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第3850話 歓談が終わったら次はビエラが来た。(ビールが届きましたよ。)

異動組と歓談を終えた武雄達は、広間でそのまま夕食を取っていた。


「真面目そうな方々でした。

 子供達は緊張していましたね。」

「それと若干、褒めちぎられていた感はありますが、悪意はなさそうでしたね。」

アリスとエリカが武雄に言う。

「まぁ、初めて見るアリスとエリカですからね、緊張もするでしょう。

 危険かもしれない話題よりも相手を褒めた方が無難でしょうし、やりやすいのは確かですよ。」

武雄が言う。

「そうかもしれませんが、タケオ様はキティ殿と話していましたよね。」

「ええ、誰も寄り付かないので、気を利かせてくれたキティさんと話していましたよ。

 とはいえ、引っ越しの話がほとんどですね。

 親御さんと出立前に幼少の頃に行っていた店に行って懐かしい話をしてきたと言っていましたね。」

「良い話ですねぇ。」

アリスが頷く。

「確か、キティ殿の父親は外交局 対外戦略部でしたかね?」

エリカが首を傾げながら言う。

「エリカはキティさんとエルヴィス領まで来ていましたね。」

「はい、その際に色々と聞いています。

 外交局なんですよね。

 何かありますかね?」

「ないと思いますよ。

 そもそも外交交渉は国の上位陣と交渉をする者だけが内容を知るような物ですからね。

 子どもに何かをさせようとしても私とエルヴィスさんでしているので出来ないでしょうし。

 それが私達に知られると外交局として面倒でしょうから、教えていないでしょう。

 それに新人で外交交渉に口が出せるくらいの能力があるのなら、王城が地方に来る事を止めているでしょう。

 今は魔王国ではなく、カトランダ帝国やウィリプ連合国の方が忙しいのです。

 そんな有能な人は私とエルヴィスさんでやり合っている魔王国方面には配置しないですよ。」

武雄が言う。

「それもそれで、どうかと思いますけど。

 まぁ、キティ殿は真面目な良い子なので、大丈夫ですかね。」

「今後の期待が大ですね。」

武雄が言う。


「ぎゅ?」

リーザが窓の方を見る。

「うん?リーザ、どうしましたか?」

リーザと一緒にスイーツを食べていたミアがリーザに聞く。

「ぎゅ?ぎゅ?」

「え?ビエラが来るんですか?

 主ー、ビエラが来るってリーザが言っていますよ。

 なんか、大声がしたと言っています。」

ミアが武雄に言う。

「ジーナ。」

「はい!すぐに向かいます。」

ジーナが席を立ち、リーザを抱える。

「ぎゅ!?」

「さ、行きますよ。」

ジーナが部屋を出ていく。

「ぎゅ?ぎゅぎゅ??ぎゅー!?」

「リーザ、いってらっしゃーい。」

ミアが見送る。

「ここは王都でもエルヴィス侯爵邸がある街でもありません。

 誘導しないといけないのですよ。」

「ぎゅー!」

ジーナが出ていく。

「・・・ミア、リーザは何を騒いでいたのですか?」

「スイーツの食べ残しを食べてから行くって言っていましたが。

 ジーナ様が問答無用で連れて行きましたね。」

ミアが武雄に言う。

「新しいのを頼んであげましょうかね。

 ついでだから、追加のスイーツ欲しい人!挙手!」

武雄が皆に聞くのだった。

・・

・

しばらくして、中樽を抱えるジーナとリーザを抱えるビエラが入って来る。


「タケオ、居た!」

ビエラが言う。

「はい、お疲れ様です。

 何かありましたか?」

「うん、タケオが出立して、ビールが届いたんだ。」

「なぬ!?」

チビコノハが現れるし、皆が注目する。

「うん、やっぱりこういう風になるんだね。

 で、日持ちしないって言われたから、1つは私と侯爵が飲んで、1つは料理長達に渡して、1つは持って来たよ。」

ビエラが言う。

「ふむ、ビールかぁ。

 その樽がそうなのですね?」

「うん、そうだよー。」

武雄が言うとビエラが頷く。

「さて・・・ベイノンさん、飲む気ですね。」

「ですですです!」

ベイノンが物凄い勢いで頷く。

「わかりました。

 スイーツの後にビールかぁ。

 まぁ、良いでしょう。

 冷やして飲みたいなぁ・・・グラスに注いで貰って、フロストを局地的にかけて冷やしてみるか。

 もしくは桶にブリザドで氷を敷き詰めて、そこに樽とグラスを入れてしばらく放置するか・・・今飲みたいなぁ。

 良し!変則的ですがグラスに注いで貰ったら冷やす事にしましょう。」

「「「すぐに用意します!」」」

ベイノン達が迅速に行動する。

「はは、皆さん、新種のお酒に弱いですね。」

「まぁ、ウォルトウィスキーがあの出来ですからね。

 今回も期待出来ると思ってでしょう。」

マイヤーが言う。

「エリカさん、私達は飲めませんかね?」

「ですね。

 新種のお酒には興味はありますが。」

アリスとエリカが諦めながら言う。

「うーん・・・1口なら大丈夫じゃないかな?」

チビコノハが言う。

「まぁ、すぐに麦茶を飲んで中和すれば大丈夫でしょう。」

チビパナも言う。

「「飲みます!」」

アリスとエリカが言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
> 「うん、タケオが出立して、ビールが届いたんだ。」 > 「なぬ!?」 > チビコノハが現れるし、皆が注目する。   個人的に、とても好感の持てる展開なのですが、 > スイーツの後にビールかぁ。  …
初めてで美味しいと思えるかなあ
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