 第3皇子一家の所で働いていた私の下にも噂は来ていますから。

 今頃、やりたい事を話し合っているのでしょうね。」

エリカが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
シンルーチュウ杏露酒?だっけか杏お酒が有ったねえ。
杏の生木は20〜30年が平均寿命らしいから提案した植林事業みたいに定期的に接ぎ木しておかないといけないのか(エルフ一家だから最低でも五世代分は見ておけるのデカい)
丁度良かったよ。 今日は中華料理食べに行くから杏露酒飲みます。 いつも面白い更新ありがとうございます
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