第3840話 アズパール王とエイミー、アン、スミスの雑談。(あ、双子が魔眼だったの報告していなかったかな?)
「さて、エイミーの卒業も終わったが、仕事はこれからだな。」
「はい、ラナ・ウィル・バビントンの教育ですが、総監局と教育内容は確認してあります。
立ち振る舞いや食事の際の姿勢等のまずは外側から教えようと思います。
内面の方はパットがするのですよね?」
エイミーが言う。
「まぁ、婚約者だしな。
そのぐらい甘やかしても良いだろうが・・・知識面は外側の後という事だな?」
「私としては外側より、まずは知識面をと思いましたが。
・・・パットの婚約者として横に立たせたいそうですね。」
「うむ、何かあった際にエイミーやアンもスミスと一緒に居たいだろう?
パットの方が準備できなければ、アンとエイミーがスミスの横に立たせられないからな。
まずは婚約者同士が一緒に過ごせるようにしてやらないといけないだろう。」
アズパール王が言う。
「・・・はぁ、お爺さまの事です。
変な事を考えているでしょう。」
エイミーが呆れながら言う。
「うむ、色々としているよ。
パットやエイミーの婚約の発表はしたが、貴族会議や各局長との食事会をしようと思っている。
本当ならエイミーとアン、スミスでやっても良いんだが・・・パットと、その婚約者の方を立てないとな。」
「それは当たり前ですね。
となると、タケオさん達が来る時点では、各貴族会議や局長達との会食はないと?」
「ない。
タケオの戦績や功績はあるが、我ら王都側でする事ではないし、そもそも慣例の戦争の総指揮はゴドウィンだ。
主役はゴドウィンでなくてはな。
脇のタケオのみをする訳にもいかないだろう。」
アズパール王が言う。
「確かに。
では、タケオさんは個人での主催の食事会程度ですか?」
「まぁ、そうなるな。
表立っての食事会はない。」
「わかりました。
で、少なくとも第3皇子一家とキタミザト家での食事はありますよね?」
「まぁ、王城内で過ごして貰うしな。
エリカも居るし、我もアンも居る。
夕食は皆で普通に取ると思うが?」
「私とスミスも同席します。」
エイミーが言う。
「そうか。
用意をさせよう。」
「パットは同席を?」
「ふむ・・・アン、どう思う?」
「さて、パット兄上はタケオさんに苦手意識があって、今まで会っていないと聞いています。
克服させるのですか?
強制でないなら来ないと思いますけど。」
アンが言う。
「アン、苦手意識って・・・誰に聞いたの?」
エイミーが聞く。
「メイド達や執事達や兵士達ですが?」
「皆じゃない。」
アンの言葉にエイミーが驚く。
「はぁ・・・自発的にタケオの下に行けば良いと思っている段階だ。」
アズパール王が言う。
「いつまでも引きずられても困ると思うのですが。」
「・・・かといって、強制的に会わせても悪い方に行きかねないしなぁ。」
「まぁ、パット兄上が克服する気になった時で良いのでは?
それか、まずは貴族会議や局長達との会食を多くして、自信を持たせてから会わせるしかないと思います。」
アンが言う。
「我もそう思うな。」
アズパール王が言う。
「当分、先の話になるというのはわかりました。」
エイミーが頷く。
「うむ、まぁ、パットは見守ってくれ。」
アズパール王が言う。
「はぁ・・・まぁ、お爺さまの予定があるのでしょうから私とアンは見守ります。
で、タケオさんがこっちに向かっているとスミスからも聞いていますし、何も連絡がないので予定通り進んでいると考えて良いのですよね?」
エイミーがアズパール王に聞く。
「あぁ、今日は3月15日、タケオが到着するのは3月19日で変わっていない。
3月12日に出立しているだろうから・・・今日は野宿前の村だろうな。」
「幼児を連れての野宿ですか・・・第3皇子一家の異動もするでしょうが、第3皇子一家は生まれて半年ですよね。」
「アリスの方は1か月そこそこだな。
まぁ、アリスの精霊のコノハ殿とタケオの精霊のパナ殿が居るからな。
サポートは万全だろう。」
「そして護衛にドラゴンのリーザ殿も付いていると。
不安は少ないですか。」
「あぁ、そうだな。
今回は子供達が来てくれる。
タケオとアリスの子というだけで、将来有望と思ってしまうがな。」
アズパール王が言う。
「そうですね。
双子ですが、魔眼を持っている可能性が高いそうですね。」
エイミーが言う。
「うん?そこは聞いていないぞ?
スミス?」
アズパール王がスミスを見る。
「・・・前に来た手紙にそう書かれていました。
あれ?報告しましたよね?」
スミスが焦る様子を見せず、不思議そうに首を傾げる。
「え・・いや・・・あれ?・・・したか?・・・いや、されていないと思うんだが。」
アズパール王が少し狼狽しながら考えている。
「陛下、なら、僕がしていなかったのです。
報告が遅れ、申し訳ありません。」
スミスが深々と頭を下げる。
「あ、いや、我もその辺の確認をしなかったのは悪かった。
そうか・・・魔眼かぁ。
ま、魔眼かぁ・・・」
アズパール王が考えながら頷くのだった。
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