第3863話 アズパール王とオルコットと歓談。(武雄の仕事は今日からありますよ。)
アズパール王の執務室。
アズパール王とオルコット、武雄達が会談をしていた。
「ふむ、アナスタシア殿とクリスティーナ殿は可愛らしいですね。」
オルコットがクリスティーナを抱きながら言う。
「そうだな。
タケオには悪いが、アリスの血が勝ったな!」
アズパール王がアナスタシアを抱きながら言う。
「うちの娘達の美貌は国家公認という事ですね。」
武雄が嬉しそうに言う。
「ふふ、陛下、口が上手ですね。
悪い気は全くしません。」
アリスが言う。
「陛下、本当に子供好きですよね。」
エリカが困ったように言う。
「はは、このぐらいが一番可愛いのも確かだよ。
抱いていて飽きない。
大人になると口答えをしてくるから可愛さが半減するかもしれぬがな!」
アズパール王が笑う。
「陛下、その言葉はアン殿下やエイミー殿下には聞かせられないと思いますが。」
ジーナが堪らずに言う。
「うん?ジーナに怒られてしまったな。
だが、『かもしれない』と言ったぞ?
それにアンとエイミーは口答えしてこないから可愛いままだ。」
アズパール王が言う。
「はぁ・・・大丈夫なのでしょうか・・・話を遮り申し訳ございませんでした。」
ジーナが礼をする。
「うんうん、ジーナなら構わぬよ?
それと一緒に来たのはカーティアと初雪だったな。」
「「はい。」」
カーティアと初雪が返事をする。
「カーティアはデムーロ国で雇いました。
初雪は陛下の前に連れて来たのは初めてだと思います。
彼女はビエラ達と仲が良いので、話し相手をお願いしています。」
武雄が言う。
「ほぉ、この子が報告書にあった子か。
魔王国とデムーロ国の戦争の件はタケオから聞いている。
異国の地というのもあるだろうが、エルヴィス家とキタミザト家なら、そこまで働き辛くはなかろう。」
「はい、陛下。
美味しい物も多く、給金も納得いく額を貰っております。
仕事に邁進していきます。」
カーティアが言う。
「うむ、初雪はビエラ殿達とか。
我が国としてもドラゴンと仲良くしていきたいと思っている。
日頃の何気ない会話から今の状態に気を付けてくれ。」
「はい、陛下、わかりました。」
初雪が頷く。
「さて・・・子供達はアリス達に返すか。」
「そうですね。」
陛下の言葉にオルコットが頷くとアリスとエリカが2人の元に行き、アナスタシアとクリスティーナを抱き、席に戻る。
「第3皇子一家の領地異動への同行、感謝する。
アリスとエリカは出立まで自由にしてくれ。
タケオは借りる。」
アズパール王が言う。
「「はい。」」
アリスとエリカが返事をする。
「妻達に売られた気分です。」
武雄が微妙な顔をさせる。
「タケオもすまんな。
仕事だ。」
アズパール王が言う。
「給料分の仕事なんですよね?」
「まぁ、そう捉えてくれると我としてはありがたいな。」
武雄の言葉にアズパール王が頷く。
「はぁ・・・ジーナは残って書記を。」
武雄の言葉にジーナが無言で頷く。
「アリス達は、このまま第3皇子一家の所でお茶をして、部屋に戻ってください。
夕食も先に食べていて構いません。」
武雄がアリスとエリカに言う。
「わかりました。
陛下、またお茶にお招きください。」
「今後とも、よろしくお願いいたします。
カーティア殿、初雪殿、第3皇子一家の所に行きましょう。」
アリスとエリカが席を立ち、カーティアと初雪を連れて執務室を出ていく。
・・
・
「さて・・・さて、隅に机がある。
タケオ、ジーナ、執務机にくっ付けて配置してくれるか?」
「「はい。」」
武雄とジーナが言われた机をアズパール王の執務机にくっ付ける。
「うむ、すまんな。
タケオ、魔王国の現状を報告書の通り説明して欲しい。」
「報告書で渡していますが?」
武雄が言う。
「我にはな。
これから来る者に教えて欲しいんだ。
もちろん報告書は見せているが、タケオから説明させた方がわかりやすいだろう。」
アズパール王が言う。
「・・・報告書の通りで良いのですね?」
「あぁ、構わん。
現在進行中の交渉内容までは不要だろう。
タケオ、魔王国から地図は来たか?」
「はい、60cm四方の地図、2枚を持ってきました。
出しますか?」
「あぁ、あった方が説明がしやすいだろう。
それとオルコット、同じサイズの最新の我が国の地図を持って来てくれ。
武雄とジーナが置いた机の上に広げよう。」
「「わかりました。」」
武雄とオルコットが返事をし、地図を用意し始める。
「陛下、どなたが来られるのですか?」
ジーナがアズパール王に聞く。
「ウィリアムとパットだ。」
アズパール王が言う。
「ウィリアム殿下はわかりますが・・・」
ジーナが首を傾げる。
「当面はクリフとタケオは会わないだろうからな。
第1皇子一家の者として、タケオの現状説明は聞いておいた方が良いだろう。
クリフに説明出来るようにしろとは言ってあるぞ。」
「うーん・・・」
ジーナが何も言わずに首を傾げるのだった。
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