第3825話 研究所に戻って雑談しましょう。(銭湯の試験が始まるかも。)
研究所の3階 所長室。
武雄とマイヤー、ヴィクターが打合せをしていた。
「わかりました。
皆様に通達しておきます。
買い替え費用は折半とします。」
ヴィクターがキタミザト家および研究所職員用の装備の中にナイフの承認をする。
「早くも装備更新ですか。」
マイヤーが言う。
「だって、今よりも良い物をというので。
それにナイフとかの装備品は皆、同じ物をというのが当然だと思います。
そっちの方が使い勝手が同じで違和感少なく使えるでしょう?
流石に主兵装は個人の自由ですが。」
武雄が言う。
「ふむ、主兵装と言えば、ケード達は小太刀を買っていましたよ。
この間の慣例の戦争で思う所があったようです。」
「そういえば、ジーナが指導員免許をもっているとかで、『習うにはどうすれば?』という話がきておりましたか。
戻って来てから実施に向け、動きます。」
マイヤーとヴィクターが言う。
「まぁ、やる気がある内にやらせるべきですが、中途半端に教えても意味がないでしょうからね。
教わるなら、ある程度の期間を確保して、しっかりと身に付けないといけないでしょう。
ジーナが戻ってから、その辺の教授はすれば良いでしょう。」
武雄が言う。
「主、王城に持って行く物は入れ終わったのですか?」
「今回は特に持って行く物はないのですけどね。
ステンレス鋼の板も何も製品化していませんし、あ、ダンボールはどうなったかな?
王城の専売局に聞きに行かないと。
あ、シュレッダーもサテラ製作所に頼んでいたけど、まだ試作品が来ていないか。」
武雄が考えながら言う。
「所長、今回は王城で聞き取り調査ですかね?」
マイヤーが聞いてくる。
「ええ、研究室の盾の方は強化盾は最終段階、分割式盾は修正中ですしね。
鈴音の方は、まぁ、大丈夫か。
ノットさんの方は建物の方で試験を開始するかもしれませんね。
ヴィクター、実地試験の段階で必要になれば、エルヴィス家から紹介された湯屋を買ってください。
キタミザト家の銭湯部署として、銭湯の運営をして貰う事になるでしょう。
福利厚生の部署なので、薄利で構いませんが、もしかしたら要望が高ければ、街中である程度の店舗数を運営するかもしれません。
ですが、まずは1軒目が大事ですし、試験の場なので失敗も大いに結構です。
ノットさんには考え抜いて貰います。」
武雄が言う。
「わかりました。
研究室からの要望があり次第、エルヴィス家に依頼し、銭湯の試験店舗を確保します。
確か、有力候補は庁舎街の一角でしたか?」
ヴィクターが聞いてくる。
「ええ、まずは街の皆さんという訳ではなく、エルヴィス家の文官方を狙いますし、研究所の面々が使えればと考えています。
仕事終わりに銭湯は良いでしょうね。
ノットさんに早く作ってと圧力でもかけますかね?」
武雄が考えながら言う。
「いえ、所長が圧力をかければ、シャレにならないでしょう。
黙って見守っていた方が良いかと思います。」
マイヤーが言う。
「そのとおりかと。
ノット様には私の方から言いますので、主は何も言わずに待っていてください。」
ヴィクターも言う。
「・・・まぁ、ヴィクターがそういうなら任せます。
それと銭湯内で提供する料理や飲み物も検討事項としてください。
アスセナさんとマリスさんで商品の選定をしてください。
湯上りに飲みたい物と食べたい物を考えれば良いですが、安くて店員が1人でも対応出来る内容とします。」
武雄が言う。
「わかりました。
アスセナとマリスに検討を始めるように言います。
他に検討する事はありますか?」
ヴィクターが聞いてくる。
「運営に関わる事でしょうかね?
貸しタオルの選定と洗濯業者の選定、衣服を入れるロッカーの選定、湯船のサイズの確定、体を洗う石鹸の選定、銭湯を利用する費用の検討・・・・結構、想定しないといけない事が多いでしょう。
なので、1つずつして行けばと思います。」
武雄が言う。
「風呂に毎日浸かれる日々が訪れるとは思いもしていませんでした。」
マイヤーが言う。
「やっぱり、特定の方々以外は難しいですか。」
武雄が言う。
「はい、大量に水と薪を使いますからね。
一般では、湯浴みが精々です。
なので、銭湯はある程度高くても入る人が多いと思います。
とはいえ、湯船に入る前に体と頭をしっかりと洗うというルールの徹底が必要でしょう。」
「マイヤー様、監視員を置くという事ですか?」
ヴィクターがマイヤーに聞く。
「そこまでとは言いませんが、ルールが守られなければ、湯船が汚れていきます。
頻繁に湯を張っている所を洗えないでしょうから、皆で汚れないようにしないといけないでしょう。
綺麗に保つ為には必要な事です。」
マイヤーが言うのだった。
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