第3892話 塩事業はまだ確認段階です。(アン的には出来る事が確定です。)
第3皇子一家との打ち合わせも終わり、武雄達とスミス達は武雄達の部屋に戻って来ていた。
「塩事業が飛び地でされているとは思いもしなかったです。」
エイミーが考えながら言う。
「1か所のみで製造するのは、万が一の際に流通が滞ってしまいますからね。
王都としては、致し方ないと考えているんですよ。」
エリカが言う。
「うーん・・・価格はどうなるのでしょうか?」
スミスが考えながら言う。
「あ、そこは大丈夫です。
販売価格には影響はありません。
第3皇子一家の方に入り、諸々の税収を王城に入れる事になっています。」
エリカが言う。
「そうなのですね。」
スミスが頷く。
「私がエルヴィス侯爵邸に行く前の時点で塩事業はいつも通りで増産についての話をしていました。
追加の新しい施設も稼働しているはずです。」
エリカが言う。
「あー、ウィリアムさんにも言いましたけど、更なる増産が出来るように依頼しておきました。」
武雄が言う。
「タケオさん、どのくらい増産をお願いしたのですか?」
エリカが聞いてくる。
「今の2.2倍を頼みました。」
「んんっ!?」
エリカが驚き顔を武雄に向ける。
「何とかするそうです。」
「そ、そうですか・・・あとで資料を見かえそう。」
エリカが頷く。
「ご主人様、とりあえず、塩は今まで通り手に入るという事ですね?」
ジーナが聞いてくる。
「ええ、大丈夫そうです。
それと今後、エルヴィス領内で小規模の塩事業が出来ればと考えています。」
「「え!?」」
エイミーとエリカが驚く。
「あれ?言っていませんでしたか?」
「「うーん・・・」」
エイミーとエリカが考える。
「専売局長には相談済みです。
領内に塩味の湧き水がある可能性が高くて、そこから塩が出来ないかと考えています。
専売局からは『産出量の6割を専売局に卸す事と、一般への売値が我々への卸価格より2割以上高くする事という条件で領内でのみ販売を許可する』そうです。
なので、出来れば少量でも塩が生産出来るようにしようかと考えています。
そこから町の土産物として販売をしようと思っています。」
武雄が言う。
「ふむ・・・タケオさん、土産物を作るのですか?」
エリカが聞いてくる。
「ええ、山がある所で塩が取れたらお土産になると思いませんか?」
「まぁ、確かに目新しさはありますね。」
エリカが頷く。
「でしょう?」
「タケオさん、さっきの専売局長の話ではないですが、採算が合わないのではないのですか?」
エイミーが聞いてくる。
「ええ、販売価格が高くなるでしょうね。
採算は・・・例えば、1か月に1回作れば取れるようにすれば良いと考えています。」
「月1回の生産で1か月分を作るという事ですか?」
「まぁ、そうですね。
そもそも土産として売りが立つかというのはわかりませんけどね。」
武雄が言う。
「塩が土産かぁ・・・考えた事がないとは言いませんが、売れるのか心配で実施していませんね。
でも、山で採れた塩なら目新しさがありますよね。」
エイミーが言う。
「タケオさん、海で採れる塩と山で採れる塩は違うのですか?」
アンが聞いてくる。
「うーん、違うかもしれませんし、違わないかもしれませんね。
それは実際にしてみないといけないといけませんね。
人によって感じ方も違うでしょうしね。」
武雄が言う。
「うーん・・・タケオさん、山で採れる塩は、いつ出来ますか?」
アンが聞いてくる。
「そうですねぇ・・・5月には屋敷に戻りますけど、8月には出張ですよね。
それまでに調査には行きたいですね。」
武雄が言う。
「早ければ、私達が行く時には試作品が出来ている可能性がありますね。」
アンが言う。
「まぁ、あるかもしれませんね。
塩が出来ればという話ではありますが。」
武雄が言う。
「楽しみに待っています!」
アンが言う。
「・・・塩味の湧き水が本当にあるのか、まず確認しに行くのですが、出来ると確約は出来ませんよ?」
「タケオさんなら出来ますよ。
楽しみです!」
「うーん・・・まぁ、結果は8月にわかるでしょうね。」
武雄が考えながら言う。
「ご主人様、そろそろ出かける用意をお願いします。」
ジーナが言う。
「もうそんな時間ですか。
アリス、エリカ、出かけてきます。」
武雄がアリスとエリカに言う。
「はい、いってらっしゃいませ。」
「はーい、気を付けて。」
アリスとエリカが返事をする。
「タケオさん、出かけるのですか?」
エイミーが聞いてくる。
「ええ、スミス坊ちゃん達を連れて行った娼館に行ってきます。」
「・・・何しに?」
エイミーがジト目で聞いてくる。
「バビントン殿の所で高級娼館を誘致したいんですって。
アルダーソン殿を連れて交渉してきます。」
武雄が言う。
「・・・高級娼館を誘致する??」
エイミーが首を傾げるのだった。
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