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第3841話 デリアとセシリーの出産が始まった。(武雄達の行程は順調なようです。)

エルヴィス侯爵邸がある街のベルテ一家の家。

ベルテ一家だけでなく、トレーシー達家族、アンダーセン達家族、試験小隊隊員の妻達も来ていた。

そして、鈴音、テイラーも集まって来ていた。

何故かというと、アンダーセンの妻のデリア・ボナーとトレーシーの妻のセシリー・ボブ・クラークが子供達と一緒にベルテ一家の家に挨拶に来ていた際にデリアとセシリーが産気づいたからなのだが。

急遽、1部屋をお産の為に使っている。


ベルテ一家の客間では男性陣と子供達が集まっていた。

「ははは!トレーシー、アンダーセンよ!

 家族が新たに加わるな!」

ニオがお茶を淹れながら笑って言う。

「はい、ですが、ドナート殿、この度は申し訳ありません!」

トレーシーがドナートに頭を下げるとアンダーセンも頭を下げる。

「うちで良かったです。

 部屋もありますからね。

 子供が生まれるのです、謝るような事ではありませんよ。」

ドナートが言う。

「いえ、お部屋を占領、汚してしまいますし。

 その辺の事は後日、しっかりと補償しますので言ってください。」

アンダーセンが言う。

「わかりました。

 その辺はちゃんとしましょう。」

ドナートが頷く。

とフローラとダキニがやって来る。

「もうちょっとかかる見通しだよ。」

「というか、奥様方の雑談多いわ。」

フローラとダキニが笑いながら言う。

「ははは、歴戦の強者の集まりだな!

 そのぐらいの雰囲気の方が良いだろう。

 フローラよ、デリアとセシリーは疲労困憊か?」

ニオが聞いてくる。

「うん、陣痛で疲れているよ。

 ボーナが作ったスープを飲みながら軽く休んでいるわ。」

「飲めるのなら大丈夫だろう。

 で、どうしたんだ?」

「うん、これから研究所とエルヴィス家に途中経過をお知らせに行ってくる。

 あと、皆の食事を買ってこようと思ってね。

 ニルデ、ジルダ、買い物に行きましょう。」

フローラが2人に言う。

「「はーい。」」

ニルデとジルダが返事をする。

「あ、費用は私が出しますから。」

トレーシーが立ち上がる。

「いや、あとでまとめて請求にしましょう。

 フローラもかかった費用はメモをしておいてくれ。」

ドナートが言う。

「あ、そうですね。

 フローラ殿、すみませんがお願いします。」

トレーシーが言う。

「うん、わかった。

 それと子供達も居るし、お菓子も買ってくるね。」

フローラが言う。


------------------------

エルヴィス伯爵領と王領との領境のクゥの元棲み処の野宿(部隊を率いているから野営?)から1日隣のエルヴィス侯爵領内の一番西の村。


「んーーー!・・・疲れた。

 はい、エリカさんも。」

アリスが馬車を降りて背を伸ばして、馬車からアナスタシアとクリスティーナを受け取り、エリカに外に出るように促す。

「あーーーー!・・・バッキバキですね。

 これで明日は野宿ですか。」

エリカが苦笑しながらアリスに言う。

「そうなんですけど、致し方ないですよね。」

アリスも苦笑する。

「アリス様、この後、馬車の掃除を実施します。」

ジーナとカーティア、初雪も降りてきて、アリスに言う。

「ええ、お願いします。」

「よろしくお願いしますね。」

アリスとエリカが言う。

「皆、大丈夫そうですね。」

武雄も降馬し、アリス達を確認しながら言う。

「はい、タケオ様、馬車組は大丈夫です。

 で、西町局長が居ますね。」

「ええ、ここ数日毎日、こんな感じですね。」

アリスと武雄が先に村に到着していた西町局長に目をやる。

「はは、お見送りをして、出先で出迎えるという仕事を継続中です。

 キタミザト様!アリス様!エリカ様!ようこそおいでくださいました。」

西町局長が言う。

「なんで、朝の出立時に見送っている西町局長が次の村や町にいるのでしょう。」

アリスが呆れながら言う。

「はは、それは馬に乗って追い越しているからです。」

西町局長が言う。

「ええ、それは初回の時から説明を頂いています。

 私が言っているのは、ここまでするとは思ってはいませんでした。」

アリスが言う。

「ははは、不備があってはいけませんからね。

 とはいえ、今日までです。

 明日の野宿場所まで受け入れをするつもりはありません。

 流石にあそこに行くには護衛が少ないので。」

西町局長が言う。

「この村まで来るのもミア殿達の軍団の範囲外なので大変だと思いますけど。」

エリカも呆れながら言う。

「ははは、ここまでが精一杯です。

 ここから先は2小隊は欲しいですね。

 では、キタミザト様、アリス様、エリカ様、ここ数日の流れで宿にお連れします。」

西町局長が言う。

「はい、お願いします。

 私は村内を散策と一服です。」

武雄がキセルと取り出し、西町局長に見せる。

「はい、いってらっしゃいませ。」

西町局長が言うのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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