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第3897話 イーデンは父親に呼ばれたようです。(武雄達は傍観に徹するようです。)

寄宿舎の玄関。

「「ただいま戻りました。」」

エイミーとスミス、ドネリーとヴィートが寄宿舎に入ってくる。

「あ、おかえりなさい。」

イーデンが出かけるのか、準備をしていた。

「うん、ただいま。

 イーデン、お出かけ?」

スミスが言う。

「あぁ・・・父に呼び出されたよ。

 (お付きの)ジムと行ってくる。」

イーデンが若干、疲れた顔をさせながら言う。

「スミス、あとでお茶をしましょう。

 先に行っているわ。」

エイミーとドネリーがスミスを残して部屋に引き上げて行く。

「・・・ねぇ、シトリン先輩の事?」

スミスが小声でイーデンに聞く。

「うっ・・・その進捗を今から言いに行ってくる。」

イーデンが気まずそうに言う。

「進捗って・・・また何かしたの?」

「・・・スミス、何回も問題事を起こしたように聞いてこないでくれよ。」

「いや、進捗っていうから今何か経過を見ている事なんだろうし・・・

 あ、シトリン先輩と何をしたのかと・・・関係がアルダーソン殿に知られたのでは?」

スミスが難しい顔をさせながら言う。

「・・・か、関係なんて・・・」

イーデンが冷や汗をかき始める。

「まさかシトリン先輩の体調が急に悪くなっているのかな?」

「なるわけないだろう!昨日もちゃんと外に処理しているし!

 子供は授かっていないぞ!?」

イーデンが大声をあげて言う。

「うん?僕は妊娠の事について言っていないけど?

 シトリン先輩と性行為をしているの?」

「え?」

スミスが真顔で聞き返すとイーデンの顔がみるみる青ざめて行く。

「イーデン・・・その・・・色々あったね。

 僕が言うのもなんだけど、責任は取らないといけないよ?」

スミスが笑顔で言う。

「いや、あの、それは・・・」

「そっかぁ・・・アルダーソン殿に報告していなかったのかぁ。

 それは進捗を確認して、両家で打ち合わせも必要になるよね。」

スミスがそっぽを向いて遠い目をする。

「・・・報告してくる。」

イーデンが観念したように呟く。

「うん、頑張ってね。」

スミスがイーデンに言うのだった。


------------------------

王城内の武雄達の部屋。


「ジーナ、マリからの報告なんだけど・・・どう思う?」

チビパラスがジーナの肩に座りながらジーナに聞いてくる。

「どうもこうも・・・これから一雨来そうという事でしょう。」

ジーナが言う。

「女性問題でこれから王城に来るっていう報告が来たけど、イーデンってアルダーソンの息子でしょ?

 マリも精霊通信で話しているから私にも来ているけど、コンティーニの精霊のムンムも聞いているはずなのに反応がないわよ?」

チビコノハが言ってくる。

「ふむ、タケオも会った事ない女性ですね。

 あ、ムンムからコンティーニがアルダーソンに言うか迷っているようですね。」

チビパナが言う。

「パナ、ムンムにコンティーニさんは何も言わない方が良いと言っておいてください。

 事前に言うと木剣とか用意しそうですしね。

 王城内の室内で木剣を振り回すのはいけないでしょうから。」

武雄が言う。

「・・・ジーナちゃん、そのイーデン殿というのはスミスの同期なのよね?」

アリスがジーナに聞く。

「はい、簡易的な報告は彩雲達の報告書で送っていますが、王立学院での戦闘の際に私とスミス様とマリ殿で対処した件の、その後の話になります。」

ジーナが言う。

「ありましたね。

 確か・・仲良くしている女子に対して密かな恋心を抱いていた男子生徒達に、そのイーデン殿が襲われたのを、ジーナちゃんとスミスとマリ殿で対処したという報告でしたね。」

アリスが頷く。

「はい、で、先ほど、パナ殿が精霊通信でアルダーソン様とご主人様の話を精霊通信で報告していましたので、スミス様がお聞きになったのでしょう。」

ジーナが言う。

「で・・・性的関係を持っていると自白したと。

 うん、コンティーニ殿からアルダーソン殿には何も言わない方が良いでしょうね。

 で、コンティーニ殿はアルダーソン殿が暴れても対処出来るように準備しておけば良いでしょう。」

エリカが言う。

「ふむ・・・ジーナ、そのシトリンさんの親御さんは何をしているのですか?」

武雄がジーナに聞く。

「総務局 危機管理部の部長だったかと。

 私もスミス様も立ち会ってはいませんが、前回、アルダーソン様が王城にいらっしゃった際に謝罪しに向かっているはずです。」

ジーナが言う。

「総務局の危機管理部か・・・法律関係の部署ですよね。」

武雄が考える。

「・・・普通に考えれば、貴族の息子さんに文官の娘さんが見初められたという話ですよね。

 話し合えば良いだけではないのですか?

 そこまで大事にはならないかもしれませんよ?」

アリスが言う。

「アルダーソン殿が武官出身なんですよね。

 前に同じような状況でスミス坊ちゃんの同期で私の同期のボールド殿の息子さんがグレース殿下と同衾したのが発覚して、ボールド殿が息子と木剣で語り合ったのを知っているのでね。

 アルダーソン殿も同じになるのではないかと危惧したまでです。」

武雄が言う。

「まぁ、そうだったのですね。

 で・・・タケオさん、席を立ちましたが?」

アリスが聞いてくる。

「いえ、これから専売局と打合せにね。

 仕事ですよ。」

武雄が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
>「どうもこうも・・・これから一雨来そうという事でしょう。」 なにそれ怖いんですけどっ!?赤くないよねっっ!!???((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
> 「・・・ねぇ、シトリン先輩の事?」 > スミスが小声ででイーデンに聞く。 > 「うっ・・・その進捗を今から言いに行ってくる。」    作者 様は、ストーリーの流れに、逆らわず     場面展開に…
HEY出前一丁! (シトリン先輩がポーションのダース箱もってソワソワ出待ち中) そして再び気絶して先輩に助けられ膝枕されるイーデン後輩 王都ハヘイワダナー というかこれカトランダ帝国との定例戦争でのア…
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