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第3834話 武雄達は移動中です。(問題なく移動できています。)

武雄達の王都移動中の一行はというと。

馬車の後ろにベイノンとアーリスの2名、馬車の御者台にオールストン、馬車の前に武雄とマイヤーとブレア、魔王国兵士3名が移動をしていた。


「ふむ、この場の簡易説明を聞くと大隊編成はより細かく小隊を動かす方法と認識しますね。

 私や所長、侯爵様等の所属長が大きく目標を示し、大隊長が大まかな行動を考え、中隊長が具体的な方法を考え、小隊長が実行するという感じですかね。」

マイヤーが言う。

「まぁ、間違ってはいません。

 私達、魔王国の王軍では、大隊長の上に指揮官、その上に陛下が居ます。

 なので、大隊長、中隊長、小隊長、班長の役割は、ある程度変わるでしょう。」

魔王国の兵士が言う。

「ふむ、そこは国や領主によって違うでしょうね。

 まぁ、それが特色なんでしょうけども、大きくは変わらないでしょうね。

 我が国も大隊が数個持てるようになれれば、今の魔王国のような方法を取り始めるのでしょうけど。

 今は、まだエルヴィス家のみでの大隊編成ですから。

 当分、考えなくて良い事でしょう。」

武雄が言う。

「まぁ、そうですね。

 それを学ぶのが今日からの講習ですからね。」

マイヤーが頷く。

「上手く行くと思います。

 今言ったような大隊編成の利点や各隊長の考え方や仕事内容を教える予定と聞いています。」

魔王国の兵士が言う。

「あれですね。

 うちの試験小隊長の報告書を戻ったら吟味しましょう。」

武雄が言う。

「そうですね。

 ・・・ちなみに、魔王国に報告をするのですか?」

マイヤーが武雄に聞く。

「うーん・・・ダニエラさんは聞いてきますかね?」

「どうでしょうか・・・聞かれたら報告書を見るで良いのではないでしょうか。

 特段、秘密にするような事でもありませんし。」

マイヤーが言う。

「講習された側の報告を講習した側の、それも上司が見て良いのでしょうかね?」

武雄が首を傾げる。

「うーん・・・教える内容の把握はしているでしょうが、受け取った側の内容理解度を知るというのは、怖いかもしれませんね。

 ですが、もし、受け取る側の理解が低ければ、次回があるのであれば改善されるでしょう。

 講習の質を高めるには良い事でしょう。」

マイヤーが言う。

「・・・・・・アンダーセンさんや参加した試験小隊員の報告書を見て、ダニエラさんに教えられるか検討します。」

武雄が言う。

「あの・・・今回の貴国の王都守備隊への国家間技術研修なのですが、報告書をキタミザト様にも出しますか?

 一度、確認いただいた方が、良いかもしれません。」

魔王国の兵士が聞いてくるのだった。



一方、アリス達、特殊コンテナ搭載馬車組はというと。

アリスとジーナが並んで座り、対面にエリカとカーティアが並んで座っている。

初雪はスライムになり、皆の邪魔にならない所で動かずに居る。


「「温かいぃ~♪」」

アリスとエリカが満足顔で炬燵を堪能していた。

「・・・カーティア、大丈夫ですか?

 こういった馬車の移動では気持ち悪くなる事があります。

 無理をするような物ではありませんので、気持ち悪いのなら言ってください。」

「はい、ジーナ様、お気遣いありがとうございます。

 ですが、先ほど、アナスタシア様とクリスティーナ様のおむつを交換しても何ともなかったので大丈夫です。」

カーティアがジーナに言う。

「うん、それはジーナちゃんもですからね?」

アリスがジーナに言う。

「アリス様、私は平気です。

 カーティアが慣れてないだろうと心配しております。」

ジーナが言う。

「アリスさん、2人とも平気そうですね。」

エリカが言う。

「そのようですが、まぁ、今日1日は様子見でしょう。

 エリカさんは大丈夫ですか?」

「はは、実家では、この馬車よりもっと揺れている馬車に乗っていましたので大丈夫です。

 というより、この馬車は揺れが少ないですね。」

エリカがアリスに言う。

「タケオ様がローチ工房に依頼して作った棒ベアリングと板バネが使われているので、乗り心地が改善されましたね。

 タケオ様は『まだまだだぁ』と言っていましたが。

 今すぐではないにしても、この揺れは改善されていく予定です。」

アリスが言う。

「もっと揺れない馬車が出るというのは信じがたいですが、タケオさんなら出来てしまうだろうなと思ってしまいますね。」

エリカが言う。

「そうですね。

 タケオ様なら、行く前に依頼しておいて、戻ったら出来ているというのを実行してもおかしくはないですね。」

アリスが苦笑する。

「ええ、していそうです。

 そして、それに答えてしまう協力工房が居ますから、いつかは出来るでしょうね。」

エリカも苦笑するのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
高脚型の炬燵 ですよね?  そして、リーザ は、双子のそばで寝ていると。  プラス、精霊が4名、見守っている。 そして、馬車の足には、板バネ + 棒ベアリング なのですね  これこそ、動く機密 なの…
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