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第3872話 リーザは魔王国で一泊です。(武雄はやっと解放されました。)

魔王国 王城のヴァレーリの執務室。


「・・・」

ヴァレーリが窓の外を見ている。

と扉がノックされ、許可を出すとリーザを抱えたアンナローロが入ってくる。

「失礼します。

 リーザ殿をお連れしました。」

「ぎゅ〜。」

リーザが「どうも〜」と手をあげる。

「うん、良く来たな。

 キタミザト殿からか?」

「ぎゅ。」

リーザがアンナローロに席に置かれながら言う。

「そうか、無事にアズパール王国の王都に着いたか。」

「ぎゅぎゅ。」

「・・・え?キタミザト殿は着いてから、すぐに国王と会談をしていて、長いから報告だけしにきた?

 はぁ・・・キタミザト殿も大変だな。」

ヴァレーリが呆れながら言う。

「ぎゅ?」

「いやいや、我らの方がまだ過密ではないだろう。」

ヴァレーリがリーザに言う。

「キタミザト殿は人気者ですからね。

 いろんな部署と打合せをしないといけないのでしょう。」

アンナローロが言う。

「だが、リーザは暇なのか?」

「ぎゅ?ぎゅぎゅ。」

「あー、そうだな。

 護衛が仕事だから今は暇なんだな。

 アリス殿達は元気か?」

「ぎゅ。」

「ほぉ、王家の子供と顔合わせは出来たのか。

 まぁ、生まれたてだから顔合わせもなにもないだろうがな。

 キタミザト殿とアリス殿の子は将来優秀そうだな。」

「そうですねぇ、第2、第3のキタミザト殿が成長するかと思うと恐怖でしかありませんが。」

アンナローロが言う。

「それは・・・我が国の脅威になるだろう。

 だが、なったとしても10年は先だろう。

 それまでにキタミザト殿とエルヴィス殿と友好を深めておけば問題ないだろう。」

「そうですね。

 ダニエラ様、派遣した者からの報告書になります。」

アンナローロがリーザが持って来た手紙をヴァレーリに渡す。

「うん、どれどれ・・・『着きました』としかないな。

 他にないのか?

 あ、2枚目に行程が書いて・・・これは日報じゃないか。」

ヴァレーリが呆れる。

「特段、報告する事がないのでしょう。」

「いやいやいや、キタミザト殿と行動しているのなら、何かしら面白い事があるだろう!?」

「ぎゅ?」

リーザが首を傾げる。

「え?ないの?」

ヴァレーリがリーザを見る。

「ぎゅ。」

リーザが頷く。

「・・・えー、何もなくアズパール王国の王都に着いたのか。

 それは・・なんだ?デムーロ国の時はキタミザト殿は自由だったのか?」

ヴァレーリが考えながら言う。

「自由でしたね。

 今回はアリス殿とエリカ殿も居ますから大人しかったのではないですか?」

アンナローロが言う。

「ぎゅ?」

「うん?まぁ、確かにキタミザト殿は基本が自由だが。

 そうかぁ、何もなかったかぁ。

 あ、リーザ、この後は帰るのか?」

「ぎゅ。」

「ふむ、確かに夜だから今から戻ったら迎えが大変だな。

 今日はこっちで休んで行けば良いだろう。

 我と飲むか?」

「ぎゅ♪」

「はぁ・・・深酒をしないようにしてください。」

アンナローロが呆れながら言うのだった。


------------------------

アズパール王達と打合せを終えた武雄はジーナと部屋に戻っていた。


「疲れましたね。」

「はい、意外と濃い内容でした。」

ジーナが武雄の言葉に頷く。

「あ、キタミザト様、お疲れ様です。」

前からコンティーニがやって来る。

「あれ?コンティーニさん?・・・アルダーソン殿が来ているんですか?」

「え?・・・あー、はい。

 たぶん、キタミザト様の予定に入っていると思うのですが、明日、研究所会議です。」

コンティーニが言う。

「そうでしたか。

 ちょうど、私も王家専属魔法師部隊に渡す成果みたいな物があるので。」

「確か二研殿だと、剣と盾の標準化でしたか。」

「ええ、集めた剣と盾の長さや重さの平均値と中央値の数値の収集とその検討を実施した第1次報告書が出来たのです。

 王家専属魔法師殿に確認して貰い、何かあれば記入して貰おうと思います。」

武雄が言う。

「そうなのですか。

 うちの所長(アルダーソン)は、色々と研究以外の話もしたいと考えているようです。」

コンティーニが言う。

「ふむ、あとで予定を確認しますね。

 コンティーニさんもゆっくり休んでください。」

「はい、キタミザト様もジーナ殿もお休みになってください。

 失礼します。」

コンティーニが礼をして去っていく。

「相変わらず、コンティーニ様はしっかりしていますね。」

「ミルコとアニータもああなるんでしょうかね?」

「・・・ご主人様、個性という物がありますよ。」

「これは失礼しました。

 さて、部屋に戻って寝ますか。」

「はい。」

武雄とジーナが部屋に向かうのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
既に第二のタケオはカトランダからぶっこぬいて 二研で働いてて魔王国側と面識も…まだなかったっけ? スズネが出るとテトが出てタローマティとバトるから 対面はなかったかね… しかしアルハルテトのゾロアスタ…
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