第3859話 504日目(3月19日) ヒナは今日も元気です。(リストの解析がまだ出来ていません。)
朝食後の第3皇子一家の執務室。
「・・・・何だか人の行き来が、いつもより激しいわね。」
アルマが扉の方を見ながら言う。
「そうですね。
アリス達は夕方の到着予定ですから、まだ時間はありますけどね。
まぁ、夫婦で来ましたからね。
色々と準備があるんでしょうね。」
レイラも扉を見ながら言う。
敢えて今日は武雄が来る事をヒナに伝わらないようにしているようだ。
「あー!あ!あーーー♪」
「あ~♪うっ♪」
相変わらずヒナがゴロゴロ、エドワードがゴロンとしていた。
「・・・ヒナってアリスみたいな子になるのかしら?」
アルマがヒナを見ながら言う。
「そうしたら私では制御できませんね。」
レイラが早くも諦める。
「で、姉がゴロゴロする横でエドワードが半回転して、めちゃくちゃ満足そうにしているんだよね。
はい、エドワード、仰向けになりましょう。」
アルマがエドワードを仰向けに寝かせる。
「あ〜♪」
エドワードがコロンと半回転して、腹這いで満面の笑みする。
「うん、エドワードが楽しいなら良いんだけどね?
仰向けでお願いね。」
アルマが再びエドワードを仰向けに寝かせるが、また半回転をし始める。
「よし、エドワードにはお気に入りのタオルをあげよう。」
アルマがエドワードにタオルを渡すと両手両足でガッチリと確保し、その場でワチャワチャし始める。
「うん、仰向けでお願いね。」
アルマが頷く。
「ヒナ〜、タオルあげるから大人しくしてくれる?」
レイラがヒナ愛用のタオルを見せながら言う。
「あ♪あ〜♪」
ヒナがレイラがタオルを持っているのに気が付き、ゴロゴロを止め、レイラに両手をのばして「くれ〜」とする。
「はい。」
レイラがヒナに渡すと。
「きゃ~~~♪」
ヒナが抱きしめてゴロゴロを始める。
「さっきより激しいし!ヒナ~、大人しくして~。」
「あ♪あ♪あ♪」
レイラがヒナからタオルを取ろうとするが、ヒナも放さずレイラとタオルを押し引きしてヒナが楽しんいる。
「こんなに元気だとアリス達が到着したら寝ているんじゃないのかな?
もう、こうなったら、エドワード、ヒナ、いっぱい運動して昼から寝なさい!
で夕方起きれば良いから!
夜が心配だけど!」
アルマが諦めて、運動を促すのだった。
------------------------
アズパール王の執務室。
アズパール王とオルコット宰相が雑談をしていた。
「・・・なんで居るんだ?」
アズパール王がオルコットに言う。
「お願いした仕事は終わりましたね?」
「終わっている!隠していないぞ!」
アズパール王が言う。
「あ、オルコット、タケオが前に陞爵で来た時に提出した報告書群に紛れ込ませていたデムーロ国からウィリプ連合国に売り渡した奴隷のリストは、集計終わったか?」
「総務局で確認と集計を実施していますが、量が膨大です。」
「あぁ、厚みを見てたから我もわかっているが、出来たか?」
「出来ていませんよ。
報告に上がってこないではないですか。」
「ふむ、そうか。
ウィリプ連合国に行っている者達からの奴隷情報は?」
「主要品目が魔人種になっているという事以外でですか?
陛下にも渡しているのですから、陛下が見ていないという事は私にもありません。
ウィリプ連合国には8月にキタミザト殿が行かれますから、その際に現地調査をお願いしたいですね。」
オルコットが言う。
「ふむ・・・4年後の戦争時にどういった面々が来るのかわからんな。」
「こちらとしては流通が滞っている者は前線から遠ざけると思って、今回の魔人種の小隊長1名と兵士2名を派遣して頂いておりますが。」
「エルフ、獣人、魔人種。
その中で我らにとって未知なのは魔人種だからな。」
「はい、エルフは第一研究所のコンティーニ研究室長殿、獣人は王都守備隊に居るコンカート以下2名である程度わかっていますので。
今回の国家間技術研修という事で魔人種が3名、種族的な事を学んで予備知識を増やさないといけません。」
オルコットが言う。
「そうだな。
他にどんなのが居るのか・・・総務局に中間報告を出すように言ってくれるか?」
アズパール王が言う。
「畏まりました。
キタミザト殿に見解は聞きますか?」
「さて、聞いても良いが、タケオ自体も情報がなければ検討出来ないだろう。
少なくともウィリプ連合国と戦争をするのであれば、先頭は奴隷だというのは想像が容易いのは確かだな。」
「奴隷を後ろに下げて人間が先頭を行くというのは考えられませんからね。
オーガやゴブリンであれば、楽なんですけどね。」
「数にもよるだろうがな。
・・・ま、まだ時間はある、まずは魔人種という種族の特性を教えて貰おう。」
アズパール王が言うのだった。
ここまで読んで下さりありがとうございます。




