第3833話 各々の予定も順次していきます。(主が居ぬ間に勉強をしましょう。)
エルヴィス侯爵邸の玄関。
エルヴィス爺さんやエルヴィス家の執事とメイド達、研究所の残留組と子供メイド達が見送りに来ている。
「コンテナ搭載馬車の施錠が終わりました。
準備完了です。」
ブレアがマイヤーに報告する。
「所長、出立準備完了しました。」
マイヤーが武雄に言う。
「うん、わかりました。
では、騎乗しましょう。
エルヴィスさん、行ってきます。」
武雄がエルヴィス爺さんに言う。
「うむ、第3皇子一家領で会おうの。
何かあればビエラ殿が動いてくれるじゃろう。」
エルヴィス爺さんが頷く。
「総員騎乗!」
マイヤーが号令をかけると皆が騎乗(御者台に乗る)していく。
「・・・忘れ物はないかな?
では、王城に向かいましょう。
出立。」
「出立!」
マイヤーが号令をかけると武雄達が動き出す。
「総員、敬礼!」
アンダーセンの号令で研究所の面々が敬礼し、ヴィクター達文官達は深々と礼をするのだった。
「うむ、行ったの。
ヴィクター、留守をしっかりの。」
エルヴィス爺さんがヴィクターに近寄り言う。
「はい、留守はお任せください。
フレデリック様と話し合いながら進めます。」
「うむ、まぁ、研究所としては研究室長と試験小隊の隊長の双方が残っておれば、遅れなく動けるじゃろうの。
子供メイドらの面倒はわしの方でも見るが、何かするのならフレデリックと相談しながら進めてくれるかの?」
「はい、畏まりました。
事前にフレデリック様には計画の相談をしておりましたので、実施したいと考えます。
では、この場に残っている者達と打合せをして仕事を始めようと思います。
失礼します。」
ヴィクターが頷き、残留組と話し合う為に移動する。
「主、今日からの大隊研修ですが、昼からの予定になっています。
予定では参加でしたね?」
フレデリックがエルヴィス爺さんに聞く。
「うむ、最初は居ないといけないじゃろう。
それに研修は3か月程度じゃが、仕事をしている面々への教育じゃからの。3回に分けて同じ教育をして貰わないといけないからの。
・・・実質1か月での大隊研修じゃが、上手く行ってくれれば良いが。」
「初めての事ですからね。
まずは、魔王国のやり方を学んでから自分達に即した部隊編成をしなくてはなりません。
色々と試してみて、ダメなら替えてと、いつものやり方ですね。」
「確かにの。
昼に軍務局庁舎の会議室じゃったかの?」
「はい、講師の方々にもそのように伝えておりますし、同行者にも伝えてあります。
あと、ヴィクターにも伝えていて、研究所の試験小隊の面々が参加します。」
「そうじゃったの。
まぁ、大隊構想自体はタケオも考えておるようじゃからの。
試験小隊の面々は魔王国の運営方法等がタケオの知識との違いがないかの確認の意味もあるじゃろう。
さて・・・今後の兵士増加計画もあるしの。
やる事が多くて嫌になりそうじゃ。」
「そうですね。
ですが、各町に兵士の常駐をさせるのですから今の忙しさは当然です。」
フレデリックが言う。
「そうなのじゃが、はぁ・・・」
「それと人事案の何度目かの素案が来ました。
こちらも目を通して貰わないといけないですね。」
「・・・軍務関係でこれで、他にも読まないといけない事柄があるのぉ。」
エルヴィス爺さんが疲れた顔をさせながら言うのだった。
一方のヴィクター達はというと。
「試験小隊の面々は事前からの予定通りに、大隊構想の研修参加をしますね。
本日からなので、よろしくお願いします。」
「「はい。」」
アンダーセンとトレーシーが頷く。
「ルフィナ、セレーネ、ルアーナ、ヤリスはご一家が出張に出たので、その間に商売と事務処理についての座学と実習の教育をしていきます。
アスセナが講師です。
場所は研究所3階の会議室での座学になります。」
「「「「はい。」」」」
ルフィナ達が返事をする。
「異動して来る方々の日程は伺っておりますし、狭霧殿の方でも監視に動いて貰いますので、近づいてくればわかります。
雨等の影響で出迎え日が変更になるかもしれませんが、その都度対処してください。
それと準備は漏れがないようにお願いします。」
「「はい。」」
アーキンとブルックが頷く。
「主達が居ない間に知識面の強化を始めましょう。」
ヴィクターが言うのだった。
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