第3852話 502日目 エルヴィス爺さんとビエラが画策しています。(1日では少ないかな?)
エルヴィス侯爵邸の客間。
「失礼します。」
「たっだいまー。」
ビエラと迎えに行ったルフィナが入って来る。
「うむ、おかえり。
タケオ達は元気そうじゃったかの?」
「タケオもアリスもエリカもアナスタシアとクリスティーナも。
元気だったよ。
で、ビール飲んだよ。」
「お、飲んだか。
で、感想は?」
「えーっと・・・ルフィナ。」
「はい、侯爵様、手紙が来ております。」
ルフィナがエルヴィス爺さんに手紙を渡す。
「ふむ、どれどれ・・・ほぉ、1口だがアリスとエリカも味を確かめたか。
まぁ、コノハ殿とパナ殿が居れば、少しは平気じゃろうの。
うん?料理?
ビエラ殿、レシピが書いてあるが?」
エルヴィス爺さんがビエラを見る。
「タケオがビールに合う料理だって。
ビールで煮ると肉が柔らかくなるって!」
「ほぉ、そうなのじゃの。
で、もう1つが豚の角煮とな?
うん?醤油・・・ふむ、なるほど、こっちはタケオ達が帰って来てからという事じゃの。
で、味噌に肉を漬ける?・・・ほぉ、なるほどの。
スープの出汁か野菜に付けるという調理は食べたが、漬けるという方法を取るのじゃな。」
「あまりしない?」
「野菜や肉を塩に軽く漬けるというのはあるの。
味噌に漬けるというのは、わしらからするとビネガーに浸けた肉みたいな物じゃろう。」
「漬けるというのはあるんだね。」
「あるが、主に塩じゃの。
ビネガーに浸けた肉は好みがわかれるのぉ。」
「侯爵は嫌い?」
「嫌いとまでは言わぬよ。
出されれば食べる。
じゃが、同じ食べるなら塩とコショウで味付けした肉が良いの。」
エルヴィス爺さんが言う。
「そっかぁ。
じゃ、ビネガーのはなしだね!」
ビエラが言う。
「うむ、で・・今出来るのは味噌じゃの。」
「漬けるの?」
「うーむ・・・量が無いのぉ。
・・・確か、フレッドの所からポクポク肉が来ておったかの?
あれに味噌を塗って、1日放置してみるか。」
「腐るかもしれないから冷蔵箱に入れよう!」
「うむ、そうじゃの。
今からすれば、明日の夕食には出来るじゃろう。
ルフィナ、料理長を呼んでくれるかな?」
「畏まりました。
お呼びして参ります。」
ルフィナが礼をして客間を出ていく。
「美味しいのかわからぬが・・・タケオやコノハ殿達が言っているというのなら、美味しいのじゃろうの。」
「楽しみだねー!」
エルヴィス爺さんとビエラが楽しそうに言うのだった。
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夕方の王都の東町(王都の壁)の武雄達が泊まる宿の武雄達の部屋。
「ねぇ、タケオ、明日、お休みだよね?」
チビコノハが聞いてくる。
「そうですよ。
何かあるのですか?」
「いや、ビエラがレシピを持って帰ったじゃん。
西京漬けは作れるかなぁと思って。」
「・・・まぁ、ビエラなら食べたがるでしょうね。
西京漬けというか味噌漬けの豚肉は美味しそうですけどね。」
武雄が言う。
「タケオ、作れない?」
「手持ちの味噌では、この人数分は無理ですよ。」
「無理かぁ。」
チビコノハがガッカリとする。
「ちなみに角煮を作るにしても、同じ理由で出来ません。」
「量かぁ・・・」
武雄の言葉にチビコノハが増々、ガッカリする。
「ふむ、あの手紙だけで出来ますかね?」
チビパナが現れて言う。
「うーん、西京漬けって味噌にみりんや清酒と砂糖を入れるんだよね。
最低でも味噌に砂糖を入れないとね。」
チビコノハが言う。
「普通に味噌で肉を焼いても美味しいと思いますけどね。」
「そうだね。
タケオなら今の侯爵邸の調味料の状態で何作る?」
「味噌にトウガラシ、砂糖、オリーブオイルを混ぜて、変則的な辛味噌を作り、中濃ソースに混ぜて肉タレにしますかね。」
「変則的な焼き肉のたれだね。
中濃ソースの酸っぱさがどう出るかわからないけど。」
「辛味噌の方の砂糖を気持ち多めに入れておけば良いかもしれませんね。」
武雄が言う。
「うーん、それはそれで美味しそうだなぁ。
タケオ、それ明日作ろうか。」
チビコノハが言う。
「うーん・・・まぁ、良いでしょう。
明日は辛味噌作りですね。
明日は皆さん酔いつぶれているでしょうしね。」
武雄が言う。
「まぁ、ベイノン達は魔王国の兵士と一緒に町に繰り出しているけどね。
そこまで飲むかな?」
チビコノハが首を傾げる。
「もう、大人なんですから、嗜む程度で帰って来るでしょう。」
武雄がにこやかに言う。
「うん、こういう時のタケオの笑顔は心にもない事を言っている時だよね。」
チビコノハが呆れながら言う。
「部下を信用していますからね。
それに奥様方の監視のない中での1日休暇です。
のんびりしたいのでしょう。
初雪。」
「はい、スライム達が監視しています。
酔い潰れたらタケオに知らせます。」
「うん、流石に酔い潰れるとは考えたくはないですが、ある程度の時間になったら呼びに行きますかね。」
武雄が言うのだった。
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