第3887話 アンの料理研究に期待しましょう。(なんでもそうですが、しないと上手くなりません。)
メイド達が上司達と緊急会議をするような話をし始めたので、武雄達は切りが良いと歓談を終えて第3皇子一家の執務室に向かっていた。
「ご主人様、アルダーソン子爵様とコンティーニ殿と14時半ごろに王城の玄関で待ち合わせとなりました。」
ジーナが武雄に報告する。
「はい、ご苦労様です。
これから第3皇子一家の執務室に行きますけど、ジーナ、カーティア、疲れたら座るなり、少し寝ても良いですからね?」
「大丈夫です。」
「私も大丈夫です。」
ジーナとカーティアが言う。
「うん、ありがとう。
でも、無理だけはしないようにね。
疲れたら休む。
これは基本ですからね。」
武雄がジーナとカーティアに言う。
「「はい。」」
ジーナとカーティアが返事をする。
「ところでカーティアちゃん、王城の食事どう思う?」
「とても高価な食材が使われているんだろうなぁと思いました。
皿の料理が鮮やかだなぁと思います。
あと、意外と量が少なかったです。」
カーティアが言う。
「うん、味の感想がないわ。」
アリスが苦笑する。
「まぁ、エルヴィス家の料理は美味しいですから。
・・・エルヴィス家の人達はエルヴィス領主邸のある街から出られないのではないですか?」
エリカが言う。
「え・・・うーん・・・王城には行けるのでは?」
アリスが首を傾げる。
「カーティア殿がこれなのにですか?」
「・・・うーん・・・タケオ様、どうなんですかね?」
アリスが聞いてくる。
「え?良いのではないですか?
要は転出を抑制できるという事ですよね?
人口増加に料理が役に立つというのは地域活性化になるでしょうね。」
武雄が言う。
「料理目当てに引っ越してくるというのも今後あるのでしょうか?」
「あるかもしれませんね。
実際に王都西の宿のカレーは、それ目当てに泊まる客も居ると聞いていますよ。
エルヴィス領もそうなる為には、他で真似できない料理を作らないといけないですね。」
武雄が言う。
「うーん・・・米ですかね?」
「まぁ、基本が輸入物ではありますけど、確かにアズパール王国内では、エルヴィス領でのみ楽しめますかね。
でも、出来れば食材は領内で採れた物を使いたいですね。」
武雄が言う。
「「うーん・・・」」
アリスとエリカが考える。
「ご主人様、その部分は侯爵様がアン殿下に依頼していると思います。」
ジーナが言ってくる。
「あ、そうでした。
アン殿下は料理研究をするのでしたね。
・・・どのくらい期間がかかりますかね?」
アリスが言う。
「さて・・・こういうのは長ければ美味しい物が出来るという訳でもないですからね。
期限は設けるにしても、焦らせる事もないでしょうからね。
まぁ、私達は期待して待っているのみで良いのではないですかね?」
武雄が言う。
「そうですね。
アン殿下は、どんな料理を作るのか楽しみですね。」
アリスが楽しみな顔をさせて言うのだった。
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第3皇子一家の執務室。
「「うん?」」
エイミーとアンが首を傾げる。
「らーらーらーーー!」
エイミーが抱いているヒナが機嫌よく体を動かす。
「ヒナー!!」
エイミーが慌てて抱っこし直す。
「あはは、ヒナは元気ですね。
エドワードが大人し過ぎかもしれないですけど。」
アンがエドワードを抱きながら言う。
「うーん、ヒナが今日も好調ね。
そろそろゴロゴロ卒業して、ハイハイするかな?
あっちの屋敷に絨毯重ねた部屋を作るかなぁ。」
レイラが考える。
「エドワードがハイハイに進めるのは、もう少し後かな?
で、エイミーとアンが首を傾げたけど、どうしたの?」
アルマが聞いてくる。
「いえ、アリス様達がこっちに向かっているようです。」
「私がエルヴィス侯爵邸に行ったら、料理研究をする事が話題になったようです。」
エイミーとアンが言う。
「へぇ、アンちゃんが料理研究をねぇ。」
レイラが頷く。
「はい、エルヴィスお爺さまにして良いと言われています。
領内で作られている食材を使っての料理研究を予定しています。」
アンが言う。
「となると、王城に居る間に何か料理が出来るようにするの?」
アルマが聞いてくる。
「そうですね。
今は料理長と料理人達とゼラチンを使ったスイーツを作っていますけど、それなりに料理も覚えたいですね。」
アンが言う。
「はぁ・・・アンの女子力がドンドン上がるわ。」
エイミーがため息をつく。
「エイミーお姉様もすれば良いのでは?」
アンが言う。
「うーん・・・私は料理は・・・」
エイミーが言い淀む。
「私もレイラも出来ないわね。」
「素人が料理をしてはいけませんよ。
食材を無駄にするだけです。」
アルマとレイラが言う。
「・・・アルマお姉様、レイラお姉様、エイミーお姉様、しないと上達しないですよ?」
アンがエイミー達に言うのだった。
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