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第3879話 バビントン子爵領に第三情報分隊を入れないと。(エイミーとアンはアズパール王と打合せ中。)

「他に相談出来そうな方が居ないので、ここだけの話をさせて頂きたく。」

アルダーソンが言ってくる。

「はぁ・・・まぁ、大丈夫じゃないですかね?

 で、何ですか?」

武雄が続きを促す。

「実はバビントン子爵領で歓楽街を作るというか、形成されてきたのです。

 前にコンティーニの精霊殿からキタミザト殿に相談した方が良いと言われまして。

 言い方は、あれですが、割と真っ当な娼館や背後関係が割と真っ当な裏稼業の方を紹介できないでしょうか。」

アルダーソンが頭を下げる。

「ふむ・・・」

武雄は考えるが「前にパナから話を聞かされていたやつですね」と思っていたりする。

パナは通信で武雄に概要を説明し始めている。

「アルダーソン殿、そういった件はバビントン子爵殿の管轄では?」

王家専属魔法師が聞く。

「2人で相談した結果です。

 裏稼業が勝手に育って行くのを規制する方法はあるもののどこまでして良いのか、それにただでさえ人員不足の所に賄賂等をされて、無法地帯にされるのもの困る。

 かといって、王家専属魔法師殿やキタミザト殿以外の貴族に相談すると面倒になりかねません。

 なので、まずはお二人にお聞きして判断しようと思いまして。」

アルダーソンが言う。

「ふむ・・・そうですねぇ。」

王家専属魔法師は武雄に目をやる。

その眼には「第三情報分隊の事話します?」と言ってくる。

「・・・王立学院の生徒等が使う高級娼館を紹介しても良いですが。

 裏稼業の方はなんとも・・・確かに私が住んでいるエルヴィス侯爵領では、仲良くしている訳ではありませんが、秩序と敬意をもってお互い過ごしていますね。」

武雄が言う。

「ふむ、あそこの娼館ですか。

 応じてくれるかわかりませんが、きっちりとした対応をしている娼館ですからね。

 割と安全かもしれません。」

王家専属魔法師が頷く。

「あー、王家専属魔法師殿はわかりますか。」

武雄が聞く。

「ははは、ここに所属しているのは魔法師専門学院卒業生ですからね。

 皆、お世話になっています。

 それに経緯は私にも入って(・・・・・・・・・)いますからね。

 キタミザト殿の紹介で大丈夫ではないでしょうか。」

王家専属魔法師が言う。

「・・・そうですか。

 アルダーソン殿、なので、とりあえずは信頼が割と置ける高級娼館と引き合わせは出来ますが、会ってみますか?」

「是非に。

 色々とお伺いもしたいですし、こちらから提示できる事、要求事項を提示して頂ければ持ち帰って検討させて貰います。」

アルダーソンが嬉しそうに言う。

その顔には「1つ懸念がなくなった」という安堵が見て取れる。

「私はあくまで仲介のみです。

 上手く行くかの事は関与できません。」

「ええ、それでも相談して良かったです。」

アルダーソンが頷くのだった。


------------------------

ジーナとカーティアが王城に向かって、リーザを抱えて屋根の上を走っていた。

「?・・・」

ジーナが止まるとカーティアも止まる。

「ジーナ様、キタミザト様より会議室に来てくれと精霊通信で来たようですね。」

カーティアがジーナに言う。

「そのようですね。

 リーザの手紙を渡しに行って、用件をお聞きしましょうか。

 カーティアも王城内でのやり取りを経験させたいので、一緒に行きましょうか。」

「はい、わかりました。

 あ、エリカ様より、アリス様とお嬢様方は問題ないと来ていますね。」

「アリス様とエリカ様は王城のメイド方とお茶をしながら、保健の話で盛り上がっているようですね。

 こちらはご主人様の方に向かうと言っておきましょう。」

「はい。

 リーザ殿、これから会議室に行って、キタミザト様から用事があるようなので、一緒に行きましょう。」

「ぎゅ。」

カーティアの問いかけにリーザが頷く。

「よし、では、王城に向かいましょう。

 カーティア、速度的に今ので大丈夫ですか?」

「はい、付いていけます。」

ジーナの問いかけにカーティアが頷く。

「では。」

ジーナとカーティアが走り始めるのだった。


------------------------

王城のアズパール王の執務室。

アズパール王とエイミー、アンが話をしていた。


「・・・つまりはラナ・ウィル・バビントンは白だと調査では出ているが、性格的な所を探れと?

 それとお付きに注意をしろと?」

エイミーがアズパール王に聞く。

「そこまでは言わん。

 あくまで違和感があったり、本音が出たら教えて欲しいという程度だ。」

「ラナ・ウィル・バビントンと仲良くする必要があるのですか?」

アンがアズパール王に聞く。

「アン・・・義姉になる者だぞ?

 友好的な関係を持てれば良いと思うがな?」

アズパール王が困った顔をさせる。

「うーん、前に会った際に笑顔が張り付いている印象だったので、わからないのですよね。」

アンが考えながら言う。

「まぁ、それも含めて観察してくれ、そして何かわかったら些細な事でも報告をしてくれ。」

アズパール王が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
遊びと悪戯の神様が作った歓楽街とか楽しそうすぎる
> バビントン子爵領で歓楽街を作るというか、形勢されてきたのです。 > 割と真っ当な娼館や背後関係が割と真っ当な裏稼業の方を紹介できないでしょうか。    背後に、アドラム子爵  その裏に、ウィリプ連…
ラナ・ウィル・バビントン。 本格的登場前に、結構話題に登りますねぇ。 将来、獅子身中の虫になるのでは?とか、もしかして、どこぞの国の、、、とか逆に期待してしまうのですがw まあでも、王家一のお転婆姫…
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