第3861話 王城に到着しました。(何事もなく到着出来ましたね。)
アズパール王国 王城の門。
武雄達やアリス達が乗った馬車が到着する。
「開門!」
警備兵がそう言うと門が開いて行く。
「ねぇ、マイヤーさん、ここって閉じていましたっけ?」
「何かの時は閉めていましたから、今が何かの時なのでしょう。」
武雄にマイヤーが言う。
「大事にしなくて良いのにね。」
「王城には王城の考えがあるのでしょう。」
「キタミザト侯爵殿に敬礼!」
「「敬礼!」」
王城の玄関に向かう道の両端に兵士が並び、敬礼している。
「・・・第1騎士団ですね。」
「所長、貴族最高位、おめでとうございます。」
マイヤーが言う。
「私の場合は、爵位だけでなく、王立研究所という王城側の一員というのもあるかもしれません。
いつも通りにしてくれた方が良いのですけど。」
武雄が言う。
「日常的にしなれていないと他国の方が来られた際に浮足立ってしまうかもしれません。
訓練を兼ねていると思えば良いのでは?」
マイヤーが言う。
「あー、第1皇子一家が来ますね。
予行演習ですかね?」
武雄が首を傾げながら玄関に向かう。
・・
・
玄関に着き、馬車から降りると玄関横にいた執事やメイド達がやって来る。
「キタミザト殿、出張お疲れ様です。」
オルコットが言う。
「オルコット殿の出迎えとは。
何かあったのですか?」
武雄が降馬してオルコットに言う。
「いえ?特には。
キタミザト殿が来たので、出迎えただけですが?」
オルコットが首を傾げる。
「いや、普通、宰相殿が出て来ないでしょう・・・」
武雄が呆れる。
「そうですか?
前もキタミザト殿を出迎えたと思いますが。」
「確かに。
以前来た際にもオルコット殿が出迎えてくれましたか。」
「仕事が重なってなければ、どの貴族でも私が対応したいとは思いますけどね。
キタミザト殿の時は、私の仕事が重なっていない事が多いので、対応させて貰っています。
今は王城内は色々と準備中です」
オルコットが言う。
「そうでしたか。
この後は、どうするのでしょうか?」
「はい、キタミザト殿達は陛下に挨拶をお願いします。
用意が出来るまでお部屋でお待ちください。
護衛で来られている方々は第八兵舎に移動願います。
魔王国の方々も今回はご一緒頂いていると聞いていますが、王都守備隊が対応を致します。」
「わかりました。
マイヤーさん、護衛をありがとうございました。
マイヤーさん達の宿舎は第八兵舎だそうです。」
「畏まりました。
何か御用がございましたらお伝えください。
所長、馬車は王城で預かるのですか?王都守備隊で預かるのですか?」
マイヤーが聞いてくる。
「オルコット殿、どうしますか?」
「馬車は荷物を降ろしたら第八兵舎に移動させてください。
今回は、王都守備隊で保管いたします。
なので、御者のみ後から王都守備隊に向かう事になります。」
オルコットが言う。
「だそうです。」
「了解しました。
では、所長、私達は第八兵舎に向かいます。」
マイヤーが言う。
「わかりました。
では、ちょっと魔王国の方に話をしますのでお待ちください。」
武雄がそう言い、一緒に来た魔王国の兵士3名に近寄る。
「こちらでお別れとなります。
短い間でしたが、無事に着けました。
研修を頑張ってください。」
「はっ!同行させて頂きありがとうございます。
後程、ドラゴン殿が魔王国へ伝達に行って頂ける予定と伺っております。
その際に簡単な報告書を持って行っていただけるとも聞いております。」
魔王国の兵士の1名が言う。
「はい、無事着いた旨の報告書を書いて、お待ちください。
夕食前には書き終えておいてくれると助かります。」
「わかりました。
この後の予定がどうなるかわかりませんが、早々に報告書を用意します。
改めて、ここまでの道中、ありがとうございました。」
魔王国の兵士が言うと残りの2人も頭を下げる。
「こちらこそ、要請を受諾して頂きありがとうございます。
何卒、あなた方の知見を我が国の者にお教えください。
よろしくお願いします。」
武雄が頭を下げる。
「「「はっ!」」」
魔王国の兵士3名が敬礼すると武雄も挙手の礼をし、すぐに直ると3名も敬礼を止める。
「マイヤーさん、終わりました。」
「はい、では、護衛の任を終了します。
とはいえ、今日の夕食後に部屋に行きますので、打ち合わせをお願いします。」
マイヤーが言う。
「ええ、マイヤーさんがこっちに来るか、私が第八兵舎に行くかは後程、ジーナを行かせて伝えます。」
武雄が言う。
「マイヤー殿、護衛ありがとうございました。」
「無事着きましたね。」
アリスとエリカも馬車を降りて、挨拶をする。
「はい、では、これで一旦、お別れになります。
何かありましたら、第八兵舎にお願いします。」
「「はい。」」
2人が頷く。
「では、出立します。
出立!」
マイヤーの号令で、馬車の御者台に居るアーリスを残して、護衛の面々が移動を開始するのだった。
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